2025年3月23日 (仮訳)タイ北部産Amanita属菌の研究 Sanmee, R. et al. 2008. Studies on Amanita (Basidiomycetes: Amanitaceae) in Northern Thailand. Fungal Diversity. Available at: https://www.fungaldiversity.org/fdp/sfdp/32-7.pdf [Accessed March 23, 2025] 【R3-12637】2025/3/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ北部においてAmanita属菌の包括的調査を実施し、25分類群を記録し、そのうち18分類群をタイから初めて報告した。 各分類群について形態、生態に関する情報や検索表などを掲載したほか、ヨーロッパや北米の種名がアジアの標本に誤適用されてきた事例を指摘した。 また、A. pudibundaのホロタイプ標本を検討したほか、タイにおける本属菌の食毒や中毒事例についても言及した。 (その他掲載種) Amanita aff. mira Corner & Bas (タイ新産種) Amanita obsita Corner & Bas (タイ新産種) Amanita rubrovolvata S. Imai ヒメベニテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita frostiana 本種と異なり傘が黄橙色 本種と異なり傘縁部に短い条線をあらわす 本種と異なりつぼが幼菌の頃から黄色である 本種と異なり担子器基部に”common clamp”を有する 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい (その他掲載種) Amanita siamensis Sanmee, Zhu L. Yang, P. Lumyong & Lumyong 【よく似た種との区別】 Amanita rufoferruginea(カバイロコナテングタケ) 東アジアに分布する 本種と異なり子実体が帯黄褐色 本種と異なり子実体表面に帯赤褐色のつぼの名残を伴う 本種と異なり担子胞子が球形~類球形 Amanita rubrovolvata(ヒメベニテングタケ) タイに分布する つばを有する 本種と異なり傘が帯緑黄色~帯オリーブ黄褐色ではなく帯赤橙色で縁部にかけて淡色 本種と異なり傘表面のつぼの名残が肉桂黄褐色ではなく黄色~橙色~赤色 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい (タイ新産種) Amanita sinensis Zhu L. Yang ハイカグラテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita subglobosa タイに分布する 本種と異なり傘が帯褐灰色ではなくティーブラウン~帯褐色 本種と異なり傘表面のつぼの名残が暗灰色ではなく汚白色~クリーム色 本種と異なり柄基部および塊茎上部が灰色羊毛状のつぼの名残に覆われるのではなく類白色羊毛状のつぼの名残に覆われる 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子のQ値が小さい (タイ新産種) Amanita subglobosa Zhu L. Yang 【よく似た種との区別】 Amanita sinensis(ハイカグラテングタケ) タイに分布する 本種と異なり傘がティーブラウン~帯褐色ではなく帯褐灰色 本種と異なり傘表面のつぼの名残が汚白色~クリーム色ではなく暗灰色 本種と異なり柄基部および塊茎上部が類白色羊毛状のつぼの名残に覆われるのではなく灰色羊毛状のつぼの名残に覆われる 本種より担子胞子が長い 本種より担子胞子のQ値が大きい Amanita ibotengutake(イボテングタケ) 形態的に顕著に類似している 本種と分子系統解析で区別できるとされる (タイ新産種) Amanita chepangiana Tulloss & Bhandary ナンヨウシロタマゴタケ 【よく似た種との区別】 Amanita princeps タイに分布する 本種と異なり傘が主に白色ではなく中央部が帯褐色で縁部にかけて淡色 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい (その他掲載種) Amanita hemibapha (Berkeley & Broome) Saccardo ※論文中ではsensu latoとして掲載されている。 (その他掲載種) Amanita princeps Corner & Bas 【よく似た種との区別】 Amanita chepangiana(ナンヨウシロタマゴタケ) タイに分布する 本種と異なり傘が中央部が帯褐色で縁部にかけて淡色ではなく主に白色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい (その他掲載種) Amanita angustilamellata (Höhnel) Boedijn (タイ新産種) Amanita ovalispora Boedijn (その他掲載種) Amanita pudibunda R. Heim 【よく似た種との区別】 Amanita annulatovaginata 柄上部に脆い装飾を有する 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子の形状が類似している 本種と異なり傘表面をつぼの名残が覆うという特徴を欠く (タイ新産種) Amanita