Cerioporus

(和名データなし)

genus
最終更新:2026年01月28日

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なばえノート: Cerioporus ✨セリオポルス属
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なばえノート: Cerioporus ✨セリオポルス属

🗓️ 最終更新日: 2025-05-25

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 一年生の有柄の多孔菌(サルノコシカケ類)で、傘は扇形から不規則な形状を示します🍄
  • 多くの種で柄の基部が特徴的に黒色化し、和名の「~アシグロタケ」や英名「blackfoot polypore」の由来にもなっています✨
  • アシグロタケを含む属ですが、「~アシグロタケ」は本属のほか、タマチョレイタケ属Polyporus)とピシペス属(Picipes)にもまたがっているので注意!
  • 菌糸構造は2菌糸型で、骨格菌糸が膨張するのが本属の特徴です🔍
  • 胞子は紡錘形から円筒形で無色、薄壁で平滑です
  • 主に広葉樹の生木や枯木に発生し、白色腐朽を引き起こします🌳
  • 分子系統解析によりSquamosus系統群として、以前のタマチョレイタケ属から独立しました📚
柔軟な印象がありますが、成熟すると硬くなります!

セリオポルス属(Cerioporus)はかつてはタマチョレイタケ属に含まれていましたが、分子系統解析により独立した系統群として再認識されました。一年生の子実体は柄を持ち、多くの種で成熟すると柄の基部が黒色化するのが特徴的。白色腐朽菌として広葉樹の分解に重要な役割を果たしています。

若い個体では柄が黒くないことも!成熟につれて基部から黒色が広がるんです

系統メモ🧬

セリオポルス属は担子菌門ハラタケ綱タマチョレイタケ目タマチョレイタケ科に属します。基準種はアミヒラタケで、1886年にQuéletによって属が提案されました。

分子系統学的研究により、かつてタマチョレイタケ属のMelanopus群(黒色の柄を持つグループ)として知られていた種群が単系統ではないことが判明。これらはPicipes系統群とSquamosus系統群の2つに分かれ、セリオポルス属は後者に位置づけられています。複数遺伝子領域を用いた解析により、現在では多くの旧Polyporus種が本属に移されています。

かつてのタマチョレイタケ属は今や複数の属に!属レベルの同定が難しくなってしまいました

主要な種と特徴

属の基準種で、iNaturalistでは全世界で約6万件もの観察記録がある普通種。傘は6-40cmと大型で、クリーム色の地に暗褐色の鱗片が特徴的に配列します。種小名の「squamosus(鱗片状の)」や英名「pheasant's back mushroom(キジの背のきのこ)」は、この模様に由来。柄は側生から偏心生で、成熟すると基部が黒色ビロード状に。強い粉臭があり、シカモア、ヤナギ、ポプラなどに発生します。

普通種とは言われますが、関東の里山ではそれほど頻繁に出会うわけではなく、見つけると嬉しい、美しいきのこです♪

小型~中型の子実体を形成し、傘は不規則な半円形。柄が特徴的に黒色化し、中心生から偏心生。幼時柄が淡色なので、この時点では見分けがつきにくいですが、成熟すると基部から上方へ黒色が広がります。孔口面は淡色で、胞子は7-10×2.5-3.5μmの円筒形。日本を含む北米とユーラシアに広く分布し、広葉樹の小枝や倒木に一年中発生する可能性があります。神奈川県の低地で見つかっているものについては、「検証キノコ新図鑑」によるとネッタイアシグロタケ、アカチャアシグロタケアミキアシグロタケ(いずれもタマチョレイタケ属)の誤同定の可能性が高いとのことで、「暖温帯域の神奈川県低地には分布しない」と断言されているほどです。

黄色くて柄が黒いと本種に同定されがちですが、本種は冷温帯に分布する種とされています!これまでの同定が誤同定だったなんて…!
セリオポルス・レプトセファルス(Cerioporus leptocephalus

傘は最大4cm程度で、若い時は赤褐色、古くなると黄灰色に変化。柄は淡黄褐色で基部が黒色化し、英名「blackfoot polypore(黒い柄の多孔菌)」の由来に。管孔面は白色で、傷つけると微かに褐変。北米やヨーロッパに分布し、北米では西海岸で1-4月、東部で5-7月と、地域により発生時期が異なるとのことです。

