Biscogniauxia

クロイタタケ属

genus
最終更新:2025年12月29日

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キーワード from Omnicrobe

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所属する種 50

Biscogniauxia mediterranea
海外: 1306
Biscogniauxia uniapiculata
海外: 261
Biscogniauxia uniapiculata var. indica
海外: 260
Biscogniauxia uniapiculata var. macrospora
海外: 260
Biscogniauxia fuscella
海外: 133
Biscogniauxia doidgeae
海外: 1
Biscogniauxia repanda
海外: 3541
Biscogniauxia marginata
海外: 1058
Biscogniauxia cinereolilacina
海外: 729
Biscogniauxia granmoi
海外: 178
Biscogniauxia anceps
海外: 78
Biscogniauxia bartholomaei
海外: 55
Biscogniauxia capnodes var. rumpens (ナンゴクイタコブタケ)
海外: 43
Biscogniauxia citriformis
海外: 40
Biscogniauxia citriformis var. macrospora
海外: 40
Biscogniauxia mangiferae
海外: 35
Biscogniauxia dennisii
海外: 33
Biscogniauxia simplicior
海外: 31
Biscogniauxia philippinensis
海外: 23
Biscogniauxia philippinensis var. microspora
海外: 23
Biscogniauxia grenadensis
海外: 19
Biscogniauxia albosticta
海外: 17
Biscogniauxia nothofagi
海外: 17
Biscogniauxia sinuosa
海外: 17
Biscogniauxia divergens
海外: 16
Biscogniauxia schweinitzii
海外: 15
Biscogniauxia baileyi
海外: 11
Biscogniauxia kalchbrenneri
海外: 8
Biscogniauxia communapertura
海外: 7
Biscogniauxia arima
海外: 6
Biscogniauxia pithodes
海外: 6
Biscogniauxia plumbea
海外: 6
Biscogniauxia africana
海外: 2
Biscogniauxia weldenii var. microspora
海外: 2
Biscogniauxia zelandica
海外: 2
Biscogniauxia plana
海外: 1
Biscogniauxia querna
海外: 1
Biscogniauxia reticulospora
海外: 1
Biscogniauxia mucigera
海外: 0
Biscogniauxia waitpela
海外: 0
なばえノート: Biscogniauxia ✨クロイタタケ属
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なばえノート: Biscogniauxiaクロイタタケ属

🗓️ 最終更新日: 2025-06-04

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 樹木の表面に平坦な黒色のパッチ状子座を形成し、時に数メートルに達することもあります🌳
  • 子座は初め白色~灰色で、成熟すると黒色になるのが特徴✨
  • じっくり見ると表面に小さな点状のくぼみ(子嚢殻の開口部)が無数にあり、これが重要な識別点です🔍
  • 健全な樹木に内生菌(エンドファイト)として潜伏し、宿主が乾燥などのストレスを受けると病原性を発揮するとされています⚡
  • 子嚢胞子は褐色楕円形、特徴的な発芽溝を持ちます
  • 無性生殖型は主にNodulisporiumで、全出芽型の分生子形成が特徴です
  • KOHで色素が抽出されないため、近縁のアカコブタケ属Hypoxylon)とは化学的に区別できます💡
  • 全体的に宿主選好性が強く、種によってコナラ属・ブナ属・コルクガシなど特定の樹木と結びつきます🍃
ベルギーの植物学者Cogniaux氏への献名で、Bisは「再び」。1891年から続く歴史ある属名ですね♪

クロイタタケ属Biscogniauxia)は子嚢菌門の中でも特異な生活様式を持つ菌類です。健全な樹木には内生菌として無症状で潜伏していますが、種によっては宿主が弱ると急激に病原性を発揮し、樹皮に平坦で黒い巨大な子座を形成します。

平たく広がる黒いパッチと表面の点々が決め手!宿主樹種も重要な手がかりになりますよ

系統メモ🧬

クロイタタケ属子嚢菌門Ascomycota)・クロイボタケ綱Sordariomycetes)・クロサイワイタケ目Xylariales)・クロサイワイタケ科Xylariaceae)に属します。Kuntzeが1891年に記載し、現在世界で50種以上が認識されています。関東地方では里山の雑木林で、倒木や丸太の樹皮を破って生えている様子が頻繁に見られます。日本産の種は「クロイタタケ」の和名がついているB. capnodesかもしれませんが、近年の研究がないので不明確です…。

本属は、以前はアカコブタケ属Applanata節に含まれていましたが、現在は独立した属として再認識されています。分子系統解析では、本属はCamillea属と姉妹群を形成しました。両属とも二部構造(bipartite)の子座を持ち、KOH抽出可能な色素を欠くという共通の特徴があります。

分子系統解析でアカコブタケ属から独立したんです!Nodulisporium型のアナモルフを持つ点は共通していますね

主要な種と特徴

ビスコグニオーキシア・アトロプンクタータ(Biscogniauxia atropunctata

北米で最も普通に見られる種で、主にコナラ属樹木(特にレッドオーク)に発生します。子実体は灰青色→白色→黒色と変化し、表面に特徴的な小さな黒い点状構造が多数見られます。子嚢胞子は25.5-30.2 × 13.2-15.3 μmで楕円形。ビスコグニオーキシア・キャンカーと呼ばれる樹病の原因菌として重要です。

iNaturalistで最も観察記録が多い種!約3,400件もあるんですよ〜♪
ビスコグニオーキシア・ヌムラリア(Biscogniauxia nummularia

ヨーロッパで一般的な種で、主にヨーロッパブナを宿主とします。黒色平坦で光沢のある子座と、僅かに乳頭状の子嚢殻孔口が特徴。ビーチ・タークラスト病(BTC)の原因菌として知られ、近年は針葉樹からも発見されています。気候変動により中欧へ分布域が拡大している可能性があります。