avellaneosquamosa (S. Imai) S. Imai アクイロウロコツルタケ 【よく似た種との区別】 Amanita volvata 本種と異なり肉が傷つくと帯桃色~赤褐色になる 本種と異なりつぼの名残の内層が繊維状~羊毛状 本種より子実下層が厚い 本種と異なり子実下層が膨大した(2-)3-4(-5)層の細胞からなる 本種より担子胞子のサイズがやや大きい Amanita clarisquamosa(シロウロコツルタケ) タイに分布する 本種と異なり傘表面がクリーム色~帯黄褐色の穀粉状~羊毛状パッチではなく帯褐色または褐色のパッチ状、繊維状で稀に膜質の外被膜に覆われる 本種より傘縁部の条線が短い 本種ほど襞の間隔が密でない 本種ほどつぼが側方に扁圧されない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子のQ値平均が小さい (タイ新産種) Amanita clarisquamosa (S. Imai) S. Imai シロウロコツルタケ 【よく似た種との区別】 Amanita avellaneosquamosa(アクイロウロコツルタケ) タイに分布する 本種と異なり傘表面が帯褐色または褐色のパッチ状、繊維状で稀に膜質の外被膜ではなくクリーム色~帯黄褐色の穀粉状~羊毛状パッチに覆われる 本種より傘縁部の条線が長い 本種より襞の間隔が密 本種よりつぼが側方に扁圧される 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種より担子胞子のQ値平均が大きい (タイ新産種) Amanita alboflavescens Hongo キウロコテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita crassifolia 本種より襞が厚い 本種と異なり菌糸に”common clamps”を欠くのではなく有する (タイ新産種) Amanita hongoi Bas シロオニタケモドキ 【よく似た種との区別】 Amanita castanopsis 本種と異なり担子胞子が長形 本種と異なり担子器基部に”common clamps”を欠くのではなく有する (タイ新産種) Amanita japonica Hongo ex Bas ハイイロオニタケ 【よく似た種との区別】 Amanita miculifera(ハイイロテングタケ) 本種と異なり傘が扁平~円錐形 本種と異なり傘表面に脆い疣状のつぼの名残を有する 本種と異なり柄基部の塊茎が顕著な放射状 本種と異なりつぼの名残の顕微鏡的構造が無秩序である Amanita griseoverrucosa 本種より傘表面のつぼの名残が淡色 本種ほど柄基部が根状塊茎状でない 本種と異なり菌糸にクランプを欠く Amanita eijii(ササクレシロオニタケ) 本種より子実体のサイズがしばしば大きい 本種と異なり子実体が老成または切断すると帯桃色~帯褐色になる 本種と異なり柄下部および塊茎部上部の表面が顕著な反曲した鱗片状 本種と異なりつばが時に永存性 本種と異なりつばが膜質またはやや膜質 本種より担子胞子のサイズが大きい Amanita virgineoides(シロオニタケ) タイに分布する 担子器基部にしばしばクランプを有する 本種と異なり傘が帯灰色または灰色ではなく白色 本種と異なり柄基部の塊茎が細長く根状なのではなく細長くなく根状にもならない 本種より担子胞子の幅が広い 本種より担子胞子のQ値が小さい (その他掲載種) Amanita sculpta Corner & Bas チャオニテングタケ (タイ新産種) Amanita virgineoides Bas シロオニタケ 【よく似た種との区別】 Amanita japonica(ハイイロオニタケ) タイに分布する 担子器基部にしばしばクランプを有する 本種と異なり傘が白色ではなく帯灰色または灰色 本種と異なり柄基部の塊茎が細長くなく根状にもならないのではなく細長く根状 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値が大きい Amanita eijii(ササクレシロオニタケ) 本種と異なり襞が帯桃色 本種と異なり実質が帯桃色 本種より担子胞子のサイズが大きい (タイ新産種) Amanita fuliginea Hongo クロタマゴテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita elephas 本種と異なりつばが白色 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形 (タイ新産種) Amanita manginiana Hariot & Patouillard ※論文中ではsensu W.F. Chiuとして掲載されている。 (タイ新産種) Amanita pseudoporphyria Hongo コテングタケモドキ (タイ新産種) Amanita flavipes S. Imai コガネテングタケ ※論文中ではsensu latoとして掲載されている。 (タイ新産種) Amanita fritillaria (Saccardo) Saccardo (タイ新産種) Amanita sinocitrina Zhu L. Yang, Zuo H. Chen & Z.G. Zhang キチャコタマゴテングタケ 【よく似た種との区別】 Amanita bulbosa var. citrina 本種と傘の色が異なる 本種ほど傘表面のつぼの名残が暗色でない 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい