Coltriciella

ヒメカイメンタケ属

genus
最終更新:2025年12月29日

関連性の高いキーワード:

外生菌根菌 菌根菌 材生息菌 腐生菌 中国 切片 呈色反応 分子系統解析 新種記載
※キーワードの色の濃さは関連性の強さを表しています

なばえノート: Coltriciella ✨ヒメカイメンタケ属
--- slug: coltriciella rank: page last_updated: 2025-07-23 ---

なばえノート: Coltriciellaヒメカイメンタケ属

🗓️ 最終更新日: 2025-07-23

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 小型で懸垂状、側生または中心生の柄を持つ子実体が特徴的です🍄
  • 傘は円形で極めて小さく、繊維質で剛毛を持ちます
  • 柄は短く、表面に繊維状の毛が密生し、稀に分岐することもあります✨
  • 胞子は黄金褐色から褐色で、多くの種で疣状の装飾があります🔍
  • 菌糸構成は1菌糸型で、菌糸にはクランプはありません
  • 特にマツ科の樹木と関連が深く、樹皮上や地上に発生します🌲
  • ニッケイタケ属(Coltricia)に類似しますが、主に胞子の表面装飾の有無が異なります
  • 外生菌根菌と腐生菌の2つの栄養様式が属内で複数回独立に進化してきたことが分かってきました💫
属名は「小さなニッケイタケ属」という意味で、まさにそのミニチュアのようなきのこを作ります♪

ヒメカイメンタケ属Coltriciella)は小型の硬質菌のグループです。最大の特徴は極めて小型で懸垂性の子実体。柄は側生することも中心生のこともあります。表面に装飾のある胞子も重要な特徴。属内で外生菌根菌と腐生菌の両方の生態を示し、栄養様式の進化的可塑性が注目されています。

とにかく小さいので、マツの樹皮やうろの部分を丁寧に観察することが大切です!

系統メモ🧬

ヒメカイメンタケ属担子菌門ハラタケ綱タバコウロコタケ目Hymenochaetales)・Coltriciaceaeに属します。系統的にも形態的にも、ニッケイタケ属と極めて近縁です。

最新の分子系統解析では、本属はニッケイタケ属とColtriciaceae内で単一のクレードを形成することが示されました。しかしC. australicaのような境界的な種の存在により、属の境界は不明瞭になりつつあります。近年の研究 (Valenzuela et al., 2020) では、属内で外生菌根菌と腐生菌の栄養様式が複数回独立に進化し、頻繁に切り替わっていたという推定結果が出ました。

最新の分子系統解析ではニッケイタケ属との境界が曖昧に…分類学は日々進化していますね!

主要な種と特徴

本属の基準種で、日本にも分布する、最も普通に観察される種です。iNat観察記録は最多の約360件。子実体は小型で懸垂状、マツ科樹木の樹皮に付着し、特に空洞になった部分でぶら下がっていることが多いです。傘は円形で、剛毛に覆われ繊維状。柄も短く毛に覆われています。子実層面は管孔状で、傘の小ささと比較すると、孔口は相対的に超大型ともいえます。担子胞子は独特の装飾を持つのが特徴。形態的に類似した複数の隠蔽種が含まれている可能性があるといいます。

世界中で見つかっているけど、実は複数の種が混同されているかも…さらなる研究が待たれます!

生態・文化

ヒメカイメンタケ属の菌類は、外生菌根菌と腐生菌という2つの栄養様式を示し、この形質は属内で複数回独立に進化したことが分子系統解析により明らかになりました。この栄養様式の柔軟性により、様々な環境条件下での生存が可能になっていると考えられます。

多くの種は主にマツ科樹木の樹皮上に懸垂状の子実体を形成しますが、C. multipileataのように土壌から直接発生する地上生の種も存在します。外生菌根菌として機能するものは宿主植物の根に菌根を形成し、腐生菌として機能するものは枯死材を分解します。

  • マツ科(Pinus属など)の樹皮上
  • マツ科樹木近くの地上
  • 針葉樹林の林床 - 落枝や倒木から発生
  • 亜高山帯~山地帯の針葉樹林 - 冷涼な環境を好む
  • 外生菌根菌として宿主樹木の根周辺
  • 都市公園内の植栽地
ルーペは必須!できれば顕微鏡で胞子の装飾も確認してくださいね

同定のコツ:日本の本属菌は今のところはヒメカイメンタケと同定しておいてよさそうです。日本のニッケイタケ属菌はどれもヒメカイメンタケよりかなり大型で、懸垂することもないので、混同のおそれは低いですが、属間の最も確実な識別形質は胞子の表面装飾です。本属の胞子は疣状や網目状の装飾を持つのに対し、ニッケイタケ属の胞子は平滑です。

外生菌根菌と腐生菌を行ったり来たり…栄養戦略が柔軟なんですね♪

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
habitat location burnt place
📊 観察数: 146
logPLR: 4.00
95% CI: [3.20, 4.80]
2
fruiting body shape funnel shaped
📊 観察数: 40
logPLR: 3.30
95% CI: [2.50, 4.10]
3
basidiospore shape tapering
📊 観察数: 72
logPLR: 3.24
95% CI: [2.44, 4.04]
4
stipe shape branched
📊 観察数: 45
logPLR: 3.07
95% CI: [2.27, 3.87]
5
pore shape flat
📊 観察数: 32
logPLR: 2.99
95% CI: [1.99, 3.99]
6
basidia shape sinuous
📊 観察数: 55
logPLR: 2.84
95% CI: [1.84, 3.84]
7
basidiospore shape reniform
📊 観察数: 69
logPLR: 2.77
95% CI: [1.77, 3.77]
8
hyphae structure no clamp
📊 観察数: 83
logPLR: 2.75
95% CI: [1.75, 3.75]
9
basidiospore surface striate
📊 観察数: 50
logPLR: 2.64
95% CI: [1.64, 3.64]
10
hymenium color pink
📊 観察数: 77
logPLR: 2.64
95% CI: [1.64, 3.64]
11
pileus shape spatulate
📊 観察数: 56
logPLR: 2.58
95% CI: [1.58, 3.58]
12
spore shape reniform
📊 観察数: 46
logPLR: 2.55
95% CI: [1.55, 3.55]
13
basidioma shape entire
📊 観察数: 34
logPLR: 2.52
95% CI: [1.52, 3.52]
14
basidiospore color red
📊 観察数: 78
logPLR: 2.49
95% CI: [1.49, 3.49]
15
hymenophore shape flat
📊 観察数: 66
logPLR: 2.47
95% CI: [1.47, 3.47]
16
basidioma shape angular
📊 観察数: 57
logPLR: 2.46
95% CI: [1.46, 3.46]
17
hymenial surface shape flat
📊 観察数: 78
logPLR: 2.44
95% CI: [1.44, 3.44]
18
hyphae structure monomitic
📊 観察数: 54
logPLR: 2.41
95% CI: [1.41, 3.41]
19
basidioma shape lobed
📊 観察数: 77
logPLR: 2.37
95% CI: [1.37, 3.37]
20
hyphae color color change
📊 観察数: 78
logPLR: 2.36
95% CI: [1.36, 3.36]