(仮訳)中国産InocybeLeptocybe節への追加:熱帯雨林からの新種、新産種、および毒素検出
Gao, J-L. et al. 2025. Additions to the Inocybe sect. Leptocybe (Agaricales) in China: new species from tropical rainforests, new geographical distributions, and toxin detection. Frontiers in Microbiology. Available at: https://www.frontiersin.org/journals/microbiology/articles/10.3389/fmicb.2025.1540570/full [Accessed February 12, 2026] 【R3-13619】2026/2/12投稿

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3行まとめ

中国雲南省の熱帯雨林で採集されたInocybeLeptocybe節の菌を検討し、I. bicystidiataおよびI. microcarpaとして新種記載した。
また、I. acutataI. jujiI. peppaの3既知種を中国の新たな省から報告した。
UPLC-MS/MSによる毒素スクリーニングでは、本節の10種32標本からムスカリンなど5種の毒素がいずれも検出されず、独自の二次代謝の存在が示唆された。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州勐腊県西双版納熱帯雨林国家公園望天樹景区

(新種)

Inocybe bicystidiata W.J. Yu, Y.G. Fan & J.L. Gao
語源…2型のシスチジアの(側シスチジアの形態から)
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【よく似た種との区別】
Inocybe kuruvensis
アジアに分布する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくインドなどに分布する
本種と異なり傘が暗褐色
本種と異なり傘表面に直立した鱗片を有する
本種と異なりシスチジアとして厚壁の側シスチジアと薄壁のパラシスチジアが共存するという特徴を欠く
本種と異なり側シスチジアが広紡錘形
本種より側シスチジアが厚壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe aprica
中国に分布する
側シスチジアが厚壁
縁シスチジアが薄壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と関係を持つ樹種が異なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が褐色~暗褐色
本種と異なり傘表面が圧着した繊維状~圧着した鱗片状
本種と担子胞子の輪郭が明らかに異なる
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe casuarinoides
中国に分布する
側シスチジアが厚壁
縁シスチジアが薄壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と関係を持つ樹種が異なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が褐色~暗褐色
本種と異なり傘表面が圧着した繊維状~圧着した鱗片状
本種と担子胞子の輪郭が明らかに異なる
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe haikouensis
中国に分布する
側シスチジアが厚壁
縁シスチジアが薄壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と関係を持つ樹種が異なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が褐色~暗褐色
本種と異なり傘表面が圧着した繊維状~圧着した鱗片状
本種と担子胞子の輪郭が明らかに異なる
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe heteromorpha
中国に分布する
側シスチジアが厚壁
縁シスチジアが薄壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と関係を持つ樹種が異なる
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が褐色~暗褐色
本種と異なり傘表面が圧着した繊維状~圧着した鱗片状
本種と担子胞子の輪郭が明らかに異なる
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe alienospora
傘表面に隆起した鱗片を有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり傘がやや中高である
本種より担子胞子表面のフランジ状または鞍形の突起が多い
本種より側シスチジアが厚壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe lasseroides
傘に隆起した鱗片を有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なり傘が中高
本種と異なり側シスチジアが卵状~紡錘状
本種より側シスチジアが厚壁
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州勐腊県西双版納熱帯雨林国家公園望天樹景区

(新種)

Inocybe microcarpa W.J. Yu, Y.G. Fan & L.J. Gao
語源…小さい子実体の
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【よく似た種との区別】
Inocybe hydrocybiformis
アジアに分布する
担子胞子表面が刺状で二叉分岐または鞍形の突起を有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくシンガポール、マレーシア、インド、タイなどに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり柄がショウガ色でない
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子の突起の平均長が短い
本種より縁シスチジアが長い
本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe babruka
アジアに分布する
担子胞子表面が刺状で二叉分岐または鞍形の突起を有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくインドなどに分布する
本種と異なりHopea pongaの近くに生育する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より担子胞子の突起が短い
本種より縁シスチジアが長い
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Inocybe papilliformis
アジアに分布する
担子胞子表面が刺状で二叉分岐または鞍形の突起を有する
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくインドなどに分布する
本種と異なりHopea parvifloraおよびVateria indica樹下の砂質土壌に生息する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が尖った中高である
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり側シスチジアがメチュロイドである
ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(吉林省、湖北省、貴州省新産種)

Inocybe acutata Tak. Kobayashi & Nagasawa
アシナガトマヤタケ
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(海南省新産種)

Inocybe juji Y.G. Fan, Y.P. Ge & J.L. Gao
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(四川省、山東省新産種)

Inocybe peppa Y.G. Fan, Y.P. Ge, J.L. Gao & W.J. Yu
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