(仮訳)インド熱帯域産のAuricularia属2新種の分類学的および分子生物学的特性調査
Datta, S. et al. 2025. Taxonomic and molecular characterization of two new species of Auricularia from tropical India. Nelumbo. Available at: https://nelumbo-bsi.org/index.php/nlmbo/article/view/173487 [Accessed October 28, 2025] 【R3-13298】2025/10/28投稿

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3行まとめ

インドの西ベンガル州とアンダマン・ニコバル諸島で採集された2種の食用きのこを検討し、Auricularia andamanicaおよびA. tropicaとして新種記載した。
前者は子実体上面が無毛で、子実層托が強く枝分かれした脈状または孔状の網目状であることなどで特徴づけられた。
後者は子実体上面が微毛状で、子実層托が平滑から不明瞭な襞状を呈することで特徴づけられた。
India, Andaman & Nicobar Islands, Baratang

(新種)

Auricularia andamanica Su. Datta & K. Das
語源…アンダマンの
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【よく似た種との区別】
Auricularia delicata(アミキクラゲ)
インドに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国、カメルーン、赤道ギニアにおける分布が知られている
本種と異なり子実体上面が毛状
本種と異なり子実層托が孔状~網目状でない
本種より担子器が短い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より子実体上面の毛が短い
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia sinodelicata
アジアに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなく中国などに分布する
本種と異なり子実体上面が帯赤褐色
本種と異なり子実体上面が折り畳み状
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より毛が長い
本種と異なり子実体上面の毛の基部が根状でない
本種と異なり子実体上面の毛のルーメンに隔壁を有する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia auricula-judae(キクラゲ)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくフランスなどに分布する
本種と異なり子実層托が平滑
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
India, West Bengal, Howrah district, AJC Bose Indian Botanic Garden

(新種)

Auricularia tropica Su. Datta & K. Das
語源…熱帯の
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【よく似た種との区別】
Auricularia nigricans(アラゲキクラゲ)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくメキシコ、コスタリカなどに分布する
本種と異なり子実体が橙褐色~帯赤褐色
本種と異なり子実体上面が密な剛毛状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia cornea(ナンカイキクラゲ)
インドに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブラジル、中国における分布が知られている
本種と異なり子実体が橙褐色~帯赤褐色または白色~黄褐色
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia mesenterica(ヒダキクラゲ)
インドに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスイスにおける分布が知られている
本種と異なり子実体が帯灰褐色~暗褐色または白色~黄褐色
本種と異なり子実体上面が顕著な環紋状の剛毛状
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
本種より子実体上面の毛が長い
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia delicata(アミキクラゲ)
インドに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国、カメルーン、赤道ギニアにおける分布が知られている
本種と異なり子実層托が明瞭な孔状~網目状
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia auricula-judae(キクラゲ)
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくフランスなどに分布する
本種と異なり子実体上面が剛毛状
本種と異なり子実層に結晶が散在する
本種より担子器が長い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より子実体上面の毛が長い
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia olivaceus
インドに分布する
本種と異なり子実体がオリーブ褐色
本種と異なり子実体の縁が不規則な裂片状
本種と異なり子実体表面が波状で縁部付近が脈状
本種と異なり上位担子器が顕著に分枝する
本種と異なり子実体上面の毛の先端が截形
本種と異なり髄層を有する
Auricularia fibrilifera
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなくパプアニューギニア、中国などに分布する
本種と異なり子実体が帯赤褐色
本種と異なり子実体上面が疎らな毛状
本種より子実体上面の毛がずっと長い
本種と異なり子実体上面の毛の基部が膨大する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia thailandica
アジアに分布する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりインドではなく中国などに分布する
本種と異なり子実体が帯褐橙色
本種と異なり子実体上面が隆起状~脈状
本種と異なり子実体上面の毛のルーメンに隔壁を有する
ITS+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される