Helvella

ノボリリュウ属

genus
最終更新:2026年01月28日

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所属する種 63

Helvella alpestris
海外: 1609
Helvella macrosperma
海外: 1609
Helvella corium (クロワンガタノボリリュウ)
海外: 1604
Helvella maculata
海外: 187
Helvella fibrosa
海外: 803
Helvella pezizoides
海外: 567
Helvella cookeana
海外: 559
Helvella palustris
海外: 131
Helvella phlebophora (カサガタノボリリュウ)
海外: 86
Helvella vespertina
海外: 2955
Helvella dryophila
海外: 1819
Helvella solitaria (シワチャワンタケ)
海外: 958
Helvella spadicea
海外: 883
Helvella costifera
海外: 540
Helvella sulcata
海外: 497
Helvella fallax
海外: 476
Helvella compressa
海外: 422
Helvella lactea
海外: 371
Helvella fusca
海外: 362
Helvella villosa
海外: 293
Helvella stevensii
海外: 210
Helvella sublicia (クラガタノボリリュウ)
海外: 201
Helvella bicolor
海外: 200
Helvella monachella
海外: 198
Helvella helvellula
海外: 170
Helvella rivularis
海外: 105
Helvella capucina
海外: 92
Helvella hyperborea
海外: 92
Helvella subglabra
海外: 88
Helvella corbierei
海外: 87
Helvella philonotis
海外: 83
Helvella juniperi
海外: 81
Helvella nannfeldtii
海外: 74
Helvella arcto-alpina
海外: 69
Helvella griseoalba
海外: 66
Helvella levis
海外: 66
Helvella macropus var. brevis
海外: 49
Helvella pulla
海外: 47
Helvella calycina
海外: 43
Helvella semiobruta
海外: 39
Helvella queletiana
海外: 37
Helvella dryadophila
海外: 36
Helvella hypocrateriformis
海外: 35
Helvella unicolor
海外: 33
Helvella platypodia
海外: 23
Helvella branzeziana
海外: 22
Helvella pseudolacunosa
海外: 18
Helvella terrestris
海外: 16
Helvella danica
海外: 11
Helvella phlebophoroides
海外: 6
Helvella cystidiata
海外: 2
Helvella crispa (ノボリリュウ)
海外: 0
Helvella cupuliformis var. badia
海外: 0
なばえノート: Helvella ✨ノボリリュウ属
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なばえノート: Helvellaノボリリュウ属

🗓️ 最終更新日: 2025-01-01

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 傘の形態は杯状・鞍状・浅裂状など多様で、種によって大きく異なります🍄
  • 柄は円筒形で平滑や毛状、あるいは肋脈状で深い溝のあるものが多く、この特徴が重要な識別ポイントです✨
  • 色は白・クリーム・灰色・黒色など様々で、新鮮時と乾燥時で変化することも🎨
  • 子嚢胞子は楕円形で単一の大きな油滴を持つのが特徴的です💧
  • 多くの種が外生菌根菌として特定の樹木と共生関係を築いています🌲
  • クロノボリリュウの和名が当てられているH. lacunosaは、実は複数の隠蔽種を含むことが判明!🔍
  • 子嚢基部の形態がアポリンカス(aporhynchous)型かプリューロリンカス(pleurorhynchous)型かで2亜属に分かれます📊
ノボリリュウ(昇り龍)って、数あるきのこの和名の中でも特にセンスが光りますよね…♪

ノボリリュウ属Helvella)は傘と柄を持つ種を多く含む大型子嚢菌のグループで、傘は杯状から鞍状、浅裂状まで多様な形状をとります。柄に肋脈状の隆起や彫刻刀で刻んだような深い溝を持つものが多く、色も白色~灰色~黒色と変化に富んでいます(一方、それ以外の色はほとんどない)。近年の分子系統解析により「隠蔽種」が多数発見され、分類体系の大幅な見直しが進んでいます。

柄の肋脈状の隆起と傘の形、そして生息環境の組み合わせで種を絞り込めますよ!