同じ種なのに東西で発生時期が違う!地域の気候に適応してるんですね〜

生態・文化

セリオポルス属のきのこは主に木材腐朽菌として、白色腐朽によりリグニンとセルロースの両方を分解します。寄生性と腐生性の両方の性質を示す種があり、生木に寄生して樹木病害を引き起こすこともあれば、枯木や倒木の分解者として森林の物質循環に貢献することもあります。埋もれた根から生えていると、地上生のように見えることもあります。

主に広葉樹を好み、樹種によってある程度の選好性を示します。上記に挙げた主要3種の共通の特徴は、柄の基部が黒いこと。ただし、他の属にも類似の性質を持つものがあるので注意してください!乾燥した古い子実体は新鮮なものと全く違って見えることもあるので要注意です。

  • 生木の幹や太い枝(特に衰弱木)
  • 倒木や切り株の腐朽部
  • 伐採された丸太
  • シカモア、ヤナギ、ポプラ(アミヒラタケ
  • 各種広葉樹の小枝(キアシグロタケ
  • 北米の広葉樹林(セリオポルス・レプトセファルス)
  • 埋もれた根(地上生のように見えることも)
黒い柄を持つ多孔菌類は複数!まだ和名が仮称の種もあり、未記載種もあるかもしれません⚠️

野外同定のコツ:まず柄の基部の色をチェック!黒色化していればセリオポルス属の可能性大。次に、子実体が大型で傘に顕著な鱗片があれば、アミヒラタケとはっきり同定できる場合が多いです。さて、問題はここから…。同じ「~アシグロタケ」を含むタマチョレイタケ属とピシペス属との区別が重要です。本属の担子胞子は他の2属(円筒形に近い)に対して紡錘形なので、顕微鏡が助けになるかもしれませんが、胞子を作っていないこともあり、違いが微妙なことも…。全て2菌糸型ということもあり、属レベルの同定も難易度が高いのが実際のところです。

森の分解者として大切な役割を担う仲間たち。見つけたら樹種も記録してみてくださいね♪

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
habitat substrate juglans
📊 観察数: 66
logPLR: 3.12
95% CI: [2.33, 3.92]
2
habitat substrate robinia
📊 観察数: 75
logPLR: 3.12
95% CI: [2.33, 3.92]
3
habitat substrate sambucus
📊 観察数: 26
logPLR: 3.12
95% CI: [2.33, 3.92]
4
habitat substrate crataegus
📊 観察数: 36
logPLR: 3.10
95% CI: [2.30, 3.90]
5
habitat substrate pyrus
📊 観察数: 24
logPLR: 2.88
95% CI: [1.88, 3.88]
6
habitat substrate ulmus
📊 観察数: 30
logPLR: 2.87
95% CI: [1.87, 3.87]
7
habitat substrate sorbus
📊 観察数: 52
logPLR: 2.86
95% CI: [1.86, 3.86]
8
fruiting body shape funnel shaped
📊 観察数: 54
logPLR: 2.77
95% CI: [1.77, 3.77]
9
basidioma surface scaly
📊 観察数: 56
logPLR: 2.60
95% CI: [1.60, 3.60]
10
habitat substrate cedrus
📊 観察数: 94
logPLR: 2.60
95% CI: [1.60, 3.60]
11
habitat substrate malus
📊 観察数: 55
logPLR: 2.59
95% CI: [1.59, 3.59]
12
hyphae shape ellipsoid
📊 観察数: 71
logPLR: 2.56
95% CI: [1.56, 3.56]
13
habitat substrate rubus
📊 観察数: 67
logPLR: 2.50
95% CI: [1.50, 3.50]
14
fruiting body shape reniform
📊 観察数: 72
logPLR: 2.40
95% CI: [1.40, 3.40]
15
pileus shape triangular
📊 観察数: 96
logPLR: 2.38
95% CI: [1.38, 3.38]
16
hymenium surface hispid
📊 観察数: 43
logPLR: 2.34
95% CI: [1.34, 3.34]
17
habitat substrate tilia
📊 観察数: 29
logPLR: 2.28
95% CI: [1.28, 3.28]
18
stipe surface tomentose
📊 観察数: 81
logPLR: 2.21
95% CI: [1.21, 3.21]
19
stipe color black
📊 観察数: 88
logPLR: 2.20
95% CI: [1.20, 3.20]
20
fruiting body position lateral
📊 観察数: 52
logPLR: 2.17
95% CI: [1.17, 3.17]