2021年6月27日 (仮訳)ガリシア州の菌類相における4種の興味深い種の記載 Marcote, JMC. & Lago, JMC. 2018. Descripción de cuatro especies interesantes para la micoflora de Galicia. Micolucus. Available at: http://www.smlucus.org/revista/MICOLUCUS_5__2018-30.pdf [Accessed June 27, 2021] 【R3-08543】2021/6/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、ガリシア州からHelvella corium、Paxillus cuprinus、Sarcodon amygdaliolens、およびVolvariella dunensisの4種を記録した。 H. coriumは路傍のBetula celtiberica樹下に群生しており、P. cuprinusはカバノキ属およびハシバミ属の樹下に生じていた。 S. amygdaliolensは海岸のマツ林、V. dunensisは砂丘に生息していた。 (その他掲載種) Helvella corium (O. Weberbauer) Massee クロワンガタノボリリュウ 【よく似た種との区別】 Helvella alpina 高山帯に分布する 形態的に類似している(かつて同種とされてきた) 本種と異なり亜高山および高山に限って分布するのではなく海面から高山帯まで分布する 本種と異なり子嚢盤の直径と柄の長さの比が1:1ではなく1:3である 本種より柄が長い 本種と異なり外被層の毛が房状をなして角錐状の疣状をなすのではなく一様に分布する (その他掲載種) Paxillus cuprinus Jargeat, P; Gryta, H; Chaumeton, J.P; Vizzini,A. 【よく似た種との区別】 Paxillus involutus(ヒダハタケ) 同じPaxillus involutus複合種に含まれる 本種と異なり温帯域の開けた場所に限って生息するという特徴を欠く 本種と異なり子実体が老成すると赤銅色を帯びるという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子頂部がしばしば一貫して狭窄するのではなく、狭窄することはあるが稀で一貫しない (その他掲載種) Sarcodon amygdaliolens L. Rubio Casas, L. Rubio Roldán & S. Català 【よく似た種との区別】 Sarcodon fennicus マツ属の樹下に生じる 本種と異なり海岸ではなく山地に分布する 本種ほど子実体の味が極めて苦いわけではない 本種と異なり子実体に苦扁桃臭を欠く 本種より担子胞子のサイズが大きい Sarcodon glaucopus 傘表面に鱗片を欠く 柄基部が青緑色 本種と異なり肉が苦くない 本種と異なり子実体に苦扁桃臭ではなく菌臭を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Volvariella dunensis (Vila, Àngel & Llimona) Justo & M.L. Castro 【よく似た種との区別】 Volvariella volvacea 本種と異なり春または夏に発生する 本種と異なり砂丘に生息するという特徴を欠く 本種と異なりおが屑、葉、堆肥などの有機残渣に生じる 本種よりつぼの幅が広い 本種と異なり側シスチジアが主に棍棒形、倒卵状、または狭小嚢形ではなく紡錘形 本種と異なり縁シスチジアが主に棍棒形、倒卵状、または狭小嚢形ではなく瓶形、棍棒形、または小嚢形で頂部が微突状に伸長するか屈曲状の突起を有する 本種と異なり柄シスチジアの隔壁数が0ではなく1-2 Volvariella arenaria 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい Volvariella psammophila 本種より子実体のサイズが小さい 本種より担子胞子のサイズが小さい