(仮訳)北米産の海洋性のダイダイゴケ属地衣に発生した地衣生菌、Stigmidium epistigmellum
Kocourková, J. & Knudsen, K., 2009. Stigmidium epistigmellum (Mycosphaerellaceae), a lichenicolous fungus from maritime Caloplaca in North America. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-112.3.578 [Accessed July 11, 2017].
【R3-04196】2017/07/11投稿

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3行まとめ

北米西海岸においてダイダイゴケ属地衣に発生した地衣生菌の一種を検討し、新組み合わせStigmidium epistigmellumと同定した。
本種の報告により、北米産Stigmidium属菌の種数は20に増加した。
標本の再検討結果に基づき、S. cerinaeおよびOpegrapha physciariaはカリフォルニア産のチェックリストから除外するべきとした。

(新組み合わせ)

Stigmidium epistigmellum (Nyl. ex Vouaux) Kocourk. & K. Knudsen
旧名:Pharcidia epistigmella Nyl. ex Vouaux
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Stigmidium cerinae
同じダイダイゴケ属地衣を宿主とする
本種と異なり米国カリフォルニア州における分布が知られていない
本種と異なり海岸ではなく高山に分布する
本種と異なりCaloplaca cerina var. chloroleucaなどを宿主とする
本種より子嚢果のサイズが小さい
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり偽側糸が「タイプA」でない
Stigmidium johnii
同じダイダイゴケ属地衣を宿主とする
本種と異なり北米西海岸、グアドループ、チャネル諸島などではなくトルコなどに分布する
本種と異なり海岸ではなく高標高域に分布する
本種より子嚢胞子が短い
本種より子嚢胞子の幅が広い