Coccomyces delta

(Kunze ex Fries) Cooke

（和名データなし）

⟳ 最終更新：2025年10月08日

Ascomycota（子嚢菌門） Pezizomycotina（チャワンタケ亜門） Leotiomycetes（ズキンタケ綱） Leotiomycetidae（ズキンタケ亜綱） Rhytismatales（リティスマ目） Rhytismataceae（リティスマ科） Coccomyces（コッコマイセス属）

シノニム一覧：

Lophodermium delta, Phacidium delta

海外のサイト一覧 5件

掲載サイト	リンク
CEMAS	[1]
MYKOLOGIE.NET	[1]
MycoDB	[1]
asturnatura.com	[1]
www.pharmanatur.com	[1]

掲載論文

7件

R3-12508

2023年 Field Mycology

イギリス新産種、Coccomyces delta

Coccomyces delta (Rhytismatales, Rhytismataceae), a new addition to the British mycobiota

大菌輪-論文3行まとめ

イギリスのデヴォンおよびワイト島からCoccomyces deltaをイギリス新産種として報告した。

本種はLaurus nobilisの落葉上に見出された。

本種の形態形質と他種との識別点を記載し、イギリス産Coccomyces属菌の一覧と検索表を掲載した。

R3-07260

2020年 Phytologia Balcanica

ブルガリア産子嚢菌類の新規データ

New data on Ascomycota in Bulgaria

大菌輪-論文3行まとめ

Dialonectria episphaeria、Coccomyces delta、Diatrype bullata、Diatrypella pulvinata、およびMelanconis marginalis subsp. europaeaをブルガリア新産種として報告した。

また、8分類群の新宿主を報告した。

その他、13種についてもブルガリア国内における新規の記録を報告した。

R3-06802

2019年 Phytologia Balcanica

アルバニア産子嚢菌類の新規データ

New data on Ascomycota in Albania

大菌輪-論文3行まとめ

Coccomyces deltaなど8種の子嚢菌類をアルバニア新産種として報告した。

また、Trochila crateriumは新宿主となるHedera canariensisの葉に発生していた。

Dialonectria episphaeriaおよびFlammocladiella decoraについては記載文を掲載した。

R3-05245

2018年 Turkish Journal of Botany

トルコ産菌類相の新知見

New contributions to the Turkish Ascomycota

大菌輪-論文3行まとめ

トルコ、ガズィアンテプ県およびトラブゾン県において菌類の調査を行い、7科9属10種をトルコ新産種として報告した。

Coccomyces、Kompsoscypha、Lasiosphaeris、Pseudopithyella、およびStrobiloscypha属をトルコ新産属として報告した。

各種について記載文、写真、標本情報、類似種との相違点などを掲載した。

R3-05256

2014年 Mycological Progress

日本産リティズマ科菌類の新種および新産種

New species and new records of Rhytismataceae from Japan

大菌輪-論文3行まとめ

京都府から6種のリティズマ科菌類を報告し、そのうち3種を新種記載した。

Coccomyces ellipticusはアオキ、C. illiciiはシキミの枯れ葉に生じ、Discocainia nervalisは未同定の被子植物の葉脈に生じていた。

この他、新組み合わせTerriera mangiferaeを報告し、C. delta、C. sericea、C. sinensisを日本新産種として報告した。

R3-07971

2011年 Mycotaxon

中国、黄山においてマテバシイ属植物に生じたリティズマ科菌類

Species of Rhytismataceae on Lithocarpus spp. from Mt Huangshan, China

大菌輪-論文3行まとめ

中国安徽省黄山においてマテバシイ属植物の葉から7種のリティズマ科菌類を記録した。

そのうちCoccomyces mucronatoidesおよびTerriera coacervataの2種を新種記載した。

また、新組み合わせTerriera illiciicolaを提唱し、全世界のマテバシイ属植物を宿主とする本科菌の検索表を掲載した。

R3-09351

2009年 Anales del Jardín Botánico de Madrid

カナリア諸島、ラ・パルマ島、エル・カナル・イ・ロス・ティレス産菌類の研究 (5)：追加データ

Estudio micológico de El Canal y Los Tiles (La Palma, Islas Canarias). V. Datos adicionales

大菌輪-論文3行まとめ

カナリア諸島、ラ・パルマ島のエル・カナル・イ・ロス・ティレス保護区における菌類・変形菌類相を調査し、66分類群を記録した。

内訳は変形菌類21種、子嚢菌類29種、担子菌類16種であった。

そのうち5種がカナリア諸島新産種、11種がラ・パルマ島新産種であった。

比較対象としてのみ掲載

1件

R3-09013

2019年 Mycological Progress

中国、神農架国家級自然保護区に産したCoccomyces属3新種

Three new Coccomyces species from Shennongjia National Nature Reserve in China

大菌輪-論文3行まとめ

中国湖北省の神農架国家級自然保護区で採集された3種の菌を検討し、それぞれCoccomyces fagicola、C. quercicola、およびC. shennongjiaensisとして新種記載した。

