(仮訳)メキシコ東部の熱帯コナラ属森林に生息するLactifluusPiperati節およびAlbati節の2新種
Bandala, VM. et al. 2026. Two New Species of Lactifluus (Basidiomycota, Russulales) Sections Piperati and Albati Inhabiting Tropical Quercus Forests of Eastern Mexico. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/12/3/203 [Accessed March 14, 2026] 【R3-13710】2026/3/14投稿

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3行まとめ

メキシコ、ベラクルス州の熱帯コナラ属森林に生息していた2種の菌を検討し、Lactifluus luteopallidusおよびL. mariaeとして新種記載した。
前者はLactifluus亜属Piperati節に含まれ、子実体が淡黄色、肉が変色せず、独特の臭いがあり、担子胞子表面が微細な疣状、傘表皮が柵状被であることなどで特徴づけられた。
後者はLactariopsis亜属Albati節に含まれ、子実体のサイズが小型で、乳液に激しい辛味があり、担子胞子の網目状装飾の丈が高いことなどで特徴づけられた。
Mexico, Veracruz State, Alto Lucero, 12 km SW Palma Sola (road Cardel-Nautla)

(新種)

Lactifluus luteopallidus Montoya & Bandala
語源…淡黄色の(傘の色から)
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【よく似た種との区別】
Lactifluus lorenae
メキシコに分布する
形態的に類似している
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が淡黄色ではなく白色
本種と異なり子実層托が直生ではなく直生~やや垂生
本種と異なり肉がほとんど変色しないのではなく露出時に橙色~帯褐色に変色する
本種と異なり子実体の臭いが白糊臭または魚臭ではなく塩素臭である
本種と異なり担子胞子表面が光学顕微鏡およびSEM下で主に微細な疣状ではなく完全または不完全な網目状
本種と異なりシスチジア頂部が丸形、先細り、または微尖形と多様ではなく常に丸形
本種と異なり傘表皮が柵状被ではなく”hyphoepithelium”である
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Lactifluus subviridilacteus
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコではなく韓国などに分布する
本種より傘の直径が大きい
本種と異なり傘が淡黄色ではなく白色
本種と異なり子実層托が直生ではなく僅かに垂生する
本種と異なり乳液が白色であり、白色の紙を黄色に染めるのではなく帯灰緑色に変色する
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子が類球形
本種と異なり担子胞子表面が主に微細な疣状ではなく不完全な網目状
本種より側マクロシスチジアが長い
本種と異なり傘表皮が柵状被ではなく”hyphoepithelium”である
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Mexico, Veracruz, Municipality of Zentla, near town of Zentla

(新種)

Lactifluus mariae Montoya & Bandala
語源…きのこ愛好家のMaria Cantón氏に献名
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【よく似た種との区別】
Lactifluus vellereus(ケシロハツ)
同じコナラ属樹木と関係を持つ
担子胞子の装飾が網目状
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりメキシコの熱帯域ではなくギリシャ、ドイツ、スウェーデンなどの温帯・亜寒帯地域に分布する
本種と異なりブナ属、カバノキ属、および針葉樹とも関係を持つ
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実層托の間隔が疎ではなく中程度に密
本種と異なり乳液の味が激しく刺激のある辛味ではなく温和
本種より担子器の幅が狭い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より担子胞子の形状が細長い
本種より担子胞子表面の網目状装飾の丈が低い
本種と異なり傘表皮末端細胞の頂部が先細りではなく僅かに膨大する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される