特定の地域ではヨーロッパブナの衰退を引き起こしているようですね…
ビスコグニオーキシア・メディテラネア(Biscogniauxia mediterranea

地中海地域でコルクガシに「チャコール・キャンカー(charcoal canker)」とよばれる深刻な病害を引き起こす重要な種。内樹皮と木部に広範な壊死を引き起こし、病名の通り、樹皮の外側に炭色の浸出液を伴うことが多いです。コルク産業に甚大な被害をもたらしています。

コルクの原料となる大切な木が…気候変動により被害の拡大が懸念されています
ビスコグニオーキシア・マージナタ(Biscogniauxia marginata

北米東部とヨーロッパにおいて広葉樹の枝や幹に発生する種で、樹皮を破って円形に近い子座が現れます。特徴的なNodulisporium型の無性世代を持ちます。コロニーと分生子柄の形態によって他種と区別されます。

病原菌だけじゃなく、森の掃除屋さんとしても活躍してるんですね♪

生態・文化

クロイタタケ属は世界中の温帯から熱帯の森林に広く分布し、健全な樹木に内生菌として無症状で生息するため、樹木の「潜在的侵入者(latent invaders)」として知られています。実際に、健全な樹木の葉から本属菌の菌糸が分離されることが知られています。日本では今のところ病原菌としては知られていませんが、条件が揃うと急激に病原性を発揮するといいます。

各種は特定の宿主選好性を持つことが多く、B. atropunctataは主にコナラ属樹木、B. nummulariaはブナ、B. mediterraneaはコルクガシというように宿主選好性が高いです。最終的に宿主樹木の辺材を分解し、水分や栄養の輸送を妨げることで枝や幹に病害を引き起こします。

気候変動による乾燥ストレスの増加は、これらの菌類による森林被害の増大につながる可能性があり、特に地中海地域やヨーロッパ南部で被害の増加が報告されています。

  • コナラ属樹木(B. atropunctataなど複数種)
  • ヨーロッパブナ(B. nummularia
  • コルクガシ(B. mediterranea
  • カエデ、トチノキ、ペカンなど様々な広葉樹
  • 針葉樹(マツ、モミ)- 最近発見された新しい生息地
  • 都市部の街路樹や公園樹
  • ストレスを受けた森林(乾燥、高温、機械的損傷)
地域によっては樹木の重要な病原菌として問題になっています!気候変動で分布が拡大する可能性もあるので要注意です⚠️

同定の決め手:しばしば樹皮を破って現れる平坦で黒い巨大なパッチ状の子座が特徴です。ルーペで見ると子嚢殻の孔口が無数の小さな点状として観察されます。まずは宿主樹種の確認が大事です。顕微鏡観察では子嚢の先端リングがアミロイドであることを確かめ、子嚢胞子のサイズと色発芽溝を確認することが重要です。類似のアカコブタケ属は子座に赤みを帯びることが多く、KOHで色素が抽出される点などで区別できます。同じく樹皮を破る平坦な黒色の子座を形成するシトネタケ属菌との判別に迷うことがありますが、それは子座が二部構造ではなく立体的に盛り上がり、本属菌のように灰色→黒色に変化することがなく、子嚢胞子の形態も全く異なります。

健康な時は共生者、弱った時は病原菌…自然界の絶妙なバランスを感じますね♪

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
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信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
conidiogenous cell color yellow
📊 観察数: 39
logPLR: 3.65
95% CI: [2.85, 4.45]
2
habitat substrate shorea
📊 観察数: 39
logPLR: 3.21
95% CI: [2.41, 4.01]
3
habitat substrate platanus
📊 観察数: 63
logPLR: 3.20
95% CI: [2.40, 4.00]
4
habitat substrate sorbus
📊 観察数: 44
logPLR: 2.86
95% CI: [1.86, 3.86]
5
habitat location urban area
📊 観察数: 69
logPLR: 2.74
95% CI: [1.74, 3.74]
6
habitat substrate malus
📊 観察数: 85
logPLR: 2.52
95% CI: [1.52, 3.52]
7
ascospore shape truncate
📊 観察数: 72
logPLR: 2.46
95% CI: [1.46, 3.46]
8
conidiophore color yellow
📊 観察数: 48
logPLR: 2.45
95% CI: [1.45, 3.45]
9
spore position uniseriate
📊 観察数: 57
logPLR: 2.38
95% CI: [1.38, 3.38]
10
asci shape urniform
📊 観察数: 41
logPLR: 2.34
95% CI: [1.34, 3.34]
11
fruiting body shape flask-shaped
📊 観察数: 31
logPLR: 2.32
95% CI: [1.32, 3.32]
12
ascospore color black
📊 観察数: 49
logPLR: 2.31
95% CI: [1.31, 3.31]
13
asci shape cup
📊 観察数: 21
logPLR: 2.26
95% CI: [1.26, 3.26]
14
conidiophore color white
📊 観察数: 51
logPLR: 2.24
95% CI: [1.24, 3.24]
15
conidiogenous cell shape oval
📊 観察数: 37
logPLR: 2.21
95% CI: [1.21, 3.21]
16
habitat substrate ilex
📊 観察数: 33
logPLR: 2.21
95% CI: [1.21, 3.21]
17
spore color black
📊 観察数: 21
logPLR: 2.19
95% CI: [1.19, 3.19]
18
habitat substrate castanea
📊 観察数: 67
logPLR: 2.15
95% CI: [1.15, 3.15]
19
habitat location coastal area
📊 観察数: 37
logPLR: 2.09
95% CI: [1.09, 3.09]
20
ostiole color white
📊 観察数: 45
logPLR: 2.08
95% CI: [1.08, 3.08]