2021年2月28日 (仮訳)極東ロシア産の広義Stictis属菌 Popov, ES. et al., 2020. Stictis s.l. (Ostropales, Ascomycota) in the Russian Far East. Botanica Pacifica. Available at: http://botsad.ru/media/aux/bp/BP_2020_9_2_popov.pdf [Accessed February 28, 2021] 【R3-08185】2021/2/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 極東ロシア産の広義Stictis属菌の分布および生態に関する知見をまとめた。 ユーラシア新産種1種、アジア新産種2種、ロシア新産種1種、極東ロシア新産種1種をそれぞれ報告した。 ロシア産で材または植物に生じ、胞子が糸状である広義スティクティス科菌類の検索表を掲載した。 (ロシア、アジア新産種) Carestiella socia Bres. (その他掲載種) Schizoxylon hemisphaericum (Fr.) DiCosmo, Nag Raj & W.B. Kendr. (ロシア新産種) Stictis carnea Seaver & Waterston 【よく似た種との区別】 Stictis radiata ロシアに分布する 子器が成熟すると孔を生じて子実層面を露出する 子器盤が黄褐色 子器盤表面に光沢があり、粉霜を決して伴わない 子器縁部の断面が無色 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種より子嚢胞子の個々の細胞が長い 本種と異なり子嚢胞子の下部が顕著に先細りになるのではなく先細りにならないか僅かになる (カラチャイ・チェルケス共和国、プスコフ州新産種) Stictis mollis Pers. 【よく似た種との区別】 Stictis phragmitis ロシアに分布する 子器が成熟すると孔を生じて子実層面を露出する 子器盤表面がいくぶん無光沢でしばしば粉霜を伴う 本種と異なり材および樹皮ではなくヨシの茎に生じる 本種より子嚢胞子が短い (アジア新産種) Stictis populorum (Gilenstam) Gilenstam (極東ロシア新産種) Stictis radiata (L.) Pers. 【よく似た種との区別】 Stictis carnea ロシアに分布する 子器が成熟すると孔を生じて子実層面を露出する 子器盤が黄褐色 子器盤表面に光沢があり、粉霜を決して伴わない 子器縁部の断面が無色 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種より子嚢胞子の個々の細胞が短い 本種と異なり子嚢胞子の下部が先細りにならないか僅かになるのではなく顕著に先細りになる (ユーラシア新産種) Stictis sphaeroboloidea Ellis