2014年6月29日 (仮訳)アマゾン南西部の分断された森林で見出されたOudemansiella属菌2種 Wartchow, F., et al., 2014. Two Oudemansiella from a forest fragment in Southwestern Amazonia. Mycosphere. Available at: http://www.mycosphere.org/pdfs/Mycosphere_5_1_8.pdf [Accessed June 24, 2014]. 【R3-00855】2014/06/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル北部のアクレ州から、トゲ状の担子胞子を有するOudemansiella macracanthaおよびO. steffeniiを初めて報告した。 両種を判別する分類形質として、先行研究で示された形質が必ずしも適当でないことを指摘し、子実体の細長さと担子胞子の重要性について議論を行った。 具体的にはHeinemannの”index of gracility”導入により、前者の子実体が後者よりも細長いことを示すとともに、担子胞子の装飾の高さと数の違いに着目した。 (アクレ州新産種) Oudemansiella macracantha Singer 【よく似た種との区別】 Oudemansiella steffenii “index of gracility(柄の長さの2乗/(傘直径×柄直径))”の値が本種より小さく(つまり本種ほど細長くなく)、最大350ではなく最大140 本種より担子胞子の装飾の数が多く、20-23ではなく30を超える 本種より担子胞子の装飾が低く、3.5 μmを超えることは稀 (アクレ州新産種) Oudemansiella steffenii (Rick) Singer 【よく似た種との区別】 Oudemansiella macracantha “index of gracility(柄の長さの2乗/(傘直径×柄直径))”の値が本種より大きく(つまり本種ほど細長く)、最大140ではなく最大350 本種より担子胞子の装飾の数が少なく、30を超えず20-23 本種より担子胞子の装飾が高く、3.5 μmを超える