(仮訳)土壌およびリンゴ園の樹皮から分離された担子菌酵母の新種、Kwoniella shandongensis
Chen, R. et al., 2012. Kwoniella shandongensis sp. nov., a basidiomycetous yeast isolated from soil and bark from an apple orchard. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.039172-0 [Accessed July 3, 2020] 【R3-07467】2020/7/3投稿

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3行まとめ

中国山東省において土壌およびリンゴ園で採集された樹皮から分離された酵母の一種を検討し、Kwoniella shandongensisとして新種記載した。
本種は射出分生子、偽菌糸、有性生殖構造をいずれも形成せず、最大生長温度は35°Cであった。
本種は近縁種とは炭素源や窒素源の資化能、35°Cで生育可能かどうかなどが異なっていた。
中国山東省泰安市

(新種)

Kwoniella shandongensis R. Chen, Y.M. Jiang & S.C. Wei
語源…山東産の
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【よく似た種との区別】
Kwoniella heveanensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりL-ソルボース、エリトリトール、リビトール、DL-乳酸、コハク酸、クエン酸、L-リシンを資化可能
本種と異なり35°Cで生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Cryptococcus cuniculi
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりL-ソルボース、メリビオース、グリセロール、コハク酸、L-リシンを資化可能
本種と異なりラフィノース、イヌリン、メチルα-D-グルコシドを資化不能
本種と異なり35°Cで生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される