韓国産の外生菌根菌の属、Laccaria属の系統学的改訂
Cho, HJ. et al. 2018. A systematic revision of the ectomycorrhizal genus Laccaria from Korea. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.2018.1507542 [Accessed March 11, 2024]
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3行まとめ
- 韓国産のLaccaria属菌を分子系統解析を用いて再検討し、10種を同定した。
- そのうちL. araneosaなど4種を新種記載し、3種を韓国新産種として報告した。
- 本属菌の形態のみに基づく同定が信頼性に欠けることを指摘したほか、韓国産の本属菌の検索表を掲載した。
掲載種 (7)
NEW(新種)
Laccaria parva
語源…小さな(子実体のサイズから)
韓国ソウル特別市大学洞 ソウル大学校 37.45810, 126.94929地図で開く ↗
比較 (3)
韓国に分布する
襞が橙褐色
担子器が4胞子性
縁シスチジアを有する
本種と異なり側シスチジアを有するのではなく欠く
本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
形態的に類似している(この種に同定されていた)
本種と異なり側シスチジアを有するのではなく欠く
韓国に分布する
襞が橙褐色
担子器が4胞子性
側シスチジアを有する
縁シスチジアを有する
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Laccaria torosa
語源…膨らんだ円筒形の(柄基部の形状から)
韓国慶尚北道鬱陵郡北面羅里キル 37.51873, 130.87976地図で開く ↗
比較 (2)
韓国に分布する
柄の幅が広い
柄が膨らんだ形状をしている
顕微鏡的形態が類似している
担子器が4胞子性
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞が橙褐色でない
本種と異なり柄下部が淡紫色~紫色の綿毛に覆われない
本種より担子胞子の小刺が短い
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
韓国に分布する
襞が橙褐色
担子器が4胞子性
側シスチジアを有する
縁シスチジアを有する
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり柄シスチジアを有するのではなく欠く
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
REC(韓国新産種)
Laccaria alba↗
比較 (1)
韓国に分布する
襞が橙褐色
担子器が4胞子性
縁シスチジアを有する
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり側シスチジアを欠くのではなく有する
本種と異なり柄シスチジアを有するのではなく欠く
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
REC(韓国新産種)
Laccaria japonica↗
ウラムラサキ
比較 (1)
韓国に分布する
担子器が4胞子性
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり子実体が新鮮時濃紫色、老成または乾燥時帯灰褐色なのではなく新鮮時淡い帯灰ラベンダー色、老成または乾燥時帯灰黄褐色
本種と異なり担子胞子が類球形ではなく球形
本種より担子胞子のQ値が小さい
ITSおよびITS+nrLSU+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される