Lophodermium

(和名データなし)

genus
最終更新:2026年01月28日

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所属する種 42

なばえノート: Lophodermium ✨カビフルイキン属
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なばえノート: Lophodermium ✨カビフルイキン属

🗓️ 最終更新日: 2025-06-14

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 子嚢果は楕円形で、中央に縦方向の裂開部(スリット)があるのが最大の特徴です✨
  • 子嚢胞子は糸状(針状)で無色、90-120μm程度の長さでゼラチン質の鞘に囲まれます🔍
  • 多くの種は針葉上に黒色の帯線(zone lines)を形成し、これが野外での識別の手がかりに🌲
  • 未熟な子嚢果は灰色ですが、成熟すると光沢のある黒色になります
  • マツ科植物に特に多く見られ、宿主特異性が高い種が多いのが特徴です🍃
  • エンドファイト・腐生菌・病原菌という3つの生活様式を状況に応じて変化させる種もいます
  • 世界中に約145種が分布し、温帯針葉樹林を中心に様々な気候帯に生息しています🌏
縦に裂ける子嚢果が特徴的!他の属との区別はこの裂開パターンが決め手なんです♪

カビフルイキン属(Lophodermium)は針葉樹を中心に世界中で約145種が知られている子嚢菌の一グループです。最大の特徴は楕円形で縦に裂ける子嚢果(子嚢殻)と、糸状(針状)の子嚢胞子を形成すること。多くの種はエンドファイトとして無症状で植物組織内に生息しますが、一部の種は重要な植物病原菌として葉ふるい病などの病害を引き起こします。

針葉上の黒い帯線と楕円形の子嚢果を探してください!ルーペがあると観察しやすいですよ

系統メモ🧬

カビフルイキン属は子嚢菌門チャワンタケ亜門ズキンタケ綱・リティズマ目(Rhytismatales)・リティズマ科(Rhytismataceae)に属します。同じ科の主な属にはCoccomyces属、Rhytisma属がありますが、子嚢果あるいは子嚢胞子の形態により明確に区別可能です。

分子系統解析によると、カビフルイキン属はITS領域の配列解析でマツ類寄生種と南半球の他宿主寄生種の大きく2つのグループに分かれることが判明しています。興味深いことに、病原性を持つ種は系統樹上でより派生的な位置にあり、エンドファイトから病原菌へと進化したことが示唆されています。また、Meloderma desmazieresiiと同定された一部の菌株が本属内に位置づけられるなど(Ortiz-García et al., 2003)、属概念に再検討が必要な状況です。

分子系統解析で属の概念が揺らいでいます…形態分類と分子系統が一致しないことも!

主要な種と特徴

ロフォデルミウム・ピナストリ(Lophodermium pinastri

複数のマツ属(Pinus)樹木に寄生する、全世界でのiNat観察記録が最多(約900件)の種。日本ではクロマツ、アカマツなど、ヨーロッパではヨーロッパアカマツなどの腐朽した針葉に普通に見られます。子嚢果は宿主の表皮組織内に埋生し、黒色で楕円形~広紡錘形の唇のような形状で、周囲に帯線を伴います。主に枯死した針葉上に発生し、エンドファイトとしても存在。長年L. seditiosumと混同され、葉ふるい病の病原菌とされていましたが、病原性は低いことが判明しています。

強力な病原菌と思われていたけど実は違った!科学の進歩で真実が明らかになった好例ですね♪
ロフォデルミウム・セディティオサム(Lophodermium seditiosum

マツ類の重要な病原菌で、葉ふるい病を引き起こします。子嚢果は800-1500μmの長さで表皮組織内に完全に埋生。生きた針葉に感染し、黄色い斑点から赤褐色へと変化した後、針葉が落下します。以前はL. pinastriと混同されていましたが、分子生物学的手法により別種と判明しました。

マツの苗木や若い植林地では大きな被害に!湿度が高い時期は特に注意が必要です⚠️
ロフォデルミウム・ジュニペリナム(Lophodermium juniperinum

ビャクシン属(Juniperus)の針葉上に発生する種。子嚢果は楕円形~長楕円形で、匍匐性の種で特に観察されやすいです。地表近くの湿度の高い環境を好み、主に腐生的に生育します。

欧米の寒冷な地域からの記録が多いです!日本ではまだ報告されていないようですが、分布しているのでしょうか…?
ロフォデルミウム・ペティオリコラ(Lophodermium petiolicola

クリ属(Castanea)やコナラ属(Quercus)など広葉樹の葉柄に生じる珍しい種。針葉樹に偏りがちな本属菌の中で、広葉樹に寄生する代表的な種として重要です。子嚢果の形態は他種と同様ですが、生息環境が明確に異なります。

