Peniophora

カワタケ属

genus
最終更新:2025年12月29日

関連性の高いキーワード:

材生息菌 コウヤクタケ類 スイカズラ属 スイカズラ科 種の豊富さ ビャクシン属 膠質菌 ヤナギ属 樹皮生息菌 菌類相調査
※キーワードの色の濃さは関連性の強さを表しています

所属する種 46

Peniophora lycii
海外: 4924
Peniophora rufa
海外: 4644
Peniophora pithya
海外: 1689
Peniophora aurantiaca
海外: 1618
Peniophora rufomarginata
海外: 1530
Peniophora violaceolivida (ウスチャカワタケ)
海外: 1374
Peniophora laeta
海外: 1179
Peniophora laurentii
海外: 784
Peniophora erikssonii (エゾカワタケ)
海外: 745
Peniophora junipericola
海外: 709
Peniophora meridionalis
海外: 497
Peniophora proxima
海外: 481
Peniophora piceae
海外: 463
Peniophora lilacea
海外: 206
Peniophora pseudoversicolor
海外: 196
Peniophora boidinii
海外: 181
Peniophora septentrionalis
海外: 166
Peniophora reidii
海外: 147
Peniophora tamaricicola
海外: 141
Peniophora pseudopini
海外: 96
Peniophora decorticans
海外: 84
Peniophora malenconii
海外: 82
Peniophora pilatiana
海外: 63
Peniophora scintillans
海外: 50
Peniophora ovalispora
海外: 30
Peniophora bicornis
海外: 19
Peniophora pseudonuda
海外: 19
Peniophora borbonica
海外: 10
Peniophora malaiensis
海外: 8
Peniophora crystallina (ツブニカワカワタケ)
海外: 0
Peniophora formosana
海外: 0
Peniophora kuehneroides
海外: 0
Peniophora miranda
海外: 0
Peniophora quercina var. quercina (カワタケ)
海外: 0
Peniophora spathulata
海外: 0
Peniophora tristiculoides
海外: 0
なばえノート: Peniophora ✨カワタケ属
--- slug: peniophora rank: page last_updated: 2025-06-12 ---

なばえノート: Peniophoraカワタケ属

🗓️ 最終更新日: 2025-06-12

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 背着生~半背着生の子実体を形成するコウヤクタケ類のグループで、乾燥すると縁が巻き上がることが多いです📜
  • 子実層面は平滑で、白色・桃色・紫色・赤色など鮮やかな色調が特徴的✨
  • 顕微鏡で見るとグレオシスチジア(粘性シスチジア、油状内容物を含む)とランプロシスチジア(厚壁シスチジア、結晶を伴う)という2種類の特殊なシスチジアがあります🔍
  • 担子胞子は円筒形~ソーセージ形で、平滑、非アミロイドです
  • 白色腐朽菌として枯れ木や枯れ枝を分解し、リグニン分解能力が特に高いです🌿
  • 種によっては宿主選好性が明瞭で、例えばP. quercinaはコナラ属、P. rufaはヤマナラシ属樹木を好みます🌳
  • 最近の分子系統解析により、ヒメサビウロコタケ属(Dendrophora)属とDuportella属も広義のPeniophoraとして統合される傾向にあります📊
コウヤクタケ類の例に漏れず、同定難易度は高いですが、たくさん見ると「カワタケ属っぽさ」が分かってきますよ♪

カワタケ属Peniophora)は木材腐朽菌からなるコウヤクタケ類のグループです。子実体は背着生で木の表面に薄く広がり、白・ピンク・紫・赤など種によってカラフルな色調です。最大の特徴は2種類のシスチジア(グレオシスチジアとランプロシスチジア)を持つこと。特に後者は顕微鏡を覗くと真っ先に目に留まるほど目立つ構造です。

最大の特徴であるシスチジアの観察には顕微鏡は必須!ベニタケ目なのでスルホバニリンが効果的ですが、危険すぎて手軽に試せるものではないです…

系統メモ🧬

カワタケ属担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ベニタケ目Russulales)・カワタケ科Peniophoraceae)に属します。真のコウヤクタケ(科)とはかなり遠縁にあたり、ベニタケに近い仲間です。

最新の分子系統解析により、従来形態的特徴で分けられていたヒメサビウロコタケ属とDuportella属は、本属と混在した単系統群を形成することが判明し、現在は広義のカワタケ属に含まれる傾向にあります。さらに興味深いことに、キクイムシと共生するEntomocorticium属もこのグループから派生したことが分かってきました。

形態で分けられていた属が実は一つの仲間だったなんて…一見単純に見えますが、突き詰めると難しいんですよ

主要な種と特徴

ペニオフォラ・アルボバディア(Peniophora albobadia

英名「Giraffe Spots(キリンの斑点)」の通り、中心部が褐色で白い縁取りがある特徴的な外観です。子実体は円形に近い薄い膜状で背着生。北米に広く分布し、様々な広葉樹の樹皮上に発生し、小枝を含むあまり太くない枝に発生する傾向があります。iNat観察記録は最多(約6千件)です。関東の里山でもこれらしきものをしばしば見かけますが、同種なのか近縁種なのか、はたまた遠縁の種なのかは不明です…。

本当にキリンみたいな模様なんです!自然の芸術作品ですよね♪
ペニオフォラ・ルファ(Peniophora rufa

「Red Brain Fungus(赤い脳みその菌)」と呼ばれ、鮮赤色~橙赤色のクッション状の塊を形成。各子実体は最大約1cm、高さ2mm程度。蝋質で皺があり、時に白い粉を帯びます。主にヤマナラシ属の枯れ枝に特異的に発生する種です。iNatには欧米から大量の観察記録が投稿されています(約4千件)。