これらの新種はそれぞれテリハブナの枯れ葉、コナラ属の一種の枯枝、アラカシの枯れ葉に発生していた。

3新種を含めたITSおよびnrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析を実施した。

Coccomyces dentatus 2

	差異	形質	出典
○	イギリスに分布する	地理的分布	[2]
○	トルコに分布する	地理的分布	[1]
○	形態的に類似している	形態全般	[1]
○	基質が類似している	生息環境	[1]
○	子嚢盤に予め形成された裂開線を有し、4-5つの歯状に開く	発達	[2]
×	本種より子嚢胞子が短い	サイズ	[1]
×	本種と異なり子嚢果が三角形ではなく四-五角形	形状	[1]
×	本種と異なりゲッケイジュを宿主とするという特徴を欠く	生息環境	[2]

[1] http://online.journals.tubitak.gov.tr/openAcceptedDocument.htm?fileID=977288&no=228271
[2] https://www.britmycolsoc.org.uk/application/files/8417/0082/9942/Field_Mycology_Vol_244_November_2023.pdf#page=31

Coccomyces huangshanensis 1

	差異	形質	出典
○	中国に分布する	地理的分布	[3]
○	唇細胞を有する	有無	[3]
○	同じマテバシイ属植物を宿主とする	生息環境	[3]
○	植物の葉に生じる	生息環境	[3]
×	本種より子嚢果のサイズが小さい	サイズ	[3]
×	本種と異なり周糸状体を有する	有無	[3]

[3] https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000118/00000001/art00037

子器

形状

三角形 [1]

色

黒 [1]

子座

表面性状

条線状 [1]

色

褐 [3]

暗色 [3]

構造

円形菌糸組織 [3]

子嚢

形状

円筒形 [1][2][3]

尖形 [1]

棍棒状 [1][2][3]

針状 [1]

有柄 [2]

先細 [2]

数量

8胞子性 [1][2][3]

構造

薄壁 [2]

側糸

形状

棍棒状 [1][2]

直線状 [1]

分枝しない [1][2]

糸状 [2][3]

膨らんだ [3]

位置

密 [1]

構造

有隔壁 [1]

子嚢胞子

形状

糸状 [1][2][3]

表面性状

平滑 [1]

鞘状 [2]

粘 [3]

色

無色 [1][2][3]

構造

油球 [1]

無隔壁 [2]

有隔壁 [2]

質感

ゼラチン質 [3]

子嚢果

形状

三角形 [1][2][3]

角形 [2][3]

色

黒 [1][2][3]

黄 [3]

褐 [3]

暗色 [3]

位置

両面生 [2]

葉上 [2]

埋生 [2]

散生 [3]

表面性状

条線状 [2]

光沢 [3]

有無

有 [3]

子実体

形状

三角形 [1][2][3]

角形 [2][3]

色

黒 [1][2][3]

黄 [3]

褐 [3]

暗色 [3]

位置

両面生 [2]

葉上 [2]

埋生 [2]

散生 [3]

表面性状

条線状 [2]

光沢 [3]

胞子

形状

糸状 [1][2][3]

表面性状

平滑 [1]

鞘状 [2]

粘 [3]

色

無色 [1][2][3]

構造

油球 [1]

無隔壁 [2]

有隔壁 [2]

質感

ゼラチン質 [3]

サイズ

直径

up to 1.0 mm [1]

長さ

130.0 µm [1]

幅

8.0 µm [1]

surface characteristics

歯

3.0 teeth [1]

数量

spores

8.0 spores [1]

位置

seriate

2.0 [1]

ascomata size

across

0.4 mm [2]

teeth count

count

(3.0–)3.0–4.0(–4.0) [2]

covering layer thickness

厚い

30.0 µm [2]

cell size

across

(5.0–)5.0–10.0(–10.0) µm [2]

spore count

count

8.0 [2]

paraphyses width

wide

3.0 µm [2]

ascospore length

長さ

(80.0–)80.0–100.0(–100.0) µm [2]

ascospore width

幅

2.0 µm [2]

基部子座

色

褐 [3]

暗色 [3]

構造

円形菌糸組織 [3]

子実下層

構造

交錯菌糸組織 [3]

子実層

構造

交錯菌糸組織 [3]

参考文献

[1] 10.3906/bot-1712-1

[2] https://www.britmycolsoc.org.uk/application/files/8417/0082/9942/Field_Mycology_Vol_244_November_2023.pdf#page=31

[3] https://www.mycobank.org/details/26/55038 (as Phacidium delta)

※上の表のデータは記載文から半自動的に抽出されたものです。正確な情報は必ず元の文献で確認してください。

Notice: The data in the table above is semi-automatically extracted from the description. Please be sure to check the original documents for accurate information.

Coccomyces delta

（和名データなし）

シノニム一覧：

GBIF 観察データ数

iNaturalist 観察データ数（研究用のみ）

同属掲載種の一覧 24

海外のサイト一覧 5件

掲載論文

比較対象としてのみ掲載

子器

子座

子嚢

側糸

子嚢胞子

子嚢果

子実体

胞子

サイズ

surface characteristics

数量

位置

ascomata size

teeth count

covering layer thickness

cell size

spore count

paraphyses width

ascospore length

ascospore width

基部子座

子実下層

子実層

参考文献