2019年9月3日 (仮訳)インド産の新規および特筆すべきチャヒラタケ型ハラタケ類 Kumar, AM., Vrinda, KB. & Pradeep, CK. 2018. New and Noteworthy Crepidotoid Agarics from India. Cryptogamie, Mycologie. Available at: https://bioone.org/journals/cryptogamie-mycologie/volume-39/issue-3/v39.iss3.2018.287/New-and-Noteworthy-Crepidotoid-Agarics-from-India/10.7872/crym/v39.iss3.2018.287.short [Accessed September 3, 2019] 【R3-06554】2019/9/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ケララ州においてココヤシやパラゴムノキなどに発生した菌を検討し、Crepidotus indicusとして新種記載した。 本種は子実体が小型~大型で傘が白色でのちに帯灰橙色、担子胞子が大型球形で疣状、縁シスチジアが鞭状であることなどで特徴づけられた。 また、Simocybe amaraをアジア新産種として報告した。 India, Kerala State, Thiruvananthapuram District, Palode, Plavara (新種) Crepidotus indicus A.M. Kumar & C.K. Pradeep 語源…インドの 【よく似た種との区別】 Crepidotus tucumanus 形態的に類似している 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが様々な形状をとるという特徴を欠く 本種と異なりシスチジアに隔壁を有するという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が毛状被でない 本種と異なり傘シスチジアが顕著という特徴を欠く Crepidotus aquosus 形態的に類似している 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり縁シスチジアが様々な形状をとるという特徴を欠く 本種と異なりシスチジアに隔壁を有するという特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が毛状被でない 本種と異なり傘シスチジアが顕著という特徴を欠く Crepidotus cuneiformis 本種と異なりインドではなく米国などに分布する 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアのサイズが異なる 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である Crepidotus applanatus(マルミノチャヒラタケ) 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である 本種と傘シスチジアの形状が異なる Crepidotus crocophyllus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である 本種と傘シスチジアの形状が異なる nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Crepidotus ehrendorferi 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である 本種と傘シスチジアの形状が異なる Crepidotus stenocystis 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である 本種と傘シスチジアの形状が異なる Crepidotus decipiens 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と縁シスチジアの形状が異なる 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である 本種と傘シスチジアの形状が異なる Crepidotus contortus 本種と異なり傘が白色でのちに帯灰橙色なのではなく淡オリーブ黄褐色 本種と異なり襞が帯黄灰色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平伏する菌糸からなる Crepidotus sinuosus nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり傘が白色でのちに帯灰橙色なのではなく淡黄褐色 本種と異なり傘表面が粉状~繊維状 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表皮が毛状被ではなく平行菌糸被である nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (アジア、インド新産種) Simocybe amara (Murrill) Singer 【よく似た種との区別】 Simocybe rhabarbarina 形態的に類似している nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が広楕円形~楕円形ではなく卵状~楕円形 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される