(仮訳)日本の草地に発生したMarasmiusGlobulares節の1新種
Oguchi, K. & Hosaka, K. 2026. A New Species of Marasmius Sect. Globulares Growing in Grassland from Japan. Taxonomy. Available at: https://www.mdpi.com/2673-6500/6/1/21 [Accessed March 17, 2026] 【R3-13719】2026/3/17投稿

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3行まとめ

本州および四国において芝生に発生した菌を検討し、Marasmius neooreadesとして新種記載した。
本種はM. oreadesとは、子実体がより細長いこと、縁シスチジアを有することなどが異なっていた。
日本を含む温帯域で長年M. oreadesとして記録されてきたものの多くが本種に相当する可能性を指摘した。
鳥取県鳥取市湖山町南 鳥取大学

(新種)

Marasmius neooreades K. Oguchi & K. Hosaka
語源…新しいMarasmius oreades
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【よく似た種との区別】
Marasmius oreades(シバフタケ)
生息環境が類似している
子実体の形態が類似している
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本ではなくヨーロッパなどに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり子実体の形状がより細長いのではなくよりがっしりとしている
本種より傘のサイズが大きい
本種より柄のサイズが大きい
本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく欠く
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius albogriseus
生息環境が類似している
子実体の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国ではなく米国などに分布する
本種と異なり子実体が全体的に灰色を帯びる
本種と柄シスチジアの形態が異なる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius aurantioferrugineus(カバイロオオホウライタケ)
東アジアに分布する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国ではなく韓国、ロシアなどに分布する
本種と異なり芝生ではなくカラマツ属の落葉上に生息する
本種より子実体のサイズが大きい
本種と異なり傘が帯赤褐色
本種と異なり傘表面に放射状の小皺をあらわす
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius brunneospermus(アミガサホウライタケ)
日本に分布する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国における分布が知られている
本種と異なり芝生ではなく森林環境に生息する
本種と異なり傘表面が小皺状〜網目状
本種と異なり柄基部に剛毛状の菌糸を伴う
本種と異なり胞子紋が白色ではなく白色〜黄橙色または褐色
本種より担子胞子の幅が狭い
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius collinus
草地に生息する
子実体の形態が類似している
本種と異なり襞の間隔が密
本種と異なり柄表面が平滑
本種と異なり子実体に特有の臭いがある
本種と異なりシスチジアを有するのではなく欠く
Marasmius desjardinii
アジアに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国ではなくインドなどに分布する
本種と異なり芝生ではなく森林環境に生息する
本種より子実体の形状が細長い
本種より襞の間隔が密
本種と異なり縁シスチジアに指状突起を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius heinemannianus
草地に生息する
本種と異なり子実体のサイズが非常に大型である
本種と異なり胞子紋が淡い帯黄白色
本種と異なり担子胞子が大型
本種と異なり担子胞子が類紡錘形
Marasmius macrocystidiosus
日本に分布する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりロシアにおける分布が知られている
本種と異なり芝生ではなく森林環境に生息する
本種と異なり柄表面が微毛状
本種と異なり縁シスチジアが大型である
本種と異なり縁シスチジアが棍棒形
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius maximus(オオホウライタケ)
中国に分布する
傘の色が類似している
柄表面に帯褐色の小鱗片を有する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国における分布が知られている
本種と異なり芝生ではなく森林環境に生息する
本種より子実体のサイズがずっと大きい
本種と異なり傘表面が放射状の溝線状〜条線状
本種と異なり菌糸体マットがフェルト状
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より担子胞子が狭楕円形
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius nigrodiscus
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国ではなく米国などに分布する
本種と異なり側シスチジアを欠くのではなく有する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius nivicola(ユキホウライタケ)
日本に分布する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり韓国における分布が知られている
本種と異なり芝生ではなく森林環境に生息する
本種と異なり子実体が白色
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius pseudocollinus
本種より担子胞子のサイズが小さい
Marasmius torquecens
本種と異なり柄基部にかけて褐色から黒色へと色調が変化する
本種と異なり柄表面に鱗片を有するのではなく欠く
Marasmius vagus
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり日本、中国ではなくオーストラリア、米国などに分布する
本種と異なり傘が橙色〜杏色
本種と異なりSiccus型箒状細胞を有する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius wynneae
本種と異なり傘が類白色
本種と異なり柄が頂部を除き暗色
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Marasmius campestris
中国に分布する
草地に生息する
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘が帯紫色
本種と異なり傘表面が深い溝状、条線状
本種より担子胞子のサイズが著しく大きい
ITS+nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される