2015年12月28日 (仮訳)Muscodor ghoomensisおよびMuscodor indica:形態形質、分子、および揮発性有機化合物の解析に基づくインド北東部産のエンドファイトの新種 Meshram, V. & Gupta, M. & Saxena, S. 2015. Muscodor ghoomensis and Muscodor indica: new endophytic species based on morphological features and molecular and volatile organic analysis from Northeast India, Sydowia, Available at: http://www.sydowia.at/syd67/T13-Meshram.htm [Accessed December 28, 2015]. 【R3-02510】2015/12/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、西ベンガル州においてクスノキの組織からエンドファイトとして分離された2種を検討し、Muscodor ghoomensisおよびM. indicaとして新種記載した。 これらの種はコロニーが淡黄色で生殖構造を形成せず、独特の果実臭を発することなどで特徴づけられ、菌糸のコイルの有無などで区別された。 2新種はそれぞれ16種、21種の揮発性有機化合物を産生し、マイコフミゲーションへの応用が期待された。 India, West Bengal, Darjeeling, Ghoom monastery (新種) Muscodor ghoomensis Meshram, Mahiti G., Saxena S. 語源…ゴーアム(・モナステリー)産の 【よく似た種との区別】 Muscodor indica 同所的に分布する(インド、西ベンガル州) 同じCinnamomum camphoraを宿主とする 宿主組織からエンドファイトとして分離される コロニーが淡色 生殖構造を欠く 厚いロープ状の菌糸体を形成する 直線状の不稔菌糸を有する 果実臭を発する 菌糸体が色素を産生しない 4-オクタデシルモフォリンなどの揮発性有機化合物を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなす 本種と異なり菌糸が膨大して不稔の分生子柄を形成するという特徴を欠く 本種と産生する揮発性有機化合物の種類および数が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor albus 直線状の菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor fengyangensis 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくサブクレードIIに含まれる) Muscodor vitigenus 直線状の菌糸を有する 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) Muscodor musae 本種と異なりインドではなく東南アジアなどに分布する 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く Muscodor oryzae ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなす 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor suthepensis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なりインドではなく東南アジアなどに分布する 本種と異なり”nondescript extracellular bodies”を欠く 本種と異なり菌糸体が色素を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor yucatanesis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなす ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) Muscodor cinnamomi 直線状の菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなす ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor roseus ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸体が色素を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor crispans ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなす 本種と異なり菌糸体が色素を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor sutura 本種と異なり菌糸体が綾目状の模様をなす 本種と異なり菌糸体が色素を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) India, West Bengal, Darjeeling, Ghoom monastery (新種) Muscodor indica Meshram, Mahiti G., Saxena S. 語源…インドの 【よく似た種との区別】 Muscodor ghoomensis 同所的に分布する(インド、西ベンガル州) 同じCinnamomum camphoraを宿主とする 宿主組織からエンドファイトとして分離される コロニーが淡色 生殖構造を欠く 厚いロープ状の菌糸体を形成する 直線状の不稔菌糸を有する 果実臭を発する 菌糸体が色素を産生しない 4-オクタデシルモフォリンなどの揮発性有機化合物を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイルをなさない 本種と異なり菌糸が膨大して不稔の分生子柄を形成する 本種と産生する揮発性有機化合物の種類および数が異なる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor cinnamomi 直線状の菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なりカリフラワー状の”nondescript extracellular bodies”を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor sutura 本種と異なりカリフラワー状の”nondescript extracellular bodies”を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) Muscodor crispans ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なりカリフラワー状の”nondescript extracellular bodies”を有する 本種と異なり菌糸体が色素を産生する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor equiseti 本種と異なり膨大した菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) Muscodor yucanteanensis 本種と異なり膨大した菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる) Muscodor albus 直線状の菌糸を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じサブクレードIに含まれる) 本種と異なり菌糸がコイル状とならない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Muscodor vitigenus 直線状の菌糸を有する 本種と異なり菌糸がコイル状とならない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIのサブクレードIではなくクレードIIに含まれる)