2021年12月24日 (仮訳)ウクライナにおける子嚢菌類の新産種および稀産種 Hayova, VP. 2005. Some new and rare records of ascomycetes in Ukraine. Ukrainian Botanical Journal. Available at: http://www.botany.kiev.ua/abstr_en_ubj.htm#ube10 [Accessed December 24, 2021] 【R3-09084】2021/12/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウクライナ新産種としてRobergea cubicularisとTympanis salignaを報告した。 前者はイチゴノキ属樹木の枯枝に生じ、子嚢胞子が非常に長く、後者はヤナギ属樹木の枝に生じて子嚢果が顕著に破出することで特徴づけられた。 また、稀産種であり、ウクライナからの報告は2回目となるCytonaema spinellumとTrimmatostroma scutellareを報告した。 (ウクライナ新産種) Robergea cubicularis (Fries) Rehm (ウクライナ新産種) Tympanis saligna Tode 【よく似た種との区別】 Tympanis salicina 同じヤナギ属植物に生じる 本種と異なり子嚢果が強く破出するのではなく樹皮に埋生し僅かにしか破出しない 本種と異なり子嚢果縁部が内側に巻かないのではなく常に巻く 本種より子嚢が長い Tympanis spermariospora 同じヤナギ属植物に生じる 本種より子嚢が非常に小さい Tympanis hereromorpha 同じヤナギ属植物に生じる 本種と異なりヨーロッパではなく北米などに分布する 本種と異なり子嚢果が強く破出するのではなく常に埋生する 本種と異なり子嚢胞子の一端から発芽した細胞が不規則にねじれる Tympanis alnea ヨーロッパに分布する 同じヤナギ属植物に生じる 子嚢盤表面が時に帯灰色粉状である 子嚢の長さの範囲が重なる 本種と異なり子嚢盤が通常10-20またはそれ以上の大きな集まりをなす 本種より子嚢盤の最大直径が大きい (その他掲載種) Cytonaema spinella (Kalchbr.) Höhn. (その他掲載種) Trimmatostroma scutellare (Berkeley & Broome) M.B. Ellis