2019年12月30日 (仮訳)韓国においてPinus koraiensisから分離されたPeyronellaea属エンドファイト2種の分子特性および形態 Deng, J-X. et al., 2011. Molecular Characterization and Morphology of Two Endophytic Peyronellaea Species from Pinus koraiensis in Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.5941/MYCO.2011.39.4.266 [Accessed December 30, 2019] 【R3-06909】2019/12/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国、大田の山岳地帯においてPinus koraiensisのエンドファイトの多様性調査を実施し、2種のエンドファイトを分離した。 形態および分子系統解析の結果に基づき、両種をそれぞれPeyronellaea calorpreferensおよびP. glomerataと同定した。 前者は食品、土壌、室内環境など、後者は土壌、様々な植物、動物、無機物、食品などから知られていたが、P. koraiensisからのエンドファイトとしては初記録となった。 (韓国新産種) Peyronellaea calorpreferens (Boerema, Gruyter & Noordel.) Aveskamp, Gruyter & Verkley 【よく似た種との区別】 Peyronellaea pomorum 形態的に類似している(かつてこの種の変種と考えられていた) 本種より分生子のサイズが比較的小さい 本種と異なり30°Cで非常に良好に生育するという特徴を欠く ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (韓国新産種) Peyronellaea glomerata (Corda) Goid. ex Togliani 【よく似た種との区別】 Peyronellaea subglomerata 形態的に類似している(繰り返し混同されてきた) ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子殻の形態に変異が大きい 本種より分生子のサイズが比較的小さい 本種と異なり分生子に隔壁を欠く 本種と異なり単細胞の厚壁胞子を形成しない ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Peyronellaea aurea ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と厚壁胞子の形成が異なる ITS+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される