2020年7月20日 (仮訳)ブラジル、アマゾンの「テラ・フィルメ」林に産した新種、Rhodocybe fusipes Silva-Filho, AGS. et al., 2020. Rhodocybe fusipes (Entolomataceae), a new species from Amazonian ‘terra-firme’ forest of Brazil. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/res/user/berger/media/2838.pdf [Accessed July 20, 2020] 【R3-07517】2020/7/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、アマゾナス州の熱帯雨林で採集された菌を検討し、Rhodocybe fusipesとして新種記載した。 本種は子実体がカヤタケ型で傘が帯赤橙色、柄が白色紡錘形で基部が根状になり、担子胞子が球形~短楕円形であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でRufobrunnea節クレードに含まれ、同節他種とは形態的に異なっていた。 Brazil, Amazonas, Manaus, Estação Experimental de Manejo Florestal ZF-2 (新種) Rhodocybe fusipes Silva-Filho, D.L. Komura & Wartchow 語源…紡錘形の柄の 【よく似た種との区別】 Rhodocybe incarnata 南米に分布する 傘が帯赤橙色 傘が凸形~扁平凸形 襞が直生~湾生状直生 襞の間隔がやや密~密 柄が白色または淡い汚橙色 柄が紡錘状 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じRufrobrunnea節クレードに含まれる) 本種と異なりブラジルではなくベネズエラなどに分布する 本種より傘の直径が大きい 本種より担子器が短い 本種と異なり縁シスチジアを有する 本種より傘表皮の末端細胞が短い 本種と異なり柄シスチジアを有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhodocybe asyae ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じRufrobrunnea節クレードに含まれる) 本種と異なりブラジルではなくトルコなどに分布する 本種と異なりブラジルではなくトルコなどに分布する 本種と異なり針葉樹の周辺に産する 本種と異なり傘が鮭肉桃色~帯赤褐色 本種より柄のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が球形~短楕円形ではなく広楕円形~楕円形 本種と異なり縁シスチジアを有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Rhodocybe pseudonitellina 南米に分布する 担子胞子のサイズが類似している 子実層シスチジアを欠く 襞実質の形態が類似している 傘表皮の形態が類似している 本種と異なりブラジルではなくベネズエラなどに分布する 本種と異なり傘が帯赤第橙色ではなく帯褐橙色 本種と異なり傘が凸形~扁平凸形ではなく鐘形~凸形 本種と異なり襞が短く垂生またはやや垂生するのではなく直生する 本種と異なり襞の間隔がやや密~密ではなくやや疎 本種と異なり柄が類白色ではなく帯赤褐色 本種と異なり柄の基部が根状でない 本種と異なり柄が中実ではなく中空 本種と異なり担子胞子が球形~短楕円形ではなく類球形~広楕円形