2017年1月30日 (仮訳)トリスタンダクーニャ島およびゴフ島産の新種の地衣類 Øvstedal, DO. & Gremmen, NJM., 2010. New lichen species from Tristan da Cunha and Gough Island. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: http://www-1.ut.ee/ial5/fce/fce47pdf/fce47_ovstedal.pdf [Accessed January 29, 2017]. 【R3-03706】2017/01/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イギリス領セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャから地衣類の7新種を記載した。 そのうちCaloplaca austroatlantica、Szczawinskia phylicae、Tephromela rimosula、Thelotrema tristanenseをトリスタンダクーニャ島から記載した。 Gyalidea goughensis、Massalongia griseolobulata、Sticta tesselataをゴフ島から記載した。 Tristan da Cunha (新種) Caloplaca austroatlantica Øvstedal 語源…南大西洋の Gough Island, inland of The Admiral (新種) Gyalidea goughensis Øvstedal 語源…ゴフ産の Gough Island, lower slopes of Tafelkop (新種) Massalongia griseolobulata Øvstedal 語源…灰色の裂片の Gough Island, inland of The Admiral (新種) Sticta tesselata Øvstedal 語源…モザイク模様の Tristan da Cunha, above Sandy Point (新種) Szczawinskia phylicae Øvstedal 語源…Phylica属の 【よく似た種との区別】 Szczawinskia tsugae 本種と異なりトリスタンダクーニャではなく北米北東部などに分布する 本種と異なりPhylica arboreaではなくTsuga heterophyllaなどを宿主とする 本種より粉子器のサイズが大きい 本種より粉子器が短い 本種と異なり粉子器の壁に赤色色素を欠く 本種より粉子のサイズが大きい Szczawinskia leucopoda 本種と異なりトリスタンダクーニャではなくノルウェー中央部、ニューファンドランドなどに分布する 本種と異なりPhylica arboreaではなくトウヒ属植物などを宿主とする 本種より粉子器の柄が短い 本種より粉子器の柄が淡色 本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む Szczawinskia foliicola 本種と異なりトリスタンダクーニャではなくパプアニューギニアなどに分布する 本種より粉子のサイズがずっと大きい 本種と異なりC+赤色の未同定化合物を含む Tristan da Cunha, just S of Sandy Point (新種) Tephromela rimosula Øvstedal 語源…亀裂の 【よく似た種との区別】 Tephromela arafurensis 地衣成分としてペルラトリン酸類を含む 本種と異なりトリスタンダクーニャではなくオーストラリア熱帯域などに分布する 本種と異なり子器がレカノラ型 本種と異なり地衣成分としてグロメリフェル酸およびアンジア酸を含む Tristan da Cunha, Sandy Point area, slopes inland of lower plateau (新種) Thelotrema tristanense Øvstedal 語源…トリスタン産の 【よく似た種との区別】 Thelotrema lepadinum(ニセイシガキフジゴケ) 本種と異なりトリスタンダクーニャではなく汎温帯的に分布する 本種と異なり子器が凝集する傾向があるという特徴を欠く 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種より周糸状体が長い