(仮訳)ブラジル南西部の熱帯雨林に産した新種、Leucocoprinus fluminensis
De Albuquerque, MP. & Victoria, FC., 2012. Leucocoprinus fluminensis (Agaricaceae, Basidiomycota), a new species from southwest Brazilian Rain Forest. Neotropical Biology and Conservation. Available at: http://revistas.unisinos.br/index.php/neotropical/article/view/nbc.2012.73.02 [Accessed January 10, 2017].
【R3-03646】2017/01/10投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオデジャネイロ州の大西洋岸森林において採集された菌を検討し、Leucocoprinus fluminensisとして新種記載した。
本種は傘の中央部が帯赤褐色で、担子胞子が弱いデキストリノイドであることなどで特徴づけられた。
本種はL. castroiに形態的に類似していたが、傘中央部の色や縁シスチジアの量および形状などが異なっていた。
Brazil, Rio de Janeiro, Nova Iguaçú, Rebio Tinguá, Estrada do Itacolomi

(新種)

Leucocoprinus fluminensis Albuquerque & Victoria
語源…フルミネンセ(リオデジャネイロ州出身)の
※2017年1月10日現在、本種はMycoBank/Species fungorumに登録されていない。

【よく似た種との区別】
Leucocoprinis castroi
傘表面に長い条線を有する
担子胞子が楕円状球形
子実層の構造が類似している
傘表皮が長い円筒形の菌糸と短いパズル状の菌糸からなる
本種と異なりブラジルではなくスペインなどに分布する
本種と異なり傘中央部が帯赤褐色ではなく黄色~黄褐色
本種と異なり担子胞子が弱いデキストリノイドではなくデキストリノイド
本種と異なり縁シスチジアが豊富ではなく稀
本種と異なり縁シスチジアが瓶形および有柄球状の2型ではなく紡錘形~瓶形
Leucocoprinis brunneoluteus
ブラジルに分布する
本種と異なり傘実質がパズル状の菌糸からなるという特徴を欠く