(仮訳)rDNA-ITS配列を用いたヨーロッパ産Xerocomus subtomentosus複合種における種の検出
Taylor, AFS. et al. 2006. Detection of species within the Xerocomus subtomentosus complex in Europe using rDNA–ITS sequences. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756205000584 [Accessed October 16, 2025] 【R3-13262】2025/10/16投稿

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3行まとめ

ヨーロッパの広範な地域で採集されたXerocomus subtomentosus複合種の45標本について形態学的検討および分子系統解析を実施した。
X. subtomentosusX. ferrugineusを同定したほか、イギリスからX. chrysonemusを新種記載した。
また、イタリア産とイギリス産の2標本が未記載種であり、計4分類群が認められた。
UK, Hampshire, New Forest, Pig Bush

(新種)

Xerocomus chrysonemus A.E. Hills & A.F.S. Taylor
語源…金色の糸(菌糸体の色から)
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【よく似た種との区別】
Xerocomus moravicus
ヨーロッパに分布する
形態的に類似している(幼時混同のおそれがある)
Xerocomus ferrugineus
イギリスに分布する
同じコナラ属樹木と関係を持つ
形態的にいくぶん類似している(成熟後期)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスウェーデン、イタリアにおける分布が知られている
本種と異なりブナ属、トガサワラ属、カバノキ属、マツ属、トウヒ属樹木などと関係を持つ
本種と異なり子実体基部の菌糸体が少なくとも乾燥時黄金色なのではなく帯黄色
本種と異なり肉が特徴的な黄色ではなく白色または類白色
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が狭い
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Xerocomus subtomentosus(アワタケ)
イギリスに分布する
同じコナラ属樹木と関係を持つ
肉が淡黄色~鮮黄色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスウェーデン、イタリア、フランスにおける分布が知られている
本種と異なりクリ属、イチゴノキ属樹木と関係を持つ
本種と異なり子実体基部の菌糸体が少なくとも乾燥時黄金色なのではなく類白色
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Xerocomus subtomentosus (Linnaeus) Quélet
アワタケ
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【よく似た種との区別】
Xerocomus chrysonemus
イギリスに分布する
同じコナラ属樹木と関係を持つ
肉が淡黄色~鮮黄色
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスウェーデン、イタリア、フランスにおける分布が知られていない
本種と異なりクリ属、イチゴノキ属樹木と関係を持つという特徴を欠く
本種と異なり子実体基部の菌糸体が類白色ではなく少なくとも乾燥時黄金色
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子のQ値が小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Xerocomus ferrugineus
イギリス、スウェーデン、イタリアに分布する
同じコナラ属樹木などと関係を持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体基部の菌糸体が類白色ではなく帯黄色
本種と異なり肉が淡黄色~顕著な黄色ではなく白色または類白色
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Xerocomus ferrugineus (Schaeffer) Alessio
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【よく似た種との区別】
Xerocomus subtomentosus(アワタケ)
イギリス、スウェーデン、イタリアに分布する
同じコナラ属樹木などと関係を持つ
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体基部の菌糸体が帯黄色ではなく類白色
本種と異なり肉が白色または類白色ではなく淡黄色~顕著な黄色
本種より担子胞子のQ値が小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Xerocomus chrysonemus
イギリスに分布する
同じコナラ属樹木と関係を持つ
形態的にいくぶん類似している(成熟後期)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスウェーデン、イタリアにおける分布が知られていない
本種と異なりブナ属、トガサワラ属、カバノキ属、マツ属、トウヒ属樹木などと関係を持つという特徴を欠く
本種と異なり子実体基部の菌糸体が帯黄色ではなく少なくとも乾燥時黄金色
本種と異なり肉が白色または類白色ではなく特徴的な黄色
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が広い
本種より担子胞子のQ値が小さい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される