Volvariella pusilla

(Persoon) Singer

シロヒメフクロタケ

シノニム一覧:

Agaricus parvulus, Agaricus pusillus, Agaricus volvaceus var. minor, Amanita pusilla, Volvaria parvula, Volvaria pusilla, Volvariella parvula, Volvariopsis pusilla

和名の出典:

日本産きのこ目録2020

掲載論文

5件
R3-11627
形態および分子系統に基づくオマーン産Hymenagaricus属の2新種
Two new species of Hymenagaricus (Agaricales, Agaricaceae) from Oman, based on morphology and molecular phylogeny
大菌輪-論文3行まとめ
オマーン、ドファール地域においてシロアリの巣やその近くで採集された2種の菌を検討し、Hymenagaricus wadijarzeezicusおよびH. parvulusとして新種記載した。
前者は子実体が中型で傘および柄表面に類白色羊毛状のペリクルを伴い、後者は小型で傘がクリーム色、傘が中高で圧着したペリクルに覆われることなどで特徴づけられた。
分子系統解析の結果、Hymenagaricus属はHeinemannomyces属に近縁であったが、形態的に異なっていた。
R3-06063
ロシア、スヴェルドロフスク州におけるハラタケ類の新記録
New records of agaricoid fungi from Sverdlovsk Region, Russia
大菌輪-論文3行まとめ
ロシア、スヴェルドロフスク州から10種のハラタケ類を新産種として報告した。
そのうちCrepidotus crocophyllusなど5種をウラル新産種、Pleurotus eryngiiを西シベリア平原新産種として報告した。
各種についてウラル山脈および隣接する平原地域における分布を記述した。
R3-05579
クックフオン国立公園におけるフクロタケ属菌の新記録
New records of genus Volvariella (Pluteaceae) from Cuc Phuong National Park
大菌輪-論文3行まとめ
ベトナム、ニンビン省のクックフオン国立公園ににおいて大型菌類の調査を実施し、フクロタケ属5種を記録した。
そのうちVolvariella volvaceaなど4種を本国立公園における新産種として報告した。
各種の記載文などのほか、掲載種の検索表を掲載した。
R3-07153
アルゼンチン北部産のフクロタケ属菌
Volvariella (Pluteacae, Basidiomycota) en el Norte de la Argentina
大菌輪-論文3行まとめ
アルゼンチン北部からVolvariella taylorii、V. subxerophytica、およびV. pusillaの3種を報告した。
そのうちV. tayloriiをアルゼンチン新産種として報告した。
アルゼンチン北部産の本属菌の検索表を掲載した。
R3-08351
メキシコ、ソノラ州産のハラタケ目新産種
Nuevos registros de Agaricales de Sonora, México
大菌輪-論文3行まとめ
メキシコ、ソノラ州においてハラタケ目菌類114種を採集・同定した。
そのうち104種をソノラ州新産種として報告した。
Amanita daucipesとEntoloma byssisedumはメキシコからの2番目の報告となった。

