(仮訳)アフリカにおいて広葉樹に傷から感染する菌の新種、Ophiostoma tsotsi
Grobbelaar, JW. et al., 2010. Ophiostoma tsotsi sp. nov., A Wound-infesting Fungus of Hardwood Trees in Africa. Mycopathologia. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11046-009-9267-8 [Accessed September 27, 2014].
【R3-01136】2014/09/27投稿

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3行まとめ

アフリカ産Ophiostoma quercusを検討して当該種と遺伝的に異なる系統があることを示し、O. tsotsiとして新種記載した。
本種とO. quercusの形態形質、培養下での生長、塩基配列などを比較した。
また、両種の交配試験では子嚢殻が形成されても僅かか、あるいは子嚢胞子を含まない不稔の子嚢殻が形成されない例があった。

※本新種はのちに中国でも発見されている (Grobbelaar et al., 2011)(R3-00277)。

South Africa

(新種)

Ophiostoma tsotsi Grobbelaar, Z.W. de Beer & M.J. Wingf.
語源…ソト語で「騙す」(O. quercusと別種だと認識されてこなかったことから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiostoma quercus
しばしば同所的に発生する(南アフリカ)
ユーカリ属、アカシア属などの植物を宿主とする
子嚢殻の形態が類似している
Pesotum属、Sporothrix属シンアナモルフが類似している
培養性状に変異が大きい
35°Cで生育不能
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコナラ属、マツ属、ヤマナラシ属などの植物を宿主とする
本種と異なり子嚢胞子が側方から見るとミカンの瓤嚢の形ではなく顕著な腎臓形
本種よりMEA培地10-25°Cでの生長が速い
本種よりMEA培地30°Cでの生長が遅い
本種との交配試験で子嚢殻を形成しないか形成しても僅かあるいは子嚢胞子を含まない不稔の場合がある
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma novo-ulmi
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりユーカリ属、アカシア属などではなくニレ属植物を宿主とする
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma ulmi
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりユーカリ属、アカシア属などではなくニレ属植物を宿主とする
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiostoma himal-ulmi
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりユーカリ属、アカシア属などではなくニレ属植物を宿主とする
β-チューブリンおよびEF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される