(仮訳)Cryptocalciella:アルプス山脈の氷河前縁域から発見されたクサレケカビ科の新属
Mandolini, E. et al. 2026. Cryptocalciella – a new Mortierellaceae genus from Alpine glacier forefields. IMA fungus. Available at: https://imafungus.pensoft.net/article/177912/ [Accessed March 9, 2026] 【R3-13694】2026/3/9投稿

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3行まとめ

アルプス山脈の石灰質氷河堆積物から分離された菌を検討し、新属新種Cryptocalciella humilisとして記載した。
生理学的試験、共生細菌の検出、光学・蛍光・走査型電子顕微鏡による観察、および全ゲノム配列決定とゲノム系統解析などを実施した。
本種はゲノム系統解析でGamsiella属と姉妹群を形成した。
Italy, Trentino, Marmolada glacier forefield

(新種)

Cryptocalciella humilis Mandolini, Szedlacsek & Peintner
語源…(属名)石灰岩に隠れた+クサレケカビ科 (Mortierellaceae)/(種小名)低い、慎ましい(寒冷な生息地と栄養要求性の低さ、菌糸によって特定の細菌を運ぶ性質から)
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【よく似た種との区別】
Gamsiella stylospora
ゲノム系統解析で近縁
本種と異なりイタリア、オーストリアではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり胞子嚢が観察されていない
本種と異なり”stylospore”を形成する
ゲノム系統解析で明瞭に区別される
Dissophora globulifera
ヨーロッパに分布する
土壌菌である
胞子嚢柄の形態が類似している
本種と異なり日本における分布が知られている
本種と異なり石灰質氷河前縁域ではなく農耕地土壌などから分離される
本種より胞子嚢の直径が小さい
本種と異なり胞子嚢胞子が球形
本種と異なり胞子嚢胞子表面が平滑ではなく繊細な小刺状
ゲノム系統解析で明瞭に区別される
Mortierella rostafinskii
形態的にある程度類似している
本種と異なりコルメラを有するのではなく欠く
本種と異なり胞子嚢柄を塊茎状細胞ではなく短い分枝からなる菌糸塊から生じる
本種と異なり胞子が卵形~円筒形
本種と異なり胞子が薄壁
Aquamortierella elegans
胞子嚢柄が直立する
胞子嚢柄が大型
胞子嚢柄が基部から先端にかけて細まる
胞子嚢柄が無隔壁である
胞子嚢の形態が成熟時類似している
アポフィシスを有する
胞子嚢が大型
胞子嚢が球形
胞子嚢において胞子の放出後に外被に明瞭なカラレットを残す
本種と異なり胞子嚢胞子が卵状~豆形ではなく腎臓形~波状のソーセージ形
本種と異なり胞子嚢胞子に蠕虫形の付属糸を有する