2021年9月3日 (仮訳)台湾新産のTylopilus属4種 Chen, C-M. et al., 2004. Four Tylopilus Species (Boletaceae) New to Taiwan. Taiwania. Available at: https://taiwania.ntu.edu.tw/pdf/tai.2004.49.109.pdf [Accessed September 3, 2021] 【R3-08747】2021/9/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 台湾新産種としてTylopilus albofarinaceus、T. gracilis、T. neofelleus、およびT. vinosobrunneusの4種を報告した。 前3種は嘉義県の広葉樹林に発生し、後1種は台中市においてツガ属の樹下に発生していた。 本報告により、台湾産の本属既知種は12種に増加した。 (台湾新産種) Tylopilus albofarinaceus (W.F. Chiu) F.L. Tai 【よく似た種との区別】 Tylopilus javanicus 傘表面が無毛 本種と異なり柄が下方にかけて膨らむのではなく上下同大 本種と異なり傘肉が酸っぱいのではなくまろやかな甘味がある (台湾新産種) Tylopilus gracilis (Peck) Hennings 【よく似た種との区別】 Austroboletus gracilis(クリカワヤシャイグチ) 形態的に類似している(容易に混同されうる) 柄が細長い 本種より担子胞子が顕著に短い 本種と担子胞子の装飾が異なる 本種と異なり側シスチジアが狭紡錘状~便腹形で徐々に頸部が細まるのではなく棍棒形 (台湾新産種) Tylopilus neofelleus Hongo ニガイグチモドキ 【よく似た種との区別】 Tylopilus felleus(ニガイグチ) 本種と異なり傘が帯黄褐色でオリーブ灰色を帯びる 本種と異なり柄が帯黄色 本種と異なり柄表面に顕著な網目模様をあらわす 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より側シスチジアが短い Tylopilus plumbeoviolaceus(ムラサキニガイグチ) 本種と異なり子実体がオリーブ褐色~淡褐色 本種より担子胞子が顕著に短い Tylopilus vinosobrunneus(ブドウニガイグチ) 台湾に分布する 本種より側シスチジアの幅がずっと狭い 本種と異なり側シスチジアが狭類紡錘形ではなく便腹形 本種と異なり傘上表皮が顕著に直立した柵状の毛状被ではなく下の層に並行である (台湾新産種) Tylopilus vinosobrunneus Hongo ブドウニガイグチ 【よく似た種との区別】 Tylopilus neofelleus(ニガイグチモドキ) 台湾に分布する 本種より側シスチジアの幅がずっと狭い 本種と異なり側シスチジアが便腹形ではなく狭類紡錘形 本種と異なり傘上表皮が下の層に並行ではなく顕著に直立した柵状の毛状被である