2026年2月21日 (仮訳)インドからの多遺伝子分子系統解析および形態学的根拠に基づくイグチ科3新種の発見 Datta, S. et al. 2026. Unveiling three new species in Boletaceae (Boletales, Basidiomycota) with multigene molecular phylogeny and morphological evidence from India. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-026-02120-8 [Accessed February 21, 2026] 【R3-13646】2026/2/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのウッタラーカンド州およびヒマーチャル・プラデーシュ州で採集された菌を検討し、Neoboletus deodarae、Sutorius paurianus、Harrya indosubalpinaの3新種を記載した。 N. deodaraeはヒマラヤスギを宿主とし、子実体が小型~中型で傘が淡褐色、帯灰橙色~帯褐橙色で傷つくと速やかに帯灰緑色に変色すること、S. paurianusはコナラ属を宿主とし、子実体が小型~中型で傘に複雑な色合いがあり、表面が非粘性で孔口面が変色しないことなどで特徴づけられた。 H. indosubalpinaはコナラ属の樹下に発生し、子実体が小型~中型で傘が帯桃色~淡赤色、柄表面に桃色の鱗片を欠くことなどで特徴づけられた。 India, Himachal Pradesh, Shimla District, Chopal top (新種) Neoboletus deodarae Su. Datta, K. Das & Vizzini 語源…ヒマラヤスギ (Cedrus deodara) の 【よく似た種との区別】 Neoboletus luridiformis nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパなどに分布する 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘が淡褐色、帯灰橙色~帯褐橙色ではなく暗チョコレート褐色~暗褐色 本種と異なり傘表面が顕著なビロード状 本種より柄の幅が広い 本種と異なり柄が顕著な肉質 nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoboletus xanthopus アジアに分布する nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくヨーロッパおよびトルコなどに分布する 本種と異なりヒマラヤスギではなく主にコナラ属、モミ属、ブナ属樹木を宿主とする 本種と異なり柄が黄色で稀に橙色または赤色を帯びる 本種と異なり柄表面がほぼ平滑~微細で不明瞭な羊毛状または柄表面とほぼ同色で後に暗色化し黄褐色~褐色になる顆粒状 nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoboletus infuscatus アジアに分布する 森林に生息する 形態的に類似している nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドの温帯林ではなく中国の熱帯林などに生息する 本種と異なりヒマラヤスギではなく広葉樹の樹下に発生する 本種より子実体が顕著にがっしりとしている nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhand, Pauri District, Tekka (新種) Sutorius paurianus K. Das, U. Singh, Su. Datta & Vizzini 語源…パウリ(県)の 【よく似た種との区別】 Sutorius alpinus アジアに分布する 肉眼的形態が部分的に類似している ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコナラ属ではなくマツ科の樹下に発生する 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sutorius microsporus アジアに分布する 肉眼的形態が部分的に類似している ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり温帯林ではなく亜高山帯に生息する 本種と異なりコナラ属ではなくマツ科の樹下に発生する 本種より側シスチジアのサイズが比較的小さい ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sutorius pachypus 森林に生息する 同じブナ科樹木を宿主とする 傘が帯赤褐色 傘表面が微細な綿毛状 ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり温帯林ではなく熱帯~亜熱帯林に発生する 本種と異なりコナラ属ではなくシイ属、マテバシイ属、サラノキ属樹木などを宿主とする 本種と異なり孔口面が暗褐色~帯灰褐色ではなく暗紫褐色 本種より担子胞子のサイズが小さい ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sutorius mucosus ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘表皮がゼラチン化した粘質毛状被である 本種と異なり傘表皮の末端細胞が紡錘形~小嚢形 ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sutorius australiensis ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりインドではなくオーストラリアにのみ分布する 本種と異なり孔口面が暗褐色~帯灰褐色ではなく幼時暗紫褐色 ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sutorius rubinus ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯赤褐色 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮の毛状被の末端細胞が紡錘形~広紡錘形で先端が尖形 ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される India, Uttarakhand, Bageshwar District, Dhur to Dhakuri (新種) Harrya indosubalpina K. Das, Su. Datta & Vizzini 語源…インドの亜高山帯の 【よく似た種との区別】 Harrya subalpina nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯桃色~淡赤色ではなく帯灰褐色~紫褐色 本種より担子胞子が大きい nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Harrya moniliformis インドに分布する nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯桃色~淡赤色ではなく帯黄オリーブ色~暗オリーブ色または帯灰緑色 本種と異なり傘表皮に数珠状細胞を欠くのではなく有する nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Harrya olivaceobrunnea インドに分布する nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり傘が帯桃色~淡赤色ではなく帯オリーブ褐色~帯赤褐色 本種と柄の色が異なる nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Harrya chromipes(アケボノアワタケ) 肉眼的形態が類似している 子実体の色が類似している 傘が桃色~帯褐色 nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコナラ属ではなくカエデ属樹木を宿主とする 本種より子実体ががっしりとしている 本種と異なり柄表面に桃色の鱗片を有する 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より縁シスチジアのサイズが大きい 本種より側シスチジアのサイズが大きい nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される