2017年6月24日 (仮訳)ザラミノシメジ属菌の観察:タイプスタディ(その3) Fontenla, R. & Para, R., 2011. Observations on Melanoleuca. Type studies–3. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000115/00000001/art00025 [Accessed June 24, 2017]. 【R3-04146】2017/06/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ザラミノシメジ属のMelanoleuca substrictipesなど6種1変種のタイプ標本を検討した。 M. substrictipesのレクトタイプ標本、M. polioleucaのネオタイプ標本をそれぞれ選定した。 シスチジアの形態からM. lapataiaeに対して新亜属を提唱するべきだとしたが、標本が古くDNA抽出に失敗したので当該措置を見送った。 (その他掲載種) Melanoleuca substrictipes Kühner ※本種のレクトタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Melanoleuca favrei 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子のQ値平均が大きい Melanoleuca substrictipes var. sarcophylla ヨーロッパに分布する 担子胞子のQ値平均が類似している 本種と異なり襞が成熟時黄褐色 Melanoleuca pseudoevenosa ヨーロッパに分布する 本種と異なり襞が成熟時黄褐色 本種より担子胞子のQ値平均が大きい Melanoleuca conspurcata 本種より担子胞子のQ値平均が小さい Melanoleuca tropicalis 本種より担子胞子のQ値平均が大きい Finland, Etelä-Häme (EH/Ta), Tammela, Mustiala (その他掲載種) Melanoleuca alutaceopallens (P. Karst.) Konrad & Maubl. ※本種のネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Tricholoma alutaceopallens var. stercorarium 本種と異なり糞生菌である 本種より傘が暗色 Småland, Femsjö s:n, Femsjö, Hägnen, Grytskedsängen, åker (その他掲載種) Melanoleuca polioleuca (Fr.) Kühner & Maire コザラミノシメジ ※Agaricus melaleucus var. polioleucusのネオタイプ標本を選定した。 【よく似た種との区別】 Melanoleuca polioleuca f. langei 本種より柄が比較的短い Melanoleuca polioleuca f. pusilla 本種と異なり草地に発生する 本種より子実体のサイズが小さい Melanoleuca polioleuca f. confusa 本種と異なり針葉樹の樹下に発生する 本種と異なり柄の肉が淡色 (その他掲載種) Melanoleuca permixta Raithelh. 【よく似た種との区別】 Melanoleuca exscissa(スナジツヤザラミノシメジ) 子実体の色が類似している 顕微鏡的形質が類似している (その他掲載種) Melanoleuca wrightii Raithelh. (その他掲載種) Melanoleuca lapataiae Raithelh. 【よく似た種との区別】 Melanoleuca lapataiae var. ochroleuca 顕微鏡的形態がほぼ同一 本種と傘の色が異なる 本種と柄の基部の色が異なる 本種と傘表皮の構造が異なる (その他掲載種) Melanoleuca lapataiae var. ochroleuca Raithelh. 【よく似た種との区別】 Melanoleuca lapataiae 顕微鏡的形態がほぼ同一 本変種と傘の色が異なる 本変種と柄の基部の色が異なる 本変種と傘表皮の構造が異なる