2024年5月15日 (仮訳)Octospora pulchrispora:Cynodontium polycarponに発生する新種のコケ生息菌 Sochorová Z., Eckstein J., Sochor M. 2024. Octospora pulchrispora (Pezizales) – a new bryophilous species on Cynodontium polycarpon. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM76104.pdf [Accessed May 15, 2024] 【R3-11701】2024/5/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チェコの砂岩地帯においてイヌノハゴケ属のコケに寄生した菌を検討し、Octospora pulchrisporaとして新種記載した。 本種は子嚢盤が小型で帯桃橙色、子嚢胞子表面に特有のシアノフィリックの装飾があることなどで特徴づけられた。 本種の胞子が宿主の根に付着すると細胞に侵入してゴールを形成し、菌糸がそれを覆うように生長し、内部で吸器が分枝した。 Czech Republic, Sloup v Čechách (Česká Lípa District, Liberec Region) (新種) Octospora pulchrispora Sochorová & Eckstein 語源…美しい胞子の(子嚢胞子の表面性状から) 【よく似た種との区別】 Octospora pannosa コケ植物を宿主とする nrLSU+nrSSU+EF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりCynodontium polycarponではなくBrachytheciastrum velutinumを宿主とする 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく広楕円形 本種と異なり子嚢胞子の装飾が主に様々な丈と幅の畝状で不規則な網目状をなす nrLSU+nrSSU+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される