2017年4月14日 (仮訳)ヴィジュニチャ国立自然公園で見出されたコガサタケ属の稀産種および興味深い種 Prydiuk, MP., 2014. Some rare and interesting Conocybe found in Vyzhnytsia National Nature Park (Ukrainian Carpathians). Available at: https://www.researchgate.net/profile/Mykola_Prydiuk/publication/276856668_Some_rare_and_interesting_Conocybe_found_in_Vyzhnytsia_National_Nature_Park_Ukrainian_Carpathians/links/566a9b9a08ae62b05f02c14b.pdf [Accessed April 14, 2017]. 【R3-03931】2017/04/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ウクライナ・カルパティアのヴィジュニチャ国立自然公園においてコガサタケ属の14分類群を採集した。 そのうち4種および1変種をウクライナから初めて報告した。 各種について記載文、スケッチ、類似種との比較点などを掲載した。 (その他掲載種) Conocybe subpallida Enderle 【よく似た種との区別】 Conocybe tenera(コガサタケ) ウクライナに分布する 子実体がアンモニア陽性 担子胞子のサイズが類似している 縁シスチジアの形状が類似している 本種より傘が濃色 本種より担子胞子が濃色 本種より担子胞子が厚壁 (その他掲載種) Conocybe subxerophytica var. brunnea Hauskn. 【よく似た種との区別】 Conocybe subxerophytica 本変種と異なりウクライナにおける分布が知られていない 本変種より子実体のサイズが小さい 本変種より子実体が明色 本変種と異なり傘表面が僅かに皺状という特徴を欠く 本変種ほど襞の間隔が密でない Conocybe semiglobata ウクライナに分布する 本種と異なり担子胞子がレンズ形でない Conocybe dunensis(ハマベノコガサタケ) 本種と異なり担子胞子がレンズ形でない (その他掲載種) Conocybe echinata (Velen.) Singer 【よく似た種との区別】 Conocybe rickeniana ウクライナに分布する 形態的に類似している(同種とする意見がある) 顕微鏡的形質が非常に類似している 本種より傘が明色 本種と異なり柄の基部が暗色という特徴を欠く (ウクライナ新産種) Conocybe juniana var. sordescens (P.D. Orton) Hauskn. & Svrcek 【よく似た種との区別】 Conocybe juniana 本変種と異なりウクライナにおける分布が知られていない 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種より縁シスチジアのサイズが大きい 本変種より柄シスチジアのサイズが大きい Conocybe juniana var. subsejuncta ウクライナに分布する 本変種より縁シスチジアのサイズが大きい 本変種より柄シスチジアのサイズが大きい (その他掲載種) Conocybe juniana var. subsejuncta Hauskn. 【よく似た種との区別】 Conocybe juniana 本変種と異なりウクライナにおける分布が知られていない 本変種ほど子実体の形状が細長くない 本変種より担子胞子のサイズが大きい 本変種と異なり担子胞子がレンズ形 Conocybe juniana var. sordescens ウクライナに分布する 本変種より縁シスチジアのサイズが小さい 本変種より柄シスチジアのサイズが小さい (その他掲載種) Conocybe tuxlaensis Singer 【よく似た種との区別】 Conocybe pilosella ウクライナに分布する 顕微鏡的形質の多くが類似している 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なり徳利形の柄シスチジアを欠く (その他掲載種) Conocybe macrospora (G.F. Atk.) Hauskn. 【よく似た種との区別】 Conocybe pubescens ウクライナに分布する 子実体の形態が類似している 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい Conocybe pulchella ウクライナに分布する 本種と異なり土壌、時に施肥土壌あるいは焼け跡ではなく土壌のみに生じる 本種より子実体の形状が細長い 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい Conocybe merdaria 糞生菌である 担子器が2胞子性 本種より担子胞子のサイズがかなり小さい (その他掲載種) Conocybe pulchella (Velen.) Hauskn. & Svrcek 【よく似た種との区別】 Conocybe pubescens ウクライナに分布する 本種と異なり糞生菌である 本種より子実体のサイズが大きい 本種より傘が開く 本種より担子胞子のサイズが大きい Conocybe subpubescens 本種より子実体のサイズが大きい 本種より傘が開く 本種より担子胞子のサイズがやや小さい Conocybe macrospora ウクライナに分布する 本種と異なり土壌のみではなく土壌、時に施肥土壌あるいは焼け跡に生じる 本種ほど子実体の形状が細長くない 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい (ウクライナ新産種) Conocybe apala (Fr.) Arnolds 【よく似た種との区別】 Conocybe albipes(キコガサタケ) ウクライナに分布する 子実体の色が乾燥時類似している 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり”pseudoparaphysis”を有する Conocybe inocybeoides ウクライナに分布する 子実体が大型 本種より傘が明色 本種と異なり担子器が4胞子性ではなく2胞子性 本種より担子胞子のサイズが大きい (ウクライナ新産種) Conocybe inocybeoides Watling 【よく似た種との区別】 Conocybe apala ウクライナに分布する 子実体が大型 本種より傘が淡色 本種と異なり担子器が2胞子性ではなく4胞子性 本種より担子胞子のサイズが小さい (その他掲載種) Conocybe rostellata (Velen.) Hauskn. & Svrcek 【よく似た種との区別】 Conocybe ochrostriata 本種より子実体のサイズが大きい 本種より子実体ががっしりとしている 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子が厚壁 Conocybe velutipes 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が顕著なレンズ形 本種より担子胞子が厚壁 Conocybe pallidospora 担子胞子のサイズが類似することがある 本種より担子胞子が淡色 本種より担子胞子が薄壁 本種と異なり担子胞子に発芽孔を欠くかほとんど発達しない Conocybe pilosella ウクライナに分布する 担子胞子のサイズが類似することがある 本種より担子胞子が淡色 本種より担子胞子が薄壁 本種と異なり担子胞子に発芽孔を欠くかほとんど発達しない (ウクライナ新産種) Conocybe magnispora (Murrill) Singer 【よく似た種との区別】 Conocybe singeriana 糞生菌である 顕微鏡的形質が類似している 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり柄の基部が顕著な塊茎状 Conocybe watlingii 糞生菌である 担子胞子の形態が類似している 本種より子実体が顕著に暗色 本種と異なり柄の基部が根状 本種と異なり徳利形の柄シスチジアを柄の頂部に有する (その他掲載種) Conocybe siliginea (Fr.) Kühner 【よく似た種との区別】 Conocybe rickenii 本種と異なり糞および堆肥ではなく通常土壌に生じる 本種より子実体が淡色でオリーブ色を帯びない 本種より子実体の形状が細長い (その他掲載種) Conocybe hexagonospora Métrod ex Hauskn. & Enderle 【よく似た種との区別】 Conocybe lenticulospora 担子胞子の形状が類似している 本種と異なり糞および施肥土壌に生じる 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい Conocybe brunneidisca 担子胞子が類六角形 本種と異なり糞および施肥土壌に生じる 本種より担子胞子のサイズが大きい Conocybe rostellata 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい 本種と異なり担子胞子がレンズ形でも角張ってもいない