2019年12月23日 (仮訳)パキスタン産の新種、Geopora ahmadii Saba, M. et al., 2019. Geopora ahmadii sp. nov. from Pakistan. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2019/00000134/00000002/art00021 [Accessed December 23, 2019] 【R3-06887】2019/12/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州で採集された菌を検討し、Geopora ahmadiiとして新種記載した。 本種は子嚢盤が皿形~杯状で部分的に埋生し、子実層面が類白色~帯灰色、子嚢胞子にほとんどの場合1油滴を含むことなどで特徴づけられた。 以前にアザド・カシミールで採集され、G. arenosaと同定されていた標本もおそらく本新種であると考えられた。 Pakistan, Punjab, Lahore, University of the Punjab, Department of Botany, Botanical Garden (新種) Geopora ahmadii Saba, T. Ashraf, Khalid & Pfister 語源…パキスタンの菌学者、Sultan Ahmad博士に献名 【よく似た種との区別】 Geopora tenuis 子嚢盤が部分的に埋生する 本種と異なりパキスタンではなくエストニア、フィンランドなどに分布する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIXではなくIVに含まれる) Geopora cervina 子嚢盤が部分的に埋生する 本種と異なりパキスタンではなくエストニア、フィンランドなどに分布する 本種と子嚢胞子のサイズの範囲が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIXではなくIVに含まれる) Geopora arenosa 形態的に類似している(本種と同定されたことがある) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIXに含まれる) 本種より子嚢胞子が長い 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形ではなく楕円形~紡錘状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Geopora sepulta 子実層面の色が類似している 本種と異なりパキスタンではなくエストニアなどに分布する 本種と異なり子嚢盤が部分的ではなく完全に土壌に埋まる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIXではなくVIIに含まれる) Geopora arenicola 本種と異なりパキスタンではなくエストニアなどに分布する 本種と異なり子嚢盤が部分的ではなく完全に土壌に埋まる