2025年8月16日 (仮訳)中国産Clavaria属Syncoryne亜属の分類学的更新:2新種と1新産種の記載 Yan, J. et al. 2022. Updated taxonomy of Chinese Clavaria subg. Syncoryne (Clavariaceae, Agaricales): description of two new species and one newly recorded species. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-022-01815-y [Accessed August 16, 2025] 【R3-13077】2025/8/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国で採集された2種の菌を検討し、Clavaria aspersaおよびC. hupingshanensisとして新種記載した。 両種ともSyncoryne亜属に含まれ、前者は子実体が散生~群生し白色で分枝せず、後者は子実体が叢生~群生し、ばら白色~シーシェルピンク、菌糸に二次隔壁を有することなどで特徴づけられた。 また、C. amoenoidesを吉林省から中国新産種として報告した。 中国安徽省黄山市黄山 (新種) Clavaria aspersa P. Zhang & Jun Yan 語源…散在する(子実体の発生様式から) 【よく似た種との区別】 Clavaria fragilis(シロソウメンタケ) 中国に分布する 肉眼的形態が類似している(識別困難) 子実体のサイズが類似している 子実体の色が類似している ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種と異なり子実体が通常密に叢生する 本種と異なり柄が不明瞭という特徴を欠く 本種と異なり菌糸に二次隔壁を有する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Clavaria gibbsiae 菌糸に二次隔壁を欠く 本種と異なりSyncoryne亜属ではなくHolocoryne亜属に含まれる 本種と異なり担子器基部に環状のクランプを有する Clavaria tenuipes 菌糸に二次隔壁を欠く 本種と異なりSyncoryne亜属ではなくHolocoryne亜属に含まれる 本種と異なり担子器基部に環状のクランプを有する Clavaria acuta 本種と異なりSyncoryne亜属ではなくHolocoryne亜属に含まれる 本種と異なり菌糸に二次隔壁を欠くのではなく有する Clavaria alliacea 肉眼的形態が類似している 本種と異なり担子器が2胞子性 Clavaria fuscata 肉眼的形態が類似している 本種と異なり担子器が2胞子性 Clavaria filiola 子実体が白色系 本種と異なり子実体が極小である Clavaria fossicola 子実体が白色系 本種と異なり子実体が極小である 中国湖南省常徳市石門県壺瓶山自然保護区 (新種) Clavaria hupingshanensis P. Zhang & Jun Yan 語源…壺瓶山産の 【よく似た種との区別】 Clavaria apulica 子実体が桃色 本種より子実体が暗色 本種と異なり子実体が分枝する Clavaria barlae 子実体が桃色 本種より子実体が暗色 本種と異なり子実体が分枝する Clavaria zollingeri(ムラサキホウキタケ) 中国に分布する 子実体が桃色 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種より子実体が暗色 本種と異なり子実体が分枝する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Clavaria appendiculata 子実体が桃色 本種と異なり担子器の基部に環状のクランプを有する Clavaria incarnata 子実体が桃色 本種と異なり担子器の基部に環状のクランプを有する Clavaria messapica 子実体が桃色 本種と異なり担子器の基部に環状のクランプを有する Clavaria pseudoincarnata 子実体が桃色 本種と異なり担子器の基部に環状のクランプを有する Clavaria rosea(ベニセンコウタケ) 中国に分布する 子実体が桃色 子実体が分枝しない 担子器基部にクランプを欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国における分布が知られている 本種と異なり子実体がばら白色~シーシェルピンクではなくばら桃色 本種と異なり柄が不明瞭という特徴を欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Clavaria sinensis 中国に分布する 子実体が桃色 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が分枝する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Clavaria helicoides 子実体が桃色 本種と異なり担子胞子が白色ではなく桃色 (中国新産種) Clavaria amoenoides Corner, K.S. Thind & Anand 【よく似た種との区別】 Clavaria fumosa(サヤナギナタタケ) 中国に分布する 子実体が分枝しない 担子器基部にクランプを欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が淡い橙黄色~ピクリックイエローではなく淡クリーム色~煤色 ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Clavaria straminea 本種と異なり柄が通常は非常に顕著である 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が球形 Clavulinopsis amoena(ムニンキアシセンコウタケ) 肉眼的形態が類似している(野外で識別困難) 本種と異なり担子器基部にクランプを有する 本種と異なり菌糸にクランプを有する