系統メモ🧬

ノボリリュウ属子嚢菌門チャワンタケ綱チャワンタケ目ノボリリュウ科Helvellaceae)に属します。この科にはBalsamia属、Barssia属、Pindara属、Underwoodia属、Wynnella属なども含まれ、Wynnella属はHelvella属の姉妹群として位置づけられています。

最新の分子系統解析により、Helvella属は大きく2つの亜属に分かれるとされています:子嚢基部がアポリンカス型、つまり鉤形構造(crozier)を持たないLeucomelaenae亜属と、プリューロリンカス型、つまり基部が分岐し、鉤形構造を形成するHelvella亜属です。後者はさらにElasticae節、Helvella節、Lacunosae節の3つに細分されます。これらの分類は複数遺伝子に基づく分子系統解析により支持されました。

DNAを調べたら、見た目がそっくりでも別種だった…!あるあるですね

主要な種と特徴

本属菌のうち、全世界でiNat観察記録最多の種(約9千件)。「ノボリリュウタケ」とよばれることも多いですが、ここでは日本産菌類集覧に従いました。白色~クリーム色の鞍状または不規則に浅裂状の傘と、皺のある肋脈状の柄を持つ代表的な種。全長6-13cm、傘の直径2-6cm。若い時の傘の縁は内巻きで、傘の下面は毛状。胞子は楕円形で平均19×11.5μm。主に広葉樹林、特にブナ科植物と外生菌根を形成します。世界的に分布し、日本でも普通種の一つです。

白くて優雅な姿ですよね♪…でも、「白いクロノボリリュウ」もあるからややこしい!

灰色~黒色の不規則な形の傘と溝のある柄を持ち、柄には肋脈状の隆起があります。胞子は楕円形で15.5-18×10.5-12.5μm、1つの油滴を持ちます。広葉樹と針葉樹の両方(カバノキ属、チョウノスケソウ属、ヤナギ属、ブナ属、コナラ属、リンゴ属など)と外生菌根を形成。やはり日本を含む広い地域に分布しますが、これからの分類で細分化される可能性大です…!

変異が大きい種だとは思っていましたが…たくさんの異なる種が隠れていたんですね!
ヘルヴェラ・ヴェスペルティナ(Helvella vespertina

従来はクロノボリリュウと混同されていた北米西部の種。iNat観察記録はクロノボリリュウを圧倒的に追い抜いています(約7千 vs 約2千)。クロノボリリュウよりもやや大型で針葉樹林に特異的に発生します。主にマツ属、トウヒ属、モミ属などの針葉樹と外生菌根を形成。分子系統解析により独立種として認識されるようになりました。

種小名の「vespertina」は「夕方の」という意味…北米の中でも、日が沈む方向の西部に分布することからの命名です♪
ヘルヴェラ・ドリオフィラ(Helvella dryophila

北米西部のもう一つの隠蔽種で、傘と柄の色のコントラストが顕著なのが特徴。傘は非常に暗色で丸みがあり、若い時には明確な溝があります。主にオーク(コナラ属)林に特異的に発生します。

特定の樹木とだけ共生する…自然界の絆の深さを感じますね♪

本属菌としては珍しく、発達過程を通じて杯状の子嚢盤を維持するのが最大の特徴で、柄には顕著な肋脈状の隆起(これが裏筋!)があります。子嚢はプリューロリンカス型で260-320×14-16μm、胞子は楕円形で17.4-20.8×11.0-13.2μm。側糸の先端は5-8μmに肥大し黄褐色を帯びます。広く分布する種。

う、うらすじ…本属菌では珍しく、一目で同定できる種ですね!

若い時は杯状ですが、成熟すると浅裂状に開くのが特徴。柄は密な毛に覆われます。この属では珍しく紡錘形の胞子(20-26×9-12μm)を持ち、これが決定的な識別形質となります。アシボソノボリリュウクラガタノボリリュウと時に紛らわしいですが、それらはいずれも楕円形の胞子を持ちます。

肉眼では迷ってしまいますが…顕微鏡でしっかり確かめたいですね!

