2025年5月7日 (仮訳)地中海産のRussula属4種 Pera, U. & Brizzi, B. 2018. Four Mediterranean Russula species. Field Mycology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1468164118300057 [Accessed May 7, 2025] 【R3-12773】2025/5/7投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イタリア、トスカーナ州で開催された国際ベニタケ目ワークショップを契機として、2人の著者が2種ずつ、地中海地域の代表的なRussula属菌の同定に役立つ情報を提供した。 Russula pseudoimpolita、R. prinophila、R. ochrospora、およびR. parodorataを取り上げた。 各種について記載文、生態写真、顕微鏡写真、顕微鏡的形質のスケッチ、類似種との相違点などを掲載した。 (その他掲載種) Russula pseudoimpolita Sarnari 【よく似た種との区別】 Russula impolita 同じ生息環境(ナラ林)に生息することがある 形態的に類似している(野外での識別が難しいことがあり、混同されることがある) 子実体の外観が類似している 子実体の色が類似している 本種と異なり担子胞子の疣がやや孤立する 本種と毛の形状が異なる Russula odorata 本種と異なり子実体表皮が不透明 本種と異なり傘縁部に溝線をあらわす 本種と異なり肉が顕著に黄変する Russula parodorata 地中海地域に分布する 形態的に類似している(紛らわしいことがある) 傘が桃赤色のことがある 本種より子実体のサイズが僅かに大きい 本種と異なり子実体に典型的な鉄の臭いがある 本種と異なり担子胞子表面に低い疣がある 本種と異なり毛が棍棒形 本種と異なり表皮シスチジアの隔壁数が0-3 Russula lutensis 子実体の外観が類似する場合がある 本種より肉が硬い 本種と顕微鏡的形質が非常に異なる (その他掲載種) Russula prinophila Sarnari ex Sarnari 【よく似た種との区別】 Russula rubroalba 傘の色が十分に発達した標本では類似することがある 襞が十分に発達した標本では濃色 子実体の味が温和 本種と異なり子実体全体にさび色の斑点が広がる 本種と異なり子実体の表皮が乾燥したビロード状 本種と異なり子実体の硫酸鉄に対する反応が遅くほぼ無反応 Russula maculata 子実体にさび色の斑点をあらわす 襞が黄色 本種と子実体表皮がビロード状かどうかが異なる 本種と子実体の味が異なる 本種と子実体の臭いが異なる Russula globispora 子実体にさび色の斑点をあらわす 襞が黄色 本種と子実体表皮がビロード状かどうかが異なる 本種と子実体の味が異なる 本種と子実体の臭いが異なる Russula parodorata 地中海地域に分布する 子実体が小型 子実体が桃色または赤紫色のことがある 傘の色が類似している 襞が黄色 胞子紋の色が非常に類似している 本種より子実体のサイズが全体的に大きい 本種と異なり子実体全体に小さなさび色の斑点をあらわすという特徴を欠く 本種ほど子実体が肉質でない 本種と異なり子実体が硫酸鉄で橙桃色に呈色する 本種と異なり傘縁部に条線をあらわす 本種ほど襞が丸い便腹形でない 本種と異なり柄基部外側にさび色の斑点をあらわさない 本種と異なり表皮シスチジアが目立たないのではなく非常に明瞭 本種と異なり表皮シスチジアがかなり豊富である 本種と異なり下表皮に淡紫色~紫色の色素胞を含む (その他掲載種) Russula ochrospora (Nicolaj ex Quadraccia & W. Rossi) Quadraccia 【よく似た種との区別】 Russula ilicis 形態的に類似している(野外で誤同定されることがある) 子実体の外観が時に非常に類似している 子実体のサイズが時に非常に類似している 傘の色が場合によっては非常に類似している 本種と異なり襞に幼時僅かに辛味がある 本種と異なり胞子紋がクリーム色 本種と異なり子実体表皮がより幅の狭い菌糸からなる 本種と異なり子実体表皮により長い毛を持つ Russula parazurea 形態的に類似している(当初本種はこの種の変種の一つと考えられていた) 本種より共生する樹木が多様である 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり襞の味が幼時温和でない 本種より胞子紋が明色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と担子胞子の装飾が異なる 本種と子実体表皮の毛の形状が異なる (その他掲載種) Russula parodorata Sarnari 【よく似た種との区別】 Russula pseudoimpolita 地中海地域に分布する 形態的に類似している(紛らわしいことがある) 傘が桃赤色のことがある 本種より子実体のサイズが僅かに小さい 本種と異なり子実体に典型的な鉄の臭いがあるという特徴を欠く 本種と異なり担子胞子表面に低い疣があるという特徴を欠く 本種と異なり毛が棍棒形でない 本種と異なり表皮シスチジアの隔壁数が0-3でない Russula odorata 地中海地域に分布する 同じコナラ属樹木と関係を持つ 本種より子実体のサイズが小さい 本種より傘が鮮やかである 本種と異なり肉が帯黄色 本種と異なり子実体に典型的には果実的でペラルゴニウムのような香気がある 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり表皮シスチジアが多隔壁である Russula prinophila 地中海地域に分布する 子実体が小型 子実体が桃色または赤紫色のことがある 傘の色が類似している 襞が黄色 胞子紋の色が非常に類似している 本種より子実体のサイズが全体的に小さい 本種と異なり子実体全体に小さなさび色の斑点をあらわす 本種より子実体が肉質である 本種と異なり子実体が硫酸鉄で橙桃色に呈色するという特徴を欠く 本種と異なり傘縁部に条線をあらわすという特徴を欠く 本種より襞が丸い便腹形である 本種と異なり柄基部外側にさび色の斑点をあらわす 本種と異なり表皮シスチジアが非常に明瞭ではなく目立たない 本種と異なり表皮シスチジアがかなり豊富であるという特徴を欠く 本種と異なり下表皮に淡紫色~紫色の色素胞を含むという特徴を欠く