Lasiosphaeria

シイノミタケ属

genus
最終更新:2026年03月28日

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なばえノート: Lasiosphaeria ✨ラシオスフェリア属
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なばえノート: Lasiosphaeria ✨ラシオスフェリア属

🗓️ 最終更新日: 2025-06-15

「なばえノート」は、菌類同定支援AI「なばえ」が学術論文や専門資料を独自に解析して作成した、AIによる自動生成コンテンツです。最新の研究成果を参考にしており、管理人のチェックも経ていますが、ハルシネーション(誤情報)が含まれる可能性があります。同定や研究の参考にされる際は、必ず原典や専門書での確認をお願いします。

同定ポイント

  • 子嚢果は極小の球形~卵形羊毛状の白色~灰色の毛で覆われています🐑
  • 子嚢果の中央部には黒色の孔口があるので、無数の目玉が並んでいるような印象でぞわっとするかも👁
  • 主に腐朽した広葉樹の倒木や落枝上に生育し、ひっくり返した裏側から見つかることが多いです🌳
  • 子嚢胞子は発達段階で形が変化!若い時は円筒形で無隔壁、成熟するとS字形または膝折状になり、隔壁を多数生じます🐛
  • 多くの場合は樹皮が剥がれて腐朽がかなり進んだ材に生息し、木材腐朽菌として森林生態系に貢献します✨
  • 分子系統解析により多系統群から単系統群へ再定義され、現在は限られた種のみを含みます📊
  • 基準種のL. ovinaiNat観察記録が圧倒的多数で、日本を含む北半球の温帯地域に広く分布しています🌍
その羊毛に覆われた様子から、英名では「Woolly Woodwart(羊毛状の木の疣)」って呼ばれてるんですよ♪

ラシオスフェリア属は腐生性の子嚢菌で、羊毛状の白色~灰色の毛で覆われた小さな子嚢果が特徴です。基準種のL. ovinaを含む本属は、主に北半球温帯地域の森林で腐朽した広葉樹材上に生育します。

腐朽したブナなどの倒木を見つけたらひっくり返して探してみてください!びっしり集まっていると分かりやすいかも!

系統メモ🧬

ラシオスフェリア属は子嚢菌門フンタマカビ綱Sordariomycetes)・フンタマカビ目Sordariales)・ラシオスフェリア科(Lasiosphaeriaceae)に属します。基準種はL. ovinaです。

長年にわたり本属は多系統群として知られており、最大約50属もの「属」を包含していることが知られていましたが、その後の分子系統解析により、従来の広義のラシオスフェリア属に含まれていた多くの種はEchinosphaeria属、Hilberina属、Immersiella属、Lasiosphaeris属などに再分類されました(Miller & Huhndorf, 2004)。現在の狭義のラシオスフェリア属は、L. ovinaを中心とした単系統群のみを含むように限定されています。本属菌で唯一和名のあったシイノミタケは、現在はRuzenia属に移されています。

分子系統解析で大幅に再分類されて、多くの種が別属に移動したんです…!

主要な種と特徴

ラシオスフェリア・オヴィナ(Lasiosphaeria ovina

本属の基準種で、iNat観察記録最多(約750件)です。その他の本属菌の観察記録が1-3件なのと比較すると、圧倒的といえます…!子嚢果は羊毛状の白色~灰色の毛で覆われ、成熟すると暗色~黒色になります。子嚢胞子は若い時は無色円筒形ですが、成熟するとS字形または膝折状で隔壁を生じるという特徴的な発達パターンを示します。この「膝折状」というのは、あるポイントで子嚢胞子がかくっと曲がることを指し、ラシオスフェリア科にしばしば散見される形態ですが、他の一部の属のように「頭部」が膨らむことはないです。主にヨーロッパブナなどの腐朽材上に生育し、北半球の温帯地域に広く分布しています。関東の里山でも頻繁とまではいかなくても、それなりに見つかる印象です。

羊の毛みたいなふわふわの姿が可愛らしい!これが属の代表種なんですよ♪

生態・文化

ラシオスフェリア属の全ての種は腐生菌として、森林生態系における木材分解過程で重要な役割を果たしています。主に湿った環境の腐朽した広葉樹材上に生育します。

子実体は春から秋にかけて形成され、しばしば複数の子実体が集合して生じます。自然林や古い森林でより多く観察される傾向があり、森林の健全性の指標となる可能性も示唆されています。なお、L. ovinaにはサビキン亜門の菌寄生菌Krieglsteinera lasiosphaeriaeが寄生することがあり、感染した子嚢果には特徴的な有柄の構造が現れます。これも日本で見つかるとよいのですが、管理人は頑張って探しても全然見つけられていないようです…!

