Tulostoma squamosum

(J.F. Gmelin) Persoon

ウロコケシボウズタケ

シノニム一覧:

Lycoperdon palmatum, Lycoperdon squamosum, Tulostoma barlae, Tulostoma bresadolae, Tulostoma imbricatum, Tulostoma mammosum var. squamosum, Tulostoma mussooriense, Tulostoma verrucosum

和名の出典:

日本産きのこ目録2020

掲載論文

5件
R3-07126
形態形質および分子系統解析に基づくインド新産種Tulostoma squamosum
New record of Tulostoma squamosum (Agaricales: Basidiomycota) from India based on morphological features and phylogenetic analysis
大菌輪-論文3行まとめ
インド、西ベンガル州で採集されたTulostoma squamosumをインド新産種として報告した。
インド産標本は原記載によく一致したが、子実体および担子胞子のサイズがより大きい点が異なっていた。
ITS領域に基づく分子系統解析を実施した。
R3-05676
菌類DNAバーコード (ITS nrDNA) によりマケドニア産ケシボウズタケ属菌の想定を超えた多様性が明らかになった
Fungal DNA barcode (ITS nrDNA) reveals more diversity than expected in Tulostoma from Macedonia
大菌輪-論文3行まとめ
マケドニアにおけるケシボウズタケ属菌の多様性を明らかにする目的で、形態に基づき同定された4種64標本を対象に分子生物学的解析を実施した。
ITSバーコード配列に基づき10種の既知種を同定した。
また、4種の未同定種を認め、マケドニアにおいて本属菌が少なくとも14種存在することが示された。
R3-02169
パキスタン産の新種Tulostoma ahmadiiおよびT. squamosum
Tulostoma ahmadii sp. nov. and T. squamosum from Pakistan
大菌輪-論文3行まとめ
パキスタンの亜熱帯マツ林において見出された菌を検討し、Tulostoma ahmadiiとして新種記載した。
本種は外皮表面が疣状で、柄に濃い帯赤褐色の鱗片を伴い、基部が塊茎状、担子胞子が比較的大型であることなどで特徴づけられた。
また、パキスタン新産種として、従来トルコ、グルジア、インド、スウェーデン、オーストリア、マケドニアから知られていたT. squamosumを報告した。
R3-11079
スロバキア産Tulostoma属菌
The genus Tulostoma in Slovakia
大菌輪-論文3行まとめ
スロバキアにおける野外調査で見出されたTulostoma属菌を報告した。
絶滅危惧種としてレッドリストに記載されているT. kotlabaeも記録した。
スロバキアおよび隣接地域に産する本属菌の暫定版検索表を掲載した。
R3-08474
スペイン産Tulostoma属菌の新規データ (4)
Nuevos datos sobre el género Tulostoma (Gasteromycetes) en España. IV
大菌輪-論文3行まとめ
スペイン産Tulostoma属11分類群を報告した。
そのうちバルセロナ県で採集されたT. crassipesをスペイン新産種として報告した。
各種について観察記録、標本情報などを掲載したほか、スペインにおける本属各種の発生頻度表を作成した。

