2020年2月20日 (仮訳)中国産の新種、Haematomma pluriseptatum Miao, C-C. et al., 2019. Haematomma pluriseptatum sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2020/00000134/00000004/art00008 [Accessed February 20, 2020] 【R3-07064】2020/2/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Haematomma pluriseptatumとして新種記載した。 本種は子嚢胞子が大型で(19–)20–26(–27)個の隔壁を有し、地衣成分としてアトラノリン、”russulone”、およびプソイドプラコジオール酸を含むことなどで特徴づけられた。 中国産ザクロゴケ属地衣の検索表を掲載した。 中国雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ市天宝山 (新種) Haematomma pluriseptatum R. Tang 語源…多隔壁の(子嚢胞子の隔壁数から) 【よく似た種との区別】 Haematomma rufidulum 中国に分布する 樹皮生地衣である 子実上層がK+赤色 地衣成分として”russulone”を含む 本種と異なり粉芽を有する 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子が長紡錘形 本種より子嚢胞子の隔壁数が少ない 本種と異なり地衣成分としてプラコジオール酸を含む 本種と異なり地衣成分としてプソイドプラコジオール酸を含まない Haematomma puniceum subsp. pacificum(ザクロゴケ) 中国に分布する 樹皮生地衣である 子実上層がK+赤色 地衣成分として”russulone”を含む 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(19–)20–26(–27)ではなく8-16 本種と異なり地衣成分としてプソイドプラコジオール酸を含まない Haematomma dolichosporum 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子嚢内部で子嚢胞子がねじれて配列する 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(19–)20–26(–27)ではなく7–9(–11) 本種と異なり地衣成分としてプラコジオール酸を含む