(仮訳)コロンビア西部の季節性乾燥熱帯林における木材腐朽菌Phellinotus teixeiraeの系統的多様性、宿主特異性、および分布
Bolaños-Rojas, AC. et al. 2024. Phylogenetic Diversity, Host Specificity, and Distribution of the Wood-Decaying Fungus Phellinotus teixeirae in Western Colombia’s Seasonally Dry Tropical Forest. Forests. Available at: https://www.mdpi.com/1999-4907/15/6/1008 [Accessed June 11, 2024] 【R3-11782】2024/6/11投稿

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3行まとめ

コロンビアの季節性乾燥熱帯林においてPithecellobium dulceに初めて発生したPhellinotus teixeiraeを報告した。
本種は従来ペルーやエクアドルなど他の南米地域において、異なる宿主から知られていたが、今回の報告で分布範囲が1000 km北に拡大することとなった。
分子系統解析、AMOVA、DAPC、ハプロタイプネットワーク解析などにより本種の遺伝的多様性を調査した。

(コロンビア新産種)

Phellinotus teixeirae Salvador-Montoya, Elias & Drechsler-Santos
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phellinotus piptadeniae
南米に分布する
熱帯の乾燥地域に生息する
同じマメ科樹木を宿主とする
ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり季節性乾燥熱帯林のスペシャリストなのではなく湿潤な森林にも広く生息する
本種と異なり傘がオリーブ灰色
本種と異なり傘が幅広い浅裂状
本種と異なり傘表面に傘表面に深い同心円状の溝をあらわす
ITS+nrLSU+TEF+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される