(仮訳)オーストラリア南部産淡水生菌類:新属新種Minivolcanus unicellularisおよび新種Achrochaeta rivulata
Fryar, SC., Réblová, M. & Catcheside, DEA. 2023. Freshwater fungi from southern Australia: Minivolcanus unicellularis gen. et. sp. nov. and Achrochaeta rivulata sp. nov. Australian Journal of Taxonomy. Available at: https://www.taxonomyaustralia.org.au/ajt/papers/67wjshitis [Accessed January 19, 2026] 【R3-13547】2026/1/19投稿

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3行まとめ

オーストラリアの南オーストラリア州とニューサウスウェールズ州において淡水に沈んだ材や花序に発生した2種の菌を検討し、新属新種Minivolcanus unicellularisと新種Achrochaeta rivulataを記載した。
前者は材上に火山のような黒色の分生子殻を形成し、分生子形成様式が全出芽型で複数回貫生伸長し、分生子が球形~類球形、無色、無隔壁で薄い鞘に包まれることなどで特徴づけられた。
後者は分生子が楕円状棍棒形~涙滴形で剛毛を有することなどで特徴づけられ、Achrochaeta属の概念に剛毛の存在を加えて修正した。
Australia, South Australia, Scott Creek Conservation Park

(新種)

Minivolcanus unicellularis Fryar & D.E.A. Catches.
語源…(属名)/(種小名)単細胞の
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【よく似た種との区別】
Hongkongmyces aquaticus
分生子が無色
分生子が球形~類球形
分生子が無隔壁
分生子に大型の油球を含む
本種と異なり分生子形成様式が全出芽型ではなくフィアロ型
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Hongkongmyces kokensis
分生子が無色
分生子が球形~類球形
分生子が無隔壁
分生子に大型の油球を含む
本種と異なり分生子形成様式が全出芽型ではなくフィアロ型
本種より分生子形成細胞が短い
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Acrocalymma spp.
分生子形成様式が全出芽型
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない種が多い
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく円筒形
本種と異なり分生子にしばしば付属糸を伴う
Stagonospora haliclysta
分生子形成様式が全出芽型
本種と異なり分生子形成細胞が伸長しない
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく紡錘形
本種と異なり分生子が無隔壁ではなく有隔壁
本種と異なり分生子に付属糸を有する
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Clohesyomyces aquaticus
分生子形成様式が全出芽型
分生子が無色
分生子が単細胞
分生子に鞘を有する
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形
本種と異なり分生子に大型の油球を欠く
Aquasubmersa japonica
分生子形成様式が全出芽型
分生子が無色
分生子が無隔壁
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形
本種と異なり分生子に大型の油球を欠く
Aquasubmersa mircensis
分生子形成様式が全出芽型
分生子が無色
分生子が無隔壁
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形
本種と異なり分生子に大型の油球を欠く
Halobyssothecium bambusicola
分生子の形状が類似している
分生子に大型の油球を含む
本種と異なり分生子形成様式が全出芽型ではなくフィアロ型
本種と異なり分生子形成細胞が伸長しない
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Pseudoasteromassaria spadicea
分生子の形状が類似している
分生子に大型の油球を含む
本種と異なり分生子形成様式が全出芽型ではなくフィアロ型
本種と異なり分生子形成細胞が伸長しない
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Macrodiplodiopsis desmazieri
分生子形成様式が全出芽型
分生子形成細胞が貫生伸長する
分生子に鞘を有する
本種と異なり分生子が無色ではなく褐色
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形~倒卵状または棍棒形
本種と異なり分生子が無隔壁ではなく有隔壁
Neohelicascus aquaticus
分生子形成様式が全出芽型
ITS+nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり分生子殻が埋生ではなく表在性
本種と異なり分生子殻が黒色ではなく褐色
本種より分生子形成細胞のサイズが小さい
本種と異なり分生子形成細胞が貫生伸長しない
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく楕円形~倒卵状
ITS+nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Aquilomyces metrosideri
本種と異なり分生子形成細胞が全出芽型ではなくフィアロ型
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が球形~類球形ではなく類円筒形
本種と異なり分生子に鞘を有するのではなく欠く
Australia, South Australia, Scott Creek Conservation Park

(新種)

Achrochaeta rivulata Fryar, D.E.A. Catches. & Réblová
語源…小川の
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【よく似た種との区別】
Achrochaeta talbotii
オーストラリアに分布する
材生息菌である
分生子柄が褐色
分生子柄が非分枝
分生子柄が有隔壁
分生子形成様式がフィアロ型
分生子形成細胞が無色
分生子形成細胞のカラレットが漏斗形
分生子が無色
分生子の形状が非対称
分生子が無隔壁
ITS+nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりニュージーランドにおける分布が知られている
本種と異なり分生子形成細胞として自然条件下では頂部に単一の開口部を持つモノフィアライドのみを形成するのではなく、主にモノフィアライドを形成し、稀に側面に複数開口部を持つポリフィアライドを形成する
本種と異なり分生子が円筒状棍棒形ではなく楕円状棍棒形
本種と異なり剛毛が自然条件下で観察されない
ITS+nrLSU+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される