(仮訳)日本産の多孔菌の新種、Postia japonica
Dai, YC. & Hattori, T. 2007. Postia japonica (Basidiomycota), a new polypore from Japan. Mycotaxon. Available at: https://www.biodiversitylibrary.org/page/64551301 [Accessed March 12, 2025] 【R3-13702】2026/3/12投稿

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3行まとめ

茨城県、京都府、奈良県においてツブラジイの生木基部に発生した菌を検討し、Postia japonicaとして新種記載した。
本種は子実体が重生し、肉が1菌糸型、子実層托が2菌糸型、骨格菌糸が弱デキストリノイド、KOHで内壁が膨潤する菌糸などで特徴づけられた。
培養性状の研究により、本種は褐色腐朽を引き起こすと推定された。
茨城県笠間市佐白山麓公園

(新種)

Postia japonica Y.C. Dai & T. Hatt.
語源…日本の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Tyromyces galactinus
日本に分布する
生態的に類似している
子実体が重生する
本種と異なり中国における分布が知られている
本種と異なりツブラジイではなくマツ属樹木などに生息する
本種と異なり褐色腐朽菌ではなく白色腐朽菌である
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり菌糸構成が一貫して1菌糸型である
本種と異なり菌糸がメルツァー陰性
本種と異なり菌糸がKOH陰性である
Climacocystis borealis(エゾタケ)
東アジアに分布する
子実体が重生する
担子胞子の形態が類似している
菌糸構成が類似している
本種と異なり中国、スウェーデンにおける分布が知られている
本種と異なり主に北方林に分布する
本種と異なりツブラジイではなくマツ属、トウヒ属樹木などに生息する
本種と異なり褐色腐朽菌ではなく白色腐朽菌である
本種より孔口のサイズが大きい
本種と異なりシスチジアを欠くのではなく有する
Ryvardenia cretacea
子実体の質感が類似している
菌糸構成が類似している
本種と異なり日本ではなくオーストラリアなどに分布する
本種と異なりツブラジイではなくNothofagus cunninghamiiなどに生息する
本種と異なり子実体が重生ではなく単生する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が厚壁
Ryvardenia campyla
子実体が重生する
担子胞子が楕円形
本種と異なり傘がさび色である
本種と異なりバシディオールが硬化する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が厚壁
Postia punctata
子実体が重生する
担子胞子が楕円形
本種と異なり日本ではなく南米、オーストラリアなどに分布する
本種と異なり傘表面に樹脂状の斑点をあらわす
本種と異なり肉に樹脂状の縞を有する
本種より担子胞子が長い
本種と異なり菌糸構成が一貫して1菌糸型である