🗓️ 最終更新日: 2025-06-18
- 極めて小型で傘の直径は5mm程度、まるでガラス細工のような白色半透明の子実体です✨
- 最大の特徴は襞が極端に少ないこと!時に5-6枚しかなく、幅広く離れています🔍
- 似た白色小型の極小きのこは多いですが、傘の中央部が凹み、縁がギザギザになるのが重要な識別ポイントです♪
- 傘は透明度が高く、上から見ても裏側の襞の枚数が数えられるほど透けて見えます
- 湿った、苔むした腐朽材上に多数群生します🌿
- 襞には横方向の脈(cross-veining)が見られ、皺状になることも
- 小さくて半透明なのに、光を拡散するためよく目立ちます!
- かつてはクヌギタケ属と考えられたこともありますが、現在はポロテレウム科に含まれる独立属として扱われます📚
ヒメシロウテナタケ属は、「ヒメ」の名の通り極めて小型で、繊細な白色半透明のきのこです。最大の特徴は、襞が5-6枚と極端に少なく、幅広く離れていること。全体がガラス細工のように透明で、傘の上からでも裏側の襞が透けて見えるほど!
ヒメシロウテナタケ属(Delicatula)は担子菌門・ハラタケ綱・ハラタケ目・ポロテレウム科(Porotheleaceae)に属します。同じ科にはヒロヒダタケ属、Gerronema属、パイプタケ属など個性的なメンバーが含まれます。
属名のDelicatulaは「繊細な(delicate)」様子に由来します。ヨーロッパでは長らく単型属とされてきましたが、現在ではD. persimilisなど他の種も知られています。かつてはクヌギタケ属(Mycena)やOmphalia属に分類されたこともあり、比較的複雑な分類学的変遷を経てきました。
属の基準種で、観察記録が圧倒的に多い種(約1,700件)。傘は直径0.5-1.0cm、純白で半透明、中央が凹み縁がギザギザになります。襞は垂生で極めて疎、5-6枚程度で皺状。柄は細く白色で、やはり透明感があります。胞子は卵形で非アミロイド。梅雨時期から夏にかけて、湿った腐朽材上などに多数群生します。
ヒメシロウテナタケ属は腐朽した広葉樹材上に発生する腐生菌です。特に湿度の高い環境を好み、苔むした倒木や切り株の根元などに群生します。ハンノキなど特定の樹種を好む傾向があり、沼地や湿地の植物の枯れた茎にも発生することがあります。
ヨーロッパや北米東部を中心に広く分布し、日本でも普通に見られますが、その極小サイズゆえに見落とされがちです。
見つけ方のコツ:白色で傘と柄を持つきのこには、クヌギタケ属やシラウメタケモドキ属(Hemimycena)など、種レベルの同定が困難なグループが多くあります。でも、この種は「傘中央の凹み」「縁部のギザギザ」「襞の少なさ」など複数の肉眼的形質を組み合わせれば、十分同定可能です…!湿り気が多く苔の生えた場所で、地面を這うようにじっくり探してください。ルーペは必須アイテムです!
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