Cylindrobasidium

エビコウヤクタケ属

genus
最終更新:2025年12月20日

関連性の高いキーワード:

コウヤクタケ類 材生息菌 気温 菌類相調査 樹皮生息菌 降水量 木材腐朽菌 マツ科 マツ属 腐生菌
※キーワードの色の濃さは関連性の強さを表しています

なばえノート: Cylindrobasidium ✨エビコウヤクタケ属
--- slug: cylindrobasidium rank: page last_updated: 2025-06-18 ---

なばえノート: Cylindrobasidiumエビコウヤクタケ属

🗓️ 最終更新日: 2025-06-18

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 背着生(コウヤクタケ型)の子実体で、樹皮にべたっと平らにはり付くタイプのきのこです🌲
  • 初期は丸い斑点状で、「葡萄(えび)色」の由来になった紫褐色の中心部と、白い縁を持つのが特徴的✨
  • 子実体は柔らかく、子実層面は平滑~瘤状で、厚さは最大1mm程度です
  • 顕微鏡で見ると、胞子は涙形という独特の形をしています💧
  • 菌糸にはクランプがあり、菌糸内に油滴が豊富に見られます🔍
  • 主に広葉樹の枯れ枝に発生し、特に湿った部分を好みます☔
  • ハラタケ目タマバリタケ科に属し、意外にもナラタケエノキタケと同じ仲間です🍄
  • 樹皮下キクイムシの坑道から記録された種も…もしかすると昆虫との関連もあるのかもしれません🐛
「円筒形の担子器」という意味の学名…でもあまり担子器は特徴的ではないです。むしろ涙形の胞子が識別ポイント♪

エビコウヤクタケ属Cylindrobasidium)は、樹木の枯れ枝に平らに広がるコウヤクタケ類の一グループです。一見地味ですが、特徴的な涙形の胞子と、初期の丸い斑点状の成長パターンが同定の決め手となります。タマバリタケ科では稀なコウヤクタケ型の属です。

湿った枯れ枝の下側をチェック!帯桃褐色の丸い斑点で、縁が白いものを見つけたら要注目です🔍

系統メモ🧬

エビコウヤクタケ属担子菌門ハラタケ目タマバリタケ科Physalacriaceae)に属します。この科にはナラタケエノキタケツエタケなど傘と柄を持つきのこが多数含まれますが、本属はコウヤクタケ型をとります。

分子系統解析により、エビコウヤクタケ属の系統的位置が明確になりました。特にCylindrobasidium torrendiiのゲノム解読は画期的で、白色腐朽と褐色腐朽の中間的な木材分解メカニズムを持つことが判明(Floudas et al., 2015)。これは従来の「白色腐朽菌vs褐色腐朽菌」という二分法に疑問を投げかける重要な発見となりました。

最新のゲノム解析で、白色腐朽と褐色腐朽の中間的な性質が判明…分類の常識が覆されました!

主要な種と特徴

本属の基準種で、最も普通に見られる種です。iNat観察記録数は同種とされるC. evolvensを合わせると約700件。和名は「葡萄(えび)色」のコウヤクタケということからですが、成熟して乾燥すると淡色になります。初期は帯桃褐色の中心部と顕著な白色の縁部を持つ丸い斑点として現れ、次第に融合して大きな背着生の子実体になります。時に上部の縁が外側に成長して小さな棚状になることも。胞子は8–10 × 4–5 µmの涙形(片方の端がツンと尖る)で、これが最大の識別点です。主に広葉樹の湿った枯れ枝に発生します。

長らくC. evolvensと呼ばれていましたが、今は同じ種だと判明(iNatでは執筆時点で別種扱い)!

生態・文化

エビコウヤクタケ属の種は、森林生態系における重要な分解者として機能します。主に腐生菌として枯れ枝や倒木を分解しますが、時に生きた樹木に寄生することもあります。特に落枝の下側の湿った部分に好んで発生します。

興味深いことに、エビコウヤクタケは南アフリカで外来種のアカシアに対する生物的防除剤として実用化されています。切り株に塗布することで萌芽を抑制する効果があります。また、ヨーロッパではキクイムシの坑道から本属菌(C. ipidophilum)が発見されており、昆虫との生態的関連も示唆されています。

  • 広葉樹の湿った枯れ枝(特に下側、時に垂直な表面)
  • 倒木や落下した幹
  • カエデ類、ブナ、カバノキ類などの材
  • 切り株(生物的防除での利用時)
  • 針葉樹(トウヒなど、稀)
  • キクイムシの坑道内(一部の近縁種)
地味な外見ですが、森林生態系では重要な分解者!じっくり観察してみてくださいね♪

フィールドでの見つけ方:広葉樹の枯れ枝をひっくり返してチェック!初期は帯桃褐色の丸い斑点として現れ、幼菌と成菌でかなり印象が異なります。成熟しても縁が白色のままというのが重要な特徴です。ルーペで観察すると、平滑〜やや凸凹した表面が確認できます。確実な同定には顕微鏡で涙形の胞子を確認することが重要です。

南アフリカでは除草剤として実用化されてるなんて…きのこの可能性は無限大ですね!

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
basidioma color hyaline
📊 観察数: 49
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
2
basidioma shape discoid
📊 観察数: 34
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
3
fruiting body color purple
📊 観察数: 33
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
4
fruiting body shape discoid
📊 観察数: 42
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
5
fruiting body surface velutinous
📊 観察数: 61
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
6
fruiting body texture fibrous
📊 観察数: 44
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
7
hymenial surface color purple
📊 観察数: 75
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
8
hyphal system presence present
📊 観察数: 46
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
9
hyphidia presence present
📊 観察数: 73
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
10
margin presence present
📊 観察数: 71
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
11
sporidia presence present
📊 観察数: 90
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
12
subhymenium presence present
📊 観察数: 22
logPLR: 2.80
95% CI: [1.80, 3.80]
13
basidioma shape flat
📊 観察数: 38
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
14
basidioma surface warty
📊 観察数: 31
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
15
fruiting body presence present
📊 観察数: 38
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
16
fruiting body shape flat
📊 観察数: 41
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
17
fruiting body surface floccose
📊 観察数: 46
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
18
hymenium texture soft
📊 観察数: 42
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
19
hyphae amount abundant
📊 観察数: 24
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]
20
hyphae color hyaline
📊 観察数: 31
logPLR: 1.71
95% CI: [0.71, 2.71]