生態・文化

ノボリリュウ属のきのこは主に北半球の温帯・寒帯地域に分布し、多くの種が外生菌根菌として様々な樹木と共生関係を築いています。森林(広葉樹林、針葉樹林、混交林)、草地、林道沿い、若い樹木の植栽地など多様な環境に生息し、湿潤な土壌や腐朽材上でも見られます。

種によって宿主特異性の程度は異なり、ノボリリュウは主にブナ科植物と、H. vespertinaは針葉樹と、H. dryophilaはオークと特異的に共生します。近年、中国から一度に18新種が記載され、さらに17種の未記載種の存在が示唆されるなど(Mao et al., 2023)、アジア地域の多様性の高さが注目されています。

  • 広葉樹林(ブナ科、カバノキ科、ヤナギ科など)の林床
  • 針葉樹林(マツ属、トウヒ属、モミ属など)の林床
  • オーク林(コナラ属)の特定種に特化
  • 混交林や林道沿いの湿潤な土壌
  • 若い樹木の植栽地や草地の縁
  • 腐朽した木材の周辺(一部の種)
  • 高山帯のチョウノスケソウ属植物の近く(H. arctoalpina
形態の変異が大きいので、1つの特徴だけで判断せず、総合的に見ることが大切です♪

実用的な同定の流れ:①まず子実体の基本形(杯状・鞍状・浅裂状)を確認。この時点でウラスジチャワンタケは確定できます。→②柄の特徴(肋脈状の隆起や毛、溝の有無)をチェック→③色の組み合わせ(傘と柄のコントラスト)を記録(同色のことも、異なることも)→④生息環境と近くの樹木を必ず確認→⑤可能なら顕微鏡で胞子の形とサイズを測定。現在も既に多くの種の同定が困難ですが、さらに難化が予想されます。おそらくDNAバーコーディングが必須になってくるでしょう…。

中国から一度に18もの新種が発見されたなんて…まだまだ未知種が潜んでいそうですね!

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
fruiting body shape capitate
📊 観察数: 127
logPLR: 5.16
95% CI: [4.66, 5.66]
2
fruiting body position free
📊 観察数: 130
logPLR: 4.25
95% CI: [3.45, 5.05]
3
spore surface lustrous
📊 観察数: 76
logPLR: 3.31
95% CI: [2.51, 4.11]
4
pileus shape cup
📊 観察数: 70
logPLR: 2.93
95% CI: [1.93, 3.93]
5
ascoma surface velutinous
📊 観察数: 56
logPLR: 2.84
95% CI: [1.84, 3.84]
6
ascospore color white
📊 観察数: 65
logPLR: 2.81
95% CI: [1.81, 3.81]
7
habitat substrate arbutus
📊 観察数: 46
logPLR: 2.74
95% CI: [1.74, 3.74]
8
spore position central
📊 観察数: 63
logPLR: 2.73
95% CI: [1.73, 3.73]
9
pileus surface plicate
📊 観察数: 61
logPLR: 2.63
95% CI: [1.63, 3.63]
10
stipe position radial
📊 観察数: 46
logPLR: 2.56
95% CI: [1.56, 3.56]
11
ascoma shape stipitate
📊 観察数: 33
logPLR: 2.55
95% CI: [1.55, 3.55]
12
apothecia surface velutinous
📊 観察数: 84
logPLR: 2.46
95% CI: [1.46, 3.46]
13
asci shape tapering
📊 観察数: 35
logPLR: 2.45
95% CI: [1.45, 3.45]
14
fruiting body shape stipitate
📊 観察数: 86
logPLR: 2.39
95% CI: [1.39, 3.39]
15
fruiting body surface plicate
📊 観察数: 25
logPLR: 2.34
95% CI: [1.34, 3.34]
16
habitat association mycorrhizal
📊 観察数: 75
logPLR: 2.33
95% CI: [1.33, 3.33]
17
ascospore position central
📊 観察数: 73
logPLR: 2.31
95% CI: [1.31, 3.31]
18
fruiting body development sterile
📊 観察数: 81
logPLR: 2.22
95% CI: [1.22, 3.22]
19
habitat substrate larix
📊 観察数: 93
logPLR: 2.21
95% CI: [1.21, 3.21]
20
fruiting body shape cup
📊 観察数: 54
logPLR: 2.21
95% CI: [1.21, 3.21]