2023年6月3日 (仮訳)スティクティス科における系統関係、分類学的新知見、および新組み合わせ:特にAbsconditella属 Suija, A. & van den Boom, P. 2023. Phylogenetic relationships, taxonomic novelties, and combinations within Stictidaceae (Ostropales, Lecanoromycetes, Ascomycota): focus on Absconditella. Mycological Progress. Available at: Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-023-01889-2 [Accessed June 3, 2023] 【R3-10662】2023/6/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スティクティス科の系統関係を形態形質の調査および複数遺伝子に基づく分子系統解析により再検討した。 Absconditellaが本科において単系統群を形成していないことを示した。 新属Absconditoniaを提唱し、オランダ産の新種A. sublignicolaをこれに含めた。 the Netherlands, Prov. Noord-Brabant, E of Oss, Berghem, N side of Groot Ganzeven (新種) Absconditonia sublignicola van den Boom & Suija 語源…(属名)Absconditella属から/(種小名)Absconditella lignicola類似の 【よく似た種との区別】 Absconditella lignicola オランダに分布する 樹皮の剥がれた材に生じる 地衣体がゲル状 子器が地衣体に沈む 子嚢盤がベージュ色 子嚢盤が壺形 子嚢胞子が楕円形で両端が鈍頭 子嚢胞子の隔壁数が3 本種と異なりスロバキア、エストニアにおける分布が知られている 本種より子器のサイズが大きい 本種より子器盤が通常濃色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり果殻が細胞状ではなく並行な菌糸からなる ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Absconditella amabilis 本種と異なりオランダではなくカナダなどに分布する 本種と異なり子器が地衣体ではなく基質に沈む 本種と異なり子器の周囲に藻類が散在する 本種より子嚢胞子が僅かに長い 本種より子嚢胞子の幅が僅かに狭い (新組み合わせ) Absconditella sychnogonioides (Nitschke) Suija and van den Boom 旧名:Geisleria sychnogonioides Nitschke (新組み合わせ) Absconditonia rubra (van den Boom, M. Brand & Suija) Suija & van den Boom 旧名:Absconditella rubra van den Boom, M. Brand & Suija 【よく似た種との区別】 Absconditella fossarum 子嚢盤に色素を含む 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3-7ではなく3