(仮訳)Encoelia属およびエンセリア亜科の多系統性の根拠とズキンタケ綱における関連科の再検討
Pärtel, K. et al. 2017. Evidence for the polyphyly of Encoelia and Encoelioideae with reconsideration of respective families in Leotiomycetes. Fungal Diversity. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s13225-016-0370-0 [Accessed January 3, 2026] 【R3-13499】2026/1/3投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

分子系統解析によりEncoelia属およびエンセリア亜科が高度に多系統であることを明らかにした。
セナンジウム科とコーディエリテス科を再定義して復活させ、新属SclerencoeliaおよびXeropilidiumを提唱した。
環境配列を基にセナンジウム科の多くの種がエンドファイトとして広く分布していることを示した。
Germany, Baden-Württemberg, 5 km NE of Tübingen, Pfrondorf, Blaihofstraße

(新種)

Sclerencoelia fraxinicola Baral & Pärtel
語源…(属名)菌核/キンカクキン科+encoelioid(子嚢盤の外観から)/(種小名)トネリコ属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sclerencoelia fascicularis
ドイツに分布する
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエストニアにおける分布が知られている
本種と異なりトネリコ属ではなくヤマナラシ属樹木などを宿主とする
本種と異なり子嚢盤が単生~群生するのではなく類円形の束状をなす
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Luxembourg, 7 km SE of Luxembourg, 2 km ESE of Alzingen, Héid

(新種)

Xeropilidium dennisii Baral, Pärtel & G. Marson
語源…(属名)乾燥(乾燥した樹皮に生息することから)+Pilidium属/(種小名)明記されていないがR.W.G. Dennis氏への献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pilidium lythri
子嚢盤が淡色
子嚢盤がほぼ無柄
子嚢の基部が先細りである
側糸が蝋状の子実上層被覆を形成する
側糸の幅が狭い
側糸が頂部で分枝する
托外被層が帯赤褐色
托外被層が等径細胞からなり、縁部に向かってより伸長する
髄層上部が側糸状
Chaetomella oblonga
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子嚢盤が褐色の剛毛で密に覆われる
本種と異なり柄が短く細い
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pilidium spp.
分生子殻の形態が類似している
スポロドキアの形態が類似している
本種と異なり結晶を欠く
Chaetomella spp.
分生子殻の形態が類似している
スポロドキアの形態が類似している
本種と異なり結晶を欠く
本種と異なり顕著な褐色の剛毛を無性世代と有性世代の両方において形成する

(その他掲載種)

Encoelia furfuracea (Roth) P. Karsten
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Velutarina rufoolivacea
托外被層の構造が類似している
托外被層外層が穀粉状
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主がカバノキ科植物に限定されるのではなく多宿主性である
本種と異なり子嚢盤が水分をかなり速やかに浸透させるのではなく乾燥時撥水性で水分をゆっくり吸収する
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Estonia, Saaremaa, Lümanda Comm., Viidumäe Nature Reserve

(新組み合わせ)

Sclerencoelia fascicularis (Albertini & Schweinitz) Pärtel & Baral
旧名:Peziza fascicularis Alb. & Schwein.
※本種のネオタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Sclerencoelia fraxinicola
ドイツに分布する
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエストニアにおける分布が知られていない
本種と異なりヤマナラシ属ではなくトネリコ属樹木などを宿主とする
本種と異なり子嚢盤が類円形の束状をなすのではなく単生~群生する
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Sclerencoelia pruinosa (Ellis & Everhart) Pärtel & Baral
旧名:Dermatea pruinosa Ellis & Everh.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

(その他掲載種)

Rutstroemia tiliacea (Fries) K. Holm & L. Holm
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Encoelia siparia
形態的に類似している
本種と異なり子嚢頂部に肥厚部の下部にまで及ぶ明瞭なアミロイドのリングを有するという特徴を欠く

(新組み合わせ)

Chlorociboria glauca (Dennis) Baral & Pärtel
旧名:Encoelia glauca Dennis
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chlorociboria aeruginascens(ロクショウグサレキンモドキ)
子嚢胞子がかなり小型で幅狭い
子嚢胞子が類円筒形、類ソーセージ形
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり淡黄色のイオノミドティック反応を示さない
nrSSU+nrLSU+rpb1+rpb2+tef1、ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Chlorociboria lamellicola
子嚢胞子がかなり小型で幅狭い
子嚢胞子が類円筒形、類ソーセージ形
本種と異なり淡黄色のイオノミドティック反応を示さない
Chlorociboria albohymenia
子嚢盤が帯黄色~帯灰色~灰色
本種と異なり淡黄色のイオノミドティック反応を示さない
Chlorociboria clavula
子嚢盤が帯黄色~帯灰色~灰色
本種と異なり淡黄色のイオノミドティック反応を示さない
Chlorociboria poutoensis
子嚢盤が帯黄色~帯灰色~灰色
本種と異なり淡黄色のイオノミドティック反応を示さない