真っ赤で小さな宝石みたい!日本では未記録のようですが、見てみたいですね♪

「Rosy Crust(ばら色のコウヤクタケ)」の名前通り、鮮やかな桃色~赤色の背着生子実体を形成。ヨーロッパに広く分布し、特にイギリスとアイルランドでよく観察されます。関東の里山でも似たものは見つかりますが、本当にこの種なのかの確定は困難です…。

英名のばら色よりは、和名の肉色の方がしっくりくるような気がしますね…

「Oak Crust(オークのコウヤクタケ)」として知られ、湿時は淡紫色、乾燥時は桃色に変化。主にコナラ属専門の腐朽菌で、枯れ木や倒木上で白色腐朽を引き起こします。胞子は特徴的な屈曲した円筒形で、ランプロシスチジアは時に豊富に見られます。晩夏と秋に胞子を形成します。

枯れ木の先駆種(パイオニア)として知られています。せっかちなものはまだ生きている木に発生することも…!

生態・文化

カワタケ属の菌類は全て木材腐朽菌で、森林生態系において重要な分解者の役割を果たしています。白色腐朽を引き起こし、特にリグニン分解能力が高いことで知られます。これにより倒木や枯れ枝を効率的に分解し、森林の炭素循環に大きく貢献しています。

興味深いことに、一部の種は明確な宿主選好性を示します。例えばカワタケは主にコナラ属に、P. rufaはヤマナラシ属に発生します。また、カワタケのように生きた木の辺材に潜在的に寄生し、木が弱ると活発に成長を始める種もあります。さらに驚くべきことに、カワタケ属から派生したEntomocorticiumのグループはキクイムシと共生関係を持ち、昆虫の菌嚢(マイカンギア)内で生活するという特殊な進化を遂げています。

  • 広葉樹・針葉樹の枯れ枝(特に立木の高い位置)
  • 倒木や切り株の樹皮表面
  • コナラ属の森林(カワタケが特に多い)
  • ポプラ・ヤマナラシの枯れ枝(P. rufa専門)
  • 温帯から熱帯の森林(世界的に広く分布)
  • 生きた木の辺材(一部の種は潜在的寄生)
コウヤクタケ類の中では「乾いた」コウヤクタケという印象が強いです!倒木や落ち枝の裏ではなく、露出した場所に発生していることもしばしば♪

野外での見つけ方:枯れ枝の樹皮がついた面の裏側をチェック!薄い膜状なので見逃しやすいですが、ピンク・紫・赤などの鮮やかな色が目印です。湿った時と乾いた時で色が変わるので注意しましょう。乾燥した時に縁が巻き上がることは、本属の一般的な傾向として重要です。ランプロシスチジアの結晶を確認できれば、より確実な同定につながります!胞子を常に作っているとは限らないので、せっかく顕微鏡で覗いたのに見えなかったということも…。日本から多数の種が知られていますが、種までの同定は困難なグループなので、無理に種名を当てはめるのは避けた方がよいでしょう。

なんと、キクイムシと共生する種まであるなんて…奥が深いですね!

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
conidiophore shape resupinate
📊 観察数: 59
logPLR: 4.95
95% CI: [4.15, 5.75]
2
conidiophore color orange
📊 観察数: 146
logPLR: 4.10
95% CI: [3.30, 4.90]
3
conidiophore surface dry
📊 観察数: 78
logPLR: 3.56
95% CI: [2.76, 4.36]
4
conidiophore color grey
📊 観察数: 63
logPLR: 3.51
95% CI: [2.71, 4.31]
5
conidiophore shape pileate
📊 観察数: 97
logPLR: 3.36
95% CI: [2.56, 4.16]
6
spore print color red
📊 観察数: 92
logPLR: 3.35
95% CI: [2.55, 4.15]
7
hymenophore shape tapering
📊 観察数: 75
logPLR: 3.22
95% CI: [2.42, 4.02]
8
mycelium color pink
📊 観察数: 28
logPLR: 3.22
95% CI: [2.42, 4.02]
9
hymenial surface shape flat
📊 観察数: 80
logPLR: 3.13
95% CI: [2.33, 3.93]
10
mycelium color orange
📊 観察数: 93
logPLR: 3.05
95% CI: [2.25, 3.85]
11
thallus color pink
📊 観察数: 37
logPLR: 2.96
95% CI: [1.96, 3.96]
12
ascoma surface cracking
📊 観察数: 89
logPLR: 2.91
95% CI: [1.91, 3.91]
13
mycelium color red
📊 観察数: 85
logPLR: 2.88
95% CI: [1.88, 3.88]
14
thallus color purple
📊 観察数: 39
logPLR: 2.78
95% CI: [1.78, 3.78]
15
ascoma shape resupinate
📊 観察数: 80
logPLR: 2.78
95% CI: [1.78, 3.78]
16
habitat substrate arbutus
📊 観察数: 46
logPLR: 2.70
95% CI: [1.70, 3.70]
17
thallus surface dry
📊 観察数: 54
logPLR: 2.65
95% CI: [1.65, 3.65]
18
colony structure clamped
📊 観察数: 98
logPLR: 2.59
95% CI: [1.59, 3.59]
19
fruiting body position free
📊 観察数: 78
logPLR: 2.48
95% CI: [1.48, 3.48]
20
thallus surface floccose
📊 観察数: 99
logPLR: 2.48
95% CI: [1.48, 3.48]