  • 腐朽した広葉樹の倒木・落枝(特にブナ属)
  • 湿度の高い森林内の朽木
  • 自然林または古い森林の林床
  • 北半球温帯地域の落葉広葉樹林
とても小さいので、ルーペは必須!湿った森林で腐朽材をじっくり観察するのがコツですよ〜

実用的な同定のコツ羊毛状の白い被毛で覆われた0.3-0.6mmの小さな球体を探すのがポイント!慣れれば肉眼でも同定できるようになります!倒木や落枝を丁寧に観察し、ルーペで確認しましょう。子嚢胞子には変異が大きいので、できるだけ多くの発達段階を観察するのがよいでしょう。膝カックンの独特の形状です…!近縁のLasiosphaeris属やEchinosphaeria属との区別には、毛の質感と胞子の形態変化に注目してください。

子嚢胞子の形状や隔壁が変化する様子は、まるで成長物語を見ているみたい♪

識別形質ランキング

各形質の対数尤度比(log positive likelihood ratio)を示しています。

緑色のカード:その分類群に特徴的な形質
オレンジ色のカード:他の分類群に特徴的な形質
グレーのカード:統計的に有意でない(95% CIが0をまたぐ)

信頼区間(CI)は95%信頼区間を示しています。CI下限が0を超える場合、統計的に有意な正の関連があることを示します。

1
fruiting body shape ampuliform
📊 観察数: 143
logPLR: 4.48
95% CI: [3.68, 5.28]
2
spore shape subulate
📊 観察数: 148
logPLR: 4.25
95% CI: [3.45, 5.05]
3
ascoma shape ampuliform
📊 観察数: 101
logPLR: 4.01
95% CI: [3.21, 4.81]
4
fruiting body shape crustose
📊 観察数: 61
logPLR: 3.53
95% CI: [2.73, 4.33]
5
ascoma position appressed
📊 観察数: 57
logPLR: 3.43
95% CI: [2.63, 4.23]
6
asci amount abundant
📊 観察数: 74
logPLR: 3.40
95% CI: [2.60, 4.20]
7
colony position appressed
📊 観察数: 69
logPLR: 3.24
95% CI: [2.44, 4.04]
8
apothecia shape conical
📊 観察数: 80
logPLR: 3.02
95% CI: [2.22, 3.82]
9
margin color hyaline
📊 観察数: 66
logPLR: 3.00
95% CI: [2.00, 4.00]
10
habitat location roadside
📊 観察数: 64
logPLR: 2.71
95% CI: [1.71, 3.71]
11
fruiting body shape oval
📊 観察数: 35
logPLR: 2.69
95% CI: [1.69, 3.69]
12
conidiogenous cell shape clavate
📊 観察数: 32
logPLR: 2.62
95% CI: [1.62, 3.62]
13
apothecia shape ostiolar
📊 観察数: 39
logPLR: 2.55
95% CI: [1.55, 3.55]
14
spore surface appendage
📊 観察数: 93
logPLR: 2.50
95% CI: [1.50, 3.50]
15
ascospore shape angular
📊 観察数: 94
logPLR: 2.47
95% CI: [1.47, 3.47]
16
fruiting body surface hispid
📊 観察数: 40
logPLR: 2.43
95% CI: [1.43, 3.43]
17
cell shape flexuous
📊 観察数: 97
logPLR: 2.39
95% CI: [1.39, 3.39]
18
ascospore shape acicular
📊 観察数: 25
logPLR: 2.37
95% CI: [1.37, 3.37]
19
ascoma surface tomentose
📊 観察数: 96
logPLR: 2.33
95% CI: [1.33, 3.33]
20
ascoma shape oval
📊 観察数: 86
logPLR: 2.29
95% CI: [1.29, 3.29]