比較対象としてのみ掲載

9件
R3-13248
MEXU国立菌類標本館所蔵のTulostoma属菌の系統的再検討:新産種および新種
Systematic review of Tulostoma (Agaricomycetes: Agaricales) from MEXU National Fungarium: new records and new species
大菌輪-論文3行まとめ
メキシコ国立植物標本館の菌類コレクションに収蔵されているTulostoma属標本11点について形態学的検討および分子系統解析を実施した。
そこからT. elvirae、T. evangelinae、T. teophiliの3新種を記載した。
また、メキシコにおける既知種としてT. exasperatum、T. rufum、T. simulansを同定し、T. punctatumをメキシコ新産種として報告した。
R3-11819
メキシコ産の有柄ホコリタケ類の新種、Tulostoma subreticulatum
Tulostoma subreticulatum (Agaricomycetes, Agaricales): a new species of stalked puffball from Mexico
大菌輪-論文3行まとめ
メキシコ、タバスコ州の熱帯林で採集された菌を検討し、Tulostoma subreticulatumとして新種記載した。
本種は子実体が小型~中型で孔口が管状、外皮表面が疣状、内皮が赤褐色、担子胞子表面がやや網目状であることなどで特徴づけられた。
本種を含む、疣状の外皮と管状の孔口を有する種の検索表を掲載した。
R3-11252
新熱帯産有柄ホコリタケ類の多様性:網目状胞子を有するTulostoma属2新種
Diversity of Neotropical stalked-puffball: Two new species of Tulostoma with reticulated spores
大菌輪-論文3行まとめ
形態学的検討、分子系統解析、および地理的分布に基づき、ブラジルから網目状胞子を有するTulostoma属の2新種を記載した。
T. mucugeenseは砂質土壌に生じ外皮が疣状、口が繊維状、T. paratyenseは材生息菌で外皮が刺状、口が繊維状~長縁毛状であることなどで特徴づけられた。
また、T. ridleyiについて両新種との相違点を記述した。
R3-11020
新熱帯産のTulostoma属2新種
Two new species of Tulostoma (Agaricales, Basidiomycota) from the Neotropics
大菌輪-論文3行まとめ
ブラジル、ペルナンブーコ州のカーチンガ・バイオームからTulostoma catimbauenseおよびT. deltaconcavumの2新種を記載した。
前者は口が明確な管状、担子胞子の装飾が粗い網目状で油滴を含み、短い嘴状突起を有することなどで特徴づけられた。
後者は外皮が褐色膜状で鱗片化し、口が円形、柄に条線を有し、担子胞子にSEM下で凹んだ三角形の刺状装飾を認めることなどで特徴づけられた。
R3-12033
Tulostoma loonbanglaense:光学・走査型電子顕微鏡およびDNAバーコーディング技術を用いて見出されたアザド・ジャンムー・カシミール産の新種
Tulostoma loonbanglaense: A new species from Azad Jammu and Kashmir using light and scanning electron microscopy and DNA barcoding technique
大菌輪-論文3行まとめ
パキスタンのアザド・カシミールで採集された腹菌の一種を検討し、Tulostoma loonbanglaenseとして新種記載した。
本種は担子胞子が小型で球形~類球形、幅広く孤立し圧着した刺を有することなどで特徴づけられた。
本種はアザド・カシミールから初めて肉眼・顕微鏡的観察と系統解析を基に報告されたTulostoma属菌となった。
R3-05817
メキシコ、ソノラ州産の新種Tulostoma rufescens
Tulostoma rufescens sp. nov. from Sonora, Mexico
大菌輪-論文3行まとめ
メキシコ、ソノラ州の砂質土壌に生じた菌を検討し、Tulostoma rufescensとして新種記載した。
本種は”spore sac”が小型~中型、外皮が薄い膜質で内皮が帯桃色、柄がねじれて基部が塊茎状であることなどで特徴づけられた。
担子胞子の装飾は顕著な小刺状で時にやや網目状をなし、弾糸はほぼ無色で膨大し、隔壁が着色していた。
R3-05811
50年前にキューバで採集された16種の腹菌類
Sixteen gasteromycetes collected in Cuba 50 years ago
大菌輪-論文3行まとめ
キューバにおいて50年前に採集された16種の腹菌類を報告した。
そのうちDisciseda hyalothrixなど5種をキューバ新産種として報告した。
各種について記載文、顕微鏡写真、分布などを掲載した。
R3-05234
ブラジルの大西洋岸森林から報告された有柄ホコリタケ類の稀産種、Tulostoma reticulatum
Tulostoma reticulatum (Agaricales, Basidiomycota), a rare stalked puffball reported from the Brazilian Atlantic rainforest
大菌輪-論文3行まとめ
従来オーストラリアのみから知られていた稀産種のTulostoma reticulatumを、ブラジルの大西洋岸森林から報告した。
本種は砂質土壌に発生し、オーストラリア産標本とは柄のサイズが小さい以外は非常に類似していた。
本種の記載文、担子胞子のSEM写真などを掲載したほか、同属他種との相違点を挙げた。
R3-00797
アルゼンチン中部、コルドバ山地のPolylepis australisの林から見出された新種Tulostoma domingueziae
Tulostoma domingueziae sp. nov. from Polylepis australis woodlands in Cordoba Mountains, central Argentina
大菌輪-論文3行まとめ
アルゼンチン中部のPolylepis australisの林で見出された菌を、Tulostoma domingueziaeとして新種記載した。
本種は外皮が疣状で、柄が回旋状で脱落性の薄い鱗片に覆われ、口が僅かに突出し、ソケットが最大6つの歯牙状の懸垂する膜を伴うことなどで特徴づけられた。
ITSおよびnLSUに基づく分子系統解析で、本種は塩基配列のデータがあるどのケシボウズタケ属菌とも異なる系統を形成した。
Tulostoma moravecii 1
差異 形質 出典
ヨーロッパに分布する 地理的分布 [1]
口部が全縁 形状 [1]
孔縁盤に褐色の環紋をあらわす 表面性状 [1]
外皮が膜質 質感 [1]
× 本種と異なりスロバキアにおける分布が知られていない 地理的分布 [1]
× 本種と異なり弾糸に結晶プラークを欠くのではなく有する 有無 [1]
× 本種と異なり外皮が暗黄褐色〜帯褐色ではなく白色 [1]
× 本種と異なり柄が帯赤褐色〜暗褐色ではなく黄褐色〜材木色 [1]
× 本種と異なり外皮に小区画状模様をあらわさない 表面性状 [1]
× 本種と異なり担子胞子表面が小刺状ではなく粗面〜疣状 表面性状 [1]
[1] http://mykospol.sk/wp-content/uploads/2019/04/CATATH10.pdf
Tulostoma ahmadii 2
差異 形質 出典
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 分子系統解析 [4]
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIに含まれる) 分子系統解析 [3]
パキスタンに分布する 地理的分布 [3]
× 本種より外皮のサイズが大きい サイズ [3]
× 本種より弾糸が薄壁 サイズ [3]
× 本種より弾糸の幅が狭い サイズ [3]
× 本種より担子胞子のサイズがやや大きい サイズ [4]
× 本種より担子胞子のサイズが大きい サイズ [3]
× 本種より柄のサイズがずっと小さい サイズ [4]
× 本種より柄のサイズが大きい サイズ [3]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [4]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [3]
× 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 地理的分布 [4]
× 本種と異なりトルコ、グルジア、インド、スウェーデン、オーストリア、マケドニアにおける分布が知られていない 地理的分布 [3]
× 本種と異なりソケットが歯牙状および同心円状に配列した膜からなる 形状 [4]
× 本種と異なり弾糸が盛んに分枝するという特徴を欠く 形状 [3]
× 本種と異なり内皮が帯桃色 [4]
× 本種と異なり内皮が暗色で汚い帯赤褐色ではなく帯桃色 [3]
× 本種と異なり外皮が淡い帯オリーブ褐色 [4]
× 本種と異なり外皮に圧着した〜瓦重ね状の鱗片を伴わない 表面性状 [3]
× 本種と異なり柄の表面がほぼ平滑ではなく鱗片状〜皺状 表面性状 [3]
[3] http://online.journals.tubitak.gov.tr/openInPressDocument.htm?fileID=597337&no=114045&fileType=Report
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663
Tulostoma bruchi 1
差異 形質 出典
× 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 地理的分布 [4]
× 本種と異なり孔口が円形 形状 [4]
× 本種と異なり担子胞子が乳頭状 形状 [4]
× 本種と異なり柄表面が皺状 表面性状 [4]
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663
Tulostoma brumale (ケシボウズタケ) 2
差異 形質 出典
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 分子系統解析 [4]
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 分子系統解析 [2]
マケドニアに分布する 地理的分布 [2]
形態的に類似している(混同されることがある) 形態全般 [2]
× 本種より担子胞子のサイズが小さい サイズ [4]
× 本種より柄が短い サイズ [4]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [4]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [2]
× 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 地理的分布 [4]
× 本種と担子胞子の形態が異なる 形態全般 [2]
× 本種と柄の形態が異なる 形態全般 [2]
× 本種と異なり外皮が帯灰橙色および帯黄橙色ではなく外側が肉桂褐色〜淡い帯褐色で内部が類白色 [4]
× 本種と異なり柄が褐色ではなく藁黄色〜淡褐色 [4]
× 本種と異なり担子胞子の装飾が小刺状ではなく小型の疣状 表面性状 [4]
[2] http://online.journals.tubitak.gov.tr/openInPressDocument.htm?fileID=1061629&no=189607&fileType=Report%20Document
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663
Tulostoma dennisii 1
差異 形質 出典
× 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 地理的分布 [4]
× 本種と異なり”spore-sac”が球形ではなく窪んだ球形 形状 [4]
× 本種と異なり柄基部が小さな塊茎状 形状 [4]
× 本種と異なり菌核を生じる 有無 [4]
× 本種と異なり外皮表面が平滑〜不明瞭な網目状ではなく鱗片状 表面性状 [4]
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663
Tulostoma dumeticola 1
差異 形質 出典
× 本種と異なりインドにおける分布が知られていない 地理的分布 [4]
× 本種と異なり孔口が円形 形状 [4]
× 本種と異なり外皮表面が平滑〜不明瞭な網目状ではなくいくぶんビロード状で小さな瘤状のパッチをなす 表面性状 [4]
× 本種と異なり担子胞子表面の刺状装飾がほぼ網目状をなす 表面性状 [4]
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663
Tulostoma subsquamosum 2
差異 形質 出典
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 分子系統解析 [4]
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 分子系統解析 [2]
インドに分布する 地理的分布 [4]
マケドニアに分布する 地理的分布 [2]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [4]
× ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 分子系統解析 [2]
× 本種と異なりソケットが柄から裂けた膜によって分離する 形状 [4]
× 本種と異なり孔口が円形 形状 [4]
× 本種と異なり外皮表面が平滑〜不明瞭な網目状ではなく薄い鱗片状 表面性状 [4]
× 本種より担子胞子の装飾の丈が高い 表面性状 [4]
[2] http://online.journals.tubitak.gov.tr/openInPressDocument.htm?fileID=1061629&no=189607&fileType=Report%20Document
[4] https://threatenedtaxa.org/index.php/JoTT/article/view/5663

スポアサック

サイズ
(up to 60 x 4 mm) up to 60 x 4 mm [6]
(up to 100 x 3 mm) up to 100 x 3 mm [4]
(20-50 x 2-4 mm) 20-50 x 2-4 mm [2]
(up to 55 x 4 mm) up to 55 x 4 mm [5]
(2-6 cm tall at top, 2-3 mm thick at base) 2-6 cm tall at top, 2-3 mm thick at base [7]

endoperidium cells

サイズ
(15-30 x 6-11 um) 15-30 x 6-11 um [6]

子実体

capillitium hyphae

サイズ
(4.0-8.0 µm broad) 4.0-8.0 µm broad [1]

gleba hyphae

サイズ
(6.0-12.0 µm broad) 6.0-12.0 µm broad [1]
(0.4-0.8 µm thick) 0.4-0.8 µm thick [1]

stalk surface hyphae

サイズ
(6.0-9.0 µm broad) 6.0-9.0 µm broad [1]

基部塊茎

参考文献

[1] 10.11609/jott.5663.12.3.15375-15381
[2] http://mykospol.sk/wp-content/uploads/2019/04/CATATH10.pdf#page=5
[3] https://ikilog.biodic.go.jp/rdbdata/files/explanatory_pdf/21plant5.pdf
[4] https://www.mycobank.org/details/26/36549 (as Tulostoma mussooriense)
[5] https://www.mycobank.org/details/26/36826 (as Lycoperdon squamosum)
[6] https://www.mycobank.org/details/26/36838 (as Tulostoma verrucosum)
[7] https://www.mycobank.org/details/26/43451 (as Tulostoma mussooriense)
[8] 京都府レッドデータブック2015 (as ウロコケシボウズタケ)
[9] 日本のきのこ 増補改訂新版 (as ウロコケシボウズタケ)

※上の表のデータは記載文から半自動的に抽出されたものです。正確な情報は必ず元の文献で確認してください。

Notice: The data in the table above is semi-automatically extracted from the description. Please be sure to check the original documents for accurate information.