比較対象としてのみ掲載

10件
R3-12663
Volvariella属の系統分類およびオマーン産の1新種と2新産種
Phylogeny of the genus Volvariella with the description of one new species and two new records from Oman
大菌輪-論文3行まとめ
オマーン、ドファール特別行政区で採集された菌を検討し、Volvariella darbaticaとして新種記載した。
本種は草地の地上に生じ、子実体が小型、傘が淡い帯桃色~淡褐色、つぼが帯褐色膜質、担子胞子が卵形~楕円形であることなどで特徴づけられた。
また、オマーン新産種としてV. cubensisとV. satheiを報告した。
R3-12633
インド、マハーラーシュトラ州産のHymenagaricus属およびXanthagaricus属新種
New species of Hymenagaricus and Xanthagaricus (Agaricaceae), from Maharashtra, India
大菌輪-論文3行まとめ
インド、マハーラーシュトラ州で採集された2種の菌を検討し、Hymenagaricus indicusおよびXanthagaricus nigrosquamosusとして新種記載した。
前者は子実体が小型で、傘中央部が褐色プレート状の小鱗片に覆われ、担子胞子が卵状楕円形~楕円形で平滑であることなどで特徴づけられた。
後者は傘が黄色で黒色鱗片を有し、担子胞子が広楕円形でSEM下で粗面であることなどで特徴づけられた。
R3-12187
Hymenagaricus属:系統、分岐年代推定、およびパキスタン産の3新種の記載
The genus Hymenagaricus: phylogeny, time divergence estimation, and the description of three new species from Pakistan
大菌輪-論文3行まとめ
パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州からHymenagaricusのH. floccosusなど3新種を記載した。
これによりアジア産の本属既知種は13種に増加し、他地域の種と合わせて24種となった。
また、Hymenagaricus属の分子系統解析と分岐年代推定を行い、この属が独立した系統として強く支持されること、本属の起源を約5180万年前のアジアと考えた。
R3-09317
トルコ産の新種Volvariella turcica、およびVolvariella属の複数遺伝子系統解析
Volvariella turcica, a new species from Turkey, and a multigene phylogeny of Volvariella
大菌輪-論文3行まとめ
トルコ、アイドゥン県の温帯林で採集された菌を検討し、Volvariella turcicaとして新種記載した。
本種は子実体が小型、傘が白色で中央部が淡黄褐色、つぼが黄褐色、担子胞子が小型、側シスチジアが瓶形、縁シスチジアが棍棒形~風船形であることなどで特徴づけられた。
本種と形態的に類似および系統的に近縁な種との相違点を記述した。
R3-06870
メキシコ新産種、Volvariella cubensis
First record of Volvariella cubensis (Murrill) Shaffer (Agaricales, Basidiomycota) from Mexico
大菌輪-論文3行まとめ
メキシコ、タマウリパス州で採集されたVolvariella cubensisをメキシコ新産種として報告した。
本報告はアメリカ大陸において最北の採集地の報告となった。
本種の記載文、生態写真、顕微鏡的形質のスケッチなどを掲載した。
R3-02629
インド産のフクロタケ属新種
A new species of Volvariella from India
大菌輪-論文3行まとめ
インド、マハーラーシュトラ州の草地で採集された菌を検討し、Volvariella satheiとして新種記載した。
本種は子実体が大型で白色、担子胞子が比較的小型であり、側シスチジアおよび縁シスチジアが円筒状棍棒形であることなどで特徴づけられた。
インド産のフクロタケ属およびVolvopluteus属菌の検索表を掲載した。
R3-01964
Volvariella dunensisの追加の記録:形態および分子の特徴づけ
Additional records of Volvariella dunensis (Basidiomycota, Agaricales): morphological and molecular characterization
大菌輪-論文3行まとめ
サルデーニャ島およびスペイン大西洋岸で採集され、形態に基づきVolvariella dunensisと同定されていた標本を再検討した。
両標本のITS領域の塩基配列をスペイン地中海沿岸産の標本と比較したところ、高い類似度が示されたことから、これらが全てV. dunensisであると考えた。
既知の全ての標本に基づき、本種の記載の改訂を行った。
R3-03050
アフリカの種、Volvariella acystidiataのヨーロッパからの初記録およびフクロタケ属の2新組み合わせ
Volvariella acystidiata (Agaricomycetes, Pluteaceae), an African species new to Europe, with two new combinations in Volvariella
大菌輪-論文3行まとめ
従来アフリカのザイールのみから知られていたVolvariella acystidiataをサルデーニャ島で採集し、ヨーロッパ新産種として報告した。
本種は子実体が中型で、担子胞子が大型の卵形~楕円形、シスチジアを一切欠くことなどで特徴づけられた。
また、V. nauseosaおよびV. strangulataの2種をVolvaria属からフクロタケ属に移した。
R3-05408
ポーランド新産種、Volvariella caesiotincta P. D. Orton
Volvariella caesiotincta P. D. Orton, a new species in the mycobiota of Poland
大菌輪-論文3行まとめ
ポーランド、ヴロツワフで採集されたVolvariella caesiotinctaをポーランド新産種として報告した。
本種はQuercus roburの腐朽材基部に発生していた。
本種はヨーロッパ諸国およびモロッコから報告されているが、稀産種であり各国のレッドリストに掲載されている種であった。
R3-03743
南米新産の新熱帯産ハラタケ類の稀産種、Volvariella cubensis
Volvariella cubensis: a rare neotropical agaric new to South America
大菌輪-論文3行まとめ
ブラジル、ペルナンブーコ州からVolvariella cubensisを南米新産種として報告した。
本種は都市部において腐朽材に発生し、子実体が中型、傘が暗灰褐色で微小な繊維に覆われ、つぼが厚いことなどで特徴づけられた。
本種の検討にあたり柄の組織に認められた”acrophysalide”類似の僅かに膨大した細胞について議論した。
Volvariella taylorii 2
差異 形質 出典
アルゼンチンに分布する 地理的分布 [2]
ベトナムに分布する 地理的分布 [1]
地上に発生する 生息環境 [1]
針葉樹林に生息する 生息環境 [1]
傘表面が乾性 表面性状 [2]
傘表面が乾燥している 表面性状 [1]
× 本種より子実体のサイズが大きい サイズ [2]
× 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく球形〜広楕円形 形状 [2]
× 本種と異なりつぼが帯灰色 [2]
× 本種と異なり傘が帯灰色 [2]
× 本種と異なり傘が白色ではなく類白色、帯灰色〜淡い帯褐色 [1]
× 本種と異なり傘表面が平滑ではなく毛状で皺がある 表面性状 [1]
[1] http://vietnamscience.vn/index.php/VJSTE/article/view/151
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459
Volvariella psammophila 1
差異 形質 出典
× 本種より子実体のサイズが大きい サイズ [2]
× 本種と異なりつぼが帯灰色 [2]
× 本種と異なり傘が帯灰色 [2]
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459
Volvariella islagarciae 1
差異 形質 出典
形態的に類似している(混同のおそれがある) 形態全般 [2]
つぼが幼時白色 [2]
傘の色が類似している [2]
× 本種より傘のサイズが大きい サイズ [2]
× 本種より担子胞子のサイズが大きい サイズ [2]
× 本種と異なり傘が放射状に裂ける 形状 [2]
× 本種と異なりつぼが成熟すると褐色になる [2]
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459
Volvariella hipopithys 1
差異 形質 出典
子実体のサイズが非常に類似している サイズ [2]
子実体の色が非常に類似している [2]
× 本種と異なり柄に毛を有する 表面性状 [2]
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459
Volvariella platensis 1
差異 形質 出典
アルゼンチンに分布する 地理的分布 [2]
形態的に類似している(同種の可能性が非常に高いとされる) 形態全般 [2]
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459
Volvariella subxerophytica 1
差異 形質 出典
子実体のサイズが小さい サイズ [2]
アルゼンチンに分布する 地理的分布 [2]
傘縁部の色が類似している [2]
傘表面が乾性 表面性状 [2]
× 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく球形〜広楕円形 形状 [2]
× 本種とつぼの色が異なる [2]
[2] http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S2175-78602017000601459