え、広葉樹にも!?葉柄という特殊な部位を選ぶなんて面白い生態ですね〜

生態・文化

カビフルイキン属菌は主に3つの生活様式を示します:①エンドファイト(内生菌)として宿主植物の生きた組織内に無症状で生息、②腐生菌として落葉・落枝上で枯死植物組織を分解、そして③一部の種は病原菌として植物病害を引き起こします。同一種でも宿主植物のストレス条件下ではエンドファイトから病原菌へと変化することが知られています。

宿主範囲はマツ科植物に集中していますが、ヒノキ科など他の針葉樹、あるいはイネ科植物や一部の広葉樹にも見られます。多くの種は単一の宿主属に限定される高い宿主特異性を示しますが、複数の宿主に感染する多犯性の種も存在します。エンドファイトとして生活する種は、宿主植物の生育促進、乾燥ストレスへの耐性付与、他の病原体からの保護など、様々な良い相互作用を持つことも知られています。

  • マツ属(Pinus)の針葉 - 最も多くの種が寄生
  • トウヒ属(Picea)・モミ属(Abies)の針葉
  • ビャクシン属(Juniperus)の針葉 - 匍匐性の種に多い
  • イネ科(Poaceae)植物の葉
  • コナラ属(Quercus)の葉柄
  • ツツジ科スノキ属(Vaccinium)の葉
L. seditiosumは重要な植物病原菌です!マツ葉ふるい病に要注意です⚠️

実用的な同定のコツ:まず宿主植物を特定し、針葉上の黒色の帯線を探します。次に楕円形~長紡錘形で縦に裂開する子嚢果を確認。L. pinastriL. seditiosumの識別は形態だけでは困難です…。葉ふるい病の病徴(生きた針葉の黄変・落葉)が出ていたら記録しておいてください!確実な同定にはDNA解析が推奨されますが、属までの同定なら形態観察で十分可能です!

宿主植物をまず特定してから探すと効率的!属レベルなら形態から同定可能です♪

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
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信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
fruiting body development schizolytic
📊 観察数: 76
logPLR: 3.94
95% CI: [3.14, 4.74]
2
spore shape spiral
📊 観察数: 33
logPLR: 3.77
95% CI: [2.97, 4.57]
3
habitat position epiphyllous
📊 観察数: 61
logPLR: 3.76
95% CI: [2.96, 4.56]
4
spore shape filiform
📊 観察数: 85
logPLR: 3.69
95% CI: [2.89, 4.49]
5
asci shape pointed
📊 観察数: 90
logPLR: 3.58
95% CI: [2.78, 4.38]
6
spore surface sheath
📊 観察数: 92
logPLR: 3.11
95% CI: [2.31, 3.91]
7
ascospore shape filiform
📊 観察数: 56
logPLR: 3.04
95% CI: [2.24, 3.84]
8
ascospore shape spiral
📊 観察数: 20
logPLR: 2.93
95% CI: [1.93, 3.93]
9
fruiting body texture carbonaceous
📊 観察数: 77
logPLR: 2.92
95% CI: [1.92, 3.92]
10
habitat substrate rhododendron
📊 観察数: 51
logPLR: 2.88
95% CI: [1.88, 3.88]
11
fruiting body shape ellipsoid
📊 観察数: 22
logPLR: 2.77
95% CI: [1.77, 3.77]
12
habitat substrate vaccinium
📊 観察数: 78
logPLR: 2.76
95% CI: [1.76, 3.76]
13
fruiting body shape fusiform
📊 観察数: 24
logPLR: 2.71
95% CI: [1.71, 3.71]
14
fruiting body position subepidermal
📊 観察数: 66
logPLR: 2.70
95% CI: [1.70, 3.70]
15
conidioma shape ellipsoid
📊 観察数: 86
logPLR: 2.66
95% CI: [1.66, 3.66]
16
apothecia surface striate
📊 観察数: 88
logPLR: 2.65
95% CI: [1.65, 3.65]
17
apothecia shape ellipsoid
📊 観察数: 36
logPLR: 2.63
95% CI: [1.63, 3.63]
18
habitat substrate camellia
📊 観察数: 51
logPLR: 2.57
95% CI: [1.57, 3.57]
19
habitat substrate mangifera
📊 観察数: 80
logPLR: 2.55
95% CI: [1.55, 3.55]
20
fruiting body position underside
📊 観察数: 99
logPLR: 2.54
95% CI: [1.54, 3.54]