2019年4月9日 (仮訳)中国北部、山西省産の新種Postia cana Yuan, H-S., Dai, Y-C. & Wei, Y-L. 2010. Postia cana sp. nov. (Basidiomycota, Polyporales) from Shanxi Province, northern China. Nordic Journal of Botany. Available at: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1756-1051.2010.00849.x [Accessed April 9, 2019] 【R3-06113】2019/4/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国山西省においてトウヒ属植物の材や切り株に生じた菌を検討し、Postia canaとして新種記載した。 本種は子実体が重生し、傘上面が新鮮時桃色~淡黄褐色、乾燥すると灰色~暗灰色の長剛毛状になり、担子胞子がソーセージ形薄壁であることなどで特徴づけられた。 また、調査地域からその他に104種の多孔菌を記録した。 中国山西省晋城市沁水県歴山自然保護区 (新種) Postia cana H.S. Yuan & Y.C. Dai 語源…灰色の(傘の色から) 【よく似た種との区別】 Postia tephroleuca(オオオシロイタケ) 本種と異なり傘上面が新鮮時桃色~淡黄褐色でない 本種と異なり傘上面が灰色または暗灰色に退色するという特徴を欠く 本種と異なり傘上面が新鮮時綿毛状、乾燥すると粗い長剛毛状になるのではなく平滑 本種より孔口のサイズが僅かに大きい 本種より担子胞子の幅が僅かに広い 本種より担子胞子のQ値が小さい 本種と異なり肉の菌糸が管状に分枝する Postia persicina 本種と異なり中国ではなく北欧などに分布する 本種と異なり傘上面が新鮮時桃色~淡黄褐色ではなく帯桃橙色 本種と異なり傘上面が新鮮時綿毛状ではなく平滑 本種より担子胞子の幅が顕著に広い