担子器

数量
  • 4胞子性 [1]
  • 4-spored [1]
  • 形状
  • 棍棒形 [1]
  • 縁シスチジア

    形状
  • 棍棒形 [1]
  • サイズ
  • (length) 21.0-60.0µm [1]
  • (width) 7.0-20.0µm [1]
  • シスチジア

    形状
  • 棍棒形 [1]
  • 子実体

  • [1]
  • 暗色 [1]
  • [1]
  • [1]
  • [1]
  • 表面性状
  • 乾性 [1]
  • 繊維状 [1]
  • 粘性 [1]
  • 平滑 [1]
  • 質感
  • 繊維状 [1]
  • 中空 [1]
  • 中実 [1]
  • 生息環境

    生息環境
  • 落葉 [1]
  • 土壌 [1]
  • 湿地 [1]
  • 表面性状
  • 湿性 [1]
  • 子実層シスチジア

    形状
  • 棍棒形 [1]
  • 子実層面

  • [1]
  • [1]
  • 子実層托

  • [1]
  • [1]
  • [1]
  • [1]
  • 位置
  • 離生 [1]
  • 有無
  • [1]
  • [1]
  • 暗色 [1]
  • [1]
  • 有無
  • [1]
  • 形状
  • 円錐 [1]
  • 凸形 [1]
  • 扁平 [1]
  • [1]
  • 中高 [1]
  • サイズ
  • (diameter) 0.5-2.5cm [1]
  • 表面性状
  • 乾性 [1]
  • 繊維状 [1]
  • 粘性 [1]
  • 質感
  • 繊維状 [1]
  • 側シスチジア

    形状
  • 棍棒形 [1]
  • サイズ
  • (length) 24.0-70.0µm [1]
  • (width) 7.0-20.0µm [1]
  • 胞子

    形状
  • [1]
  • サイズ
  • (length) 5.7-7.5µm [1]
  • (width) 4.5-6.5µm [1]
  • [1]
  • [1]
  • 形状
  • 波状 [1]
  • 先細 [1]
  • サイズ
  • 3-6 cm [1]
  • 表面性状
  • 繊維状 [1]
  • 平滑 [1]
  • 質感
  • 繊維状 [1]
  • 中空 [1]
  • 中実 [1]
  • 参考文献

    [1] https://www.imskolkata.org/pdf/march21/march01-page07.pdf

    ※上の表のデータは記載文から半自動的に抽出されたものです。正確な情報は必ず元の文献で確認してください。

    Notice: The data in the table above is semi-automatically extracted from the description. Please be sure to check the original